時々雑録

ペース落ちてます。ぼちぼちと更新するので、気が向いたらどうぞ。
いちおう、音声学のことが中心のはず。

住居と保険

2006年05月03日 | Bloomingtonにて
今日はちょっと生活情報です。

音楽学部の図書館に行く途中、すれ違いざまに「タダだからもらって!」とくれたのが写真のもの。ボールペンと、日本でもよく見る、HERSHEY’Sのチョコバー。そこにアパートの広告が貼り付けてあります。学校をこれ配って回ってるんでしょうか。

「Take 5 and stop by Heritage apartments!!」と書いてあります。ということは5番通りにあるのかなあ、と思ってGoogle Mapで検索してみましたが、5th Streetにはありません(ずっと南)でした。たんにお菓子の名前にひっかけて、「5th Streetを通って立ち寄ってね」と調子のいいフレーズにしただけでしょうね。

ともあれ、引越しの時期なのは確かで、私も、現在のアパートは7月で契約が終了するのですが、「その時点で出て行くのか、同じところに住み続けるのか、4月末日までに意思をはっきりさせてください」と言われました。で、私は今のワンルームから、同じFountain Park Apartmentsの1BT(1 Bedroom)に変えるよう申し込みました。礼金という習慣はないし、院生だとdeposit(預かり金だから、敷金と同じ性格のもの)も免除なので、住み替えは比較的気楽にできます。

学生で食っている町なので、アパートは豊富、新築されるものも少なくない。ただ、ある学生ボランティアグループによれば、「我々学生の需要がアパートの相場を吊り上げ、アパートに住めないホームレスの人たちを生んでいるのです! (だから寄付をしましょう、寄付のための行進をしましょう)」だそうです。

今の家賃は院生割引($25)があって$479、申し込んだところは$499です。やや安いほうではないでしょうか。これでも年間$6000になるので、アシスタントなどの仕事でもせいぜい大して稼げるわけではない我々にはきつい出費なことは確か。でもルームシェアをすれば、たいしたことはありません。

もう一つの情報、これはかなり深刻。先日留学生センターから届いたメールの内容です。
「大学が契約している健康保険会社が大幅な値上げを予定しています。来年度の留学生用の保険料は以下のとおりです。高額なので、他の方法を考える学生はそうしてください。その場合、大学の保険を使わないという申告書を必ず期限内に提出してください・・・」

で、その額ですが、前年度からおよそ40%という大幅値上げだそうで

留学生    $1,375
その配偶者  $3,260
子供     $2,473

気が遠くなりそうな値段です。留学生で配偶者も子供もいっしょにここにいる、という人は少なくないのですが、子供一人だったとして、保険料だけで$7,100! 今後、奥さんも連れてくるとか、子供を持つとかいうことは非常に困難になるんじゃないでしょうか。この件は学内の新聞(Indiana Daily Student)で読んでいたので、青天の霹靂ではありませんでしたが、大学がこの件について何の学生保護策も打ってくれなかったことが分かり、がっかり。

この話を言語学科のBrianにすると、「またー、去年もすごく値上げしたのにー」とのこと。彼はアメリカ人ですが、やはり保険料は悩みの種だそうです。どういう事情なのか私には分かりませんが、アメリカの医療費は日本など比でないほど高騰中らしい。今後留学(なり移住なり)を考えていらっしゃる方は、保険問題はよく考慮なさるべきだと思います。