悲しいニュースが飛び込んできました。
新型コロナ感染の10代男性が死亡 基礎疾患なし さいたまhttps://www3.nhk.or.jp/news/html/20220216/k10013487991000.html
デルタかオミクロンかは知りませんが、40℃の発熱でも病院に入院できない現実が彼を死に至らしめたと云えます。
なぜ、入院できなかったのでしょう。
病床に空きがないことが原因です。
第6派も後半?になり、基礎疾患のある高齢者が陽性になることにより、病床は次第に無くなっていきました。
では、なぜ重篤化が懸念される高齢者の罹患率が高くなったのか。
原因は、感染力が強いオミクロン株の出現による蔓延が予想されていたにもかかわらず、ブースター摂取のタイミングが遅れたからだと考えられます。
なぜブースター摂取のタイミングが遅れたのか。
優先接種された高齢者の感染予防効果が、早く落ちることはわかっていました。
(高齢者では、接種後5ヶ月で80%➡43%に低下する:ファイザー社ワクチン)
この報告によれば、6ヶ月後には3度目の接種をすべきことが理解できます。
8ヶ月の接種間隔には何の科学的根拠はなかったようです。
河野太郎氏、3回目接種「8カ月に根拠なし。完全に厚労省の間違い」
その理由は、全国一斉スタートに拘るあまり、6ヶ月では準備ができないところがあるということか。
さらに、役人が一度出した8ヶ月という判断を覆したくない・・・またもや「無謬性の原則」が判断の修正を邪魔したのではないか。
ブースター接種の間隔を6ヶ月としなかったのは、自民党有力議員が接種間隔の短縮に難色を示したためとも聞いています。
つまり、有力議員選挙区での準備の遅れが原因とも考えられないでしょうか。
追加接種対象者数に対し、ワクチンの供給量は各都道府県で大きな差はありませんでした。(0.20~0.38 昨年12月現在)
ワクチン不足は否めない小さい数字ですが、高齢者のみの接種とすれば、国の備蓄量を追加すればカバーできたようです。
やはり、接種システムの準備が間に合わない自治体の都合だったかも知れません。
ちなみに、有力議員を(乱暴ですが)当選10回以上としてみると、昨年11月現在の自民党衆議院議員では24人いました。(参議院議員は0人)
そのうち、500万人以上の9都道府県選出議員は6名のみでした。
ゆえに、8ヶ月に拘ったのは地方選出議員の可能性が高い気がします。
空白の一ヶ月が、さいたま市の若者の未来を奪ったとは云えないだろうか?
選挙区の接種が(他の行政より)遅れるのを恐れるあまり6ヶ月接種に反対した議員は、この判断が掛け替えのない命を失わせたことに思いを馳せることができるだろうか、死神の片棒を担いでしまったと感じるのだろうか?
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