退職オヤジのひとりごと

退職オヤジが直面する新しい日々…感動か困惑か?
カオスの日々を綴ります

三島由紀夫

2019年10月15日 08時10分49秒 | 日記

 NHKアナザーストーリーズの再放送を見ました。


当時、幼かった私の断片的な記憶とともに、三島由紀夫さんの人となりや、日本について真剣に考える姿を垣間見たような気がします。

アプローチの仕方は様々ですが、国を思う気持ちから全共闘を前に、単身乗り込んだ東大900番教室での話と、最後に交わした代表との握手・・・。

 私的には一番心に残りました。


 しかし、あらゆる手段が手詰まりとなったとき、文筆活動という手段を持っている稀代の才能が
 「非合法的手段しか残されていない」
 と言ったことが、非常に残念でなりません。


 ところで、なぜ今、「三島由紀夫」なのでしょうか。
 
 
私は、NHKが好きです。

 某NHKから云々の党とは異なり、NHKによる放送技術開発や、スポンサーを持たない(国民がスポンサー?)ことによる放送内容の中立性と、視聴率の縛りがないことで広く視野を広げた番組(「国会中継」や「目撃!にっぽん」など)の作成が可能などにより、その存在意義はあると思うからです。

 しかし、籾井会長以来、NHKの報道に疑惑を持ってしまいました。


やはり、「三島由紀夫」は、憲法改正に向けての土台作りなのでしょうか?


 マスコミが、その「中立・公正」に疑問をもたれては、民主主義を支える立場としてはまずいのではないでしょうか。

 権力の広報部ではないはずです。


そういえば、権力があるはずのどこかの市長が、権力のない市井の人々が行う「座り込み」を15分間ほどしたことがありました。
 パフォーマンス?何なんでしょう?
 権力をもつ者は、その立場で、広く国民に問うべきでしょう。

 正直、意味がわからない!



 折角の素晴らしい番組が、自分の中で味噌が付いていることに、戸惑いながら番組を見終えました。
 

よい番組を視聴しました。

 情報を与えてくれた『小父さん』に感謝です。

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2 コメント

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どうも有難うございます。 (小父さん)
2019-10-15 12:23:20
退職オヤジさんほど見識がおありの方のブログを適当なコメントで汚しては申し訳ないと思い、今一度ビデオを観てみました。

でもはじめは、正直なところ彼の変人性が目につきました。

私の父(1900年生まれ)が寝床で読んでいた「文藝春秋」だったか?に「私はこれになりたかった」という写真が毎回載っていたのですが、三島由紀夫氏が白バイにまたがった雄姿を記憶しています。
たぶん、小中学生だと思います。

東大の全共闘へ出向いたことは、かすかな記憶がありますが、テレビではある種のショックを覚えました。

>・・・ 「非合法的手段しか残されていない」 と言ったことが、非常に残念でなりません。

テレビ構成ではそのように感じましたね。
もう忘れましたが、当時の論評は文学の死か、いや政治的なものかと「かんかんがくがく」な識者たちの議論記されていたと思います。

テレビ全体には、またも深く見入りましたが、最後の元サンデー毎日の記者?の言葉が染み入りました。

「三島さんの唯一の欠点は、静かに老いるということを知らなかったことだったと思いますね~、静かに老いてもっと良いものを書いてくれていたら、我々の老後も豊かになったのにと思いますがね~。」
です。

私もNHKが好きなんです。
私の知人二人はNHKは北京放送みたいだと言うし、ネット上では権力におもねるみたいに言う人も居ますが、果たして誰から見ても「中立・公正」が保たれているということがあるのだろうか?なんて思っています(笑)

籾井会長はうわべしか見ていませんが変でしたね。

>やはり、「三島由紀夫」は、憲法改正に向けての土台作りなのでしょうか?

石原慎太郎氏も政界デビュー時から日本は核兵器をもつべきだと主張したと思います。

1900年生まれの父は陸軍士官学校出の職業軍人でしたが、私には何も言いませんでした。

願わくば、三島由紀夫氏の憲法論議と安倍総理の憲法9条改定論議を同一線上には置きたくないです!

元航空幕僚長の田母神俊雄氏に百田尚樹(呼び捨て)に安倍総理には「戦争に行ったことがあるんかい!」と言いたいです。

そういう私が憲法9条に関する確たる信念があるかと言うと複雑な気持ちですが、少なくとも短絡的な安倍総理の主張には反対です。

三島由紀夫氏が何を伝えたかったかは、また頭の片隅にもおいておきたいものです。
有難うございました。
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コメントありがとうございます。 (退職オヤジ)
2019-10-15 18:28:25
こと、昭和史については本やTVに振り回されている自分です。

むちゃくちゃ腹が立つ人の意見も、冷静に受け止められる自分でいる為に、報道のレベルの低下は看過しがたいものに感じてしまうのです。

小父さんの意見はとても参考になっています。

ありがとうございました。
今後ともよろしくお願いします。
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