時々雑録

ペース落ちてます。ぼちぼちと更新するので、気が向いたらどうぞ。
いちおう、音声学のことが中心のはず。

この航空券は、高いのか???

2006年05月07日 | 
今日(金曜日)は、学生実験がうまく行ったので本格的な実験&発表につなげようということで、グループで共同研究をしてくれたJunghyoe、Hyun-jinの二人とディスカッションを始めました。そのときの雑談で飛行機チケットの話になりました。われわれ三人はこのあと始まる書き集中授業の授業に出ることもあり、帰国がだいたい同じ時期、6月終わり。ここで大学生のみならず高校生なども夏休みに入るので、そこでチケットが一気に高騰するのだそうです。

私はある旅行会社でチケットを取ったのですが、燃料・税金込みで$950ほど。それをカズさんという知り合いに話すと「いくらなんでもそんなにしますか?」と驚かれたので、自分の探し方の要領が悪いのではないかと落ち込んでいたのですが・・・

彼女たちに聞いてみると、同時期の韓国行きのチケットはもっと高い。最も安いものでも$1,100は下らず、直行便(といってもUS国内で一度乗り換え)は$1300近いらしいのです。安いのは成田でもう一度トランジットする便。やっぱり成田へのフライトが多いのでしょう。韓国に行く人もかなりここに含まれるから、ますます。

経験のある方には不要な情報ですが、いちおう、私の場合

 Indianapolis → Chicago(or Atlanta / Houston etc.)→ Narita

 で、彼女たちはそこからさらにInchonへ飛びます。

Junghyoeは「長時間飛んでるより乗り換えるほうがしんどくなくていい」と言ってましたが、「いや、成田で着陸するために減速してる暇があったら、インチョンまであっという間につけると思うよ」と、私。トランジットの時間も含めて4時間くらい余計にかかるはずだ、と主張しましたが、彼女は、「ま、いいのよ」という様子。韓国の人にとってこれが従来からのパターンなので、この不都合を疑問に感じなくなってるのかも。

ついでに台湾に帰ったKellyにも聞いてみましたが、5月頭というまだ高くない時期で、$850。トランジットはアメリカ国内で2回。日本行きのチケットの安さが分かりました。(それでも、休みのたびに帰るんですよね、みんな)

 Indianapolis → Chicago → L.A. → Taipei だそうです。

結局、東アジアのハブ空港としていちおうまだ成田が優位を保ってくれているから、日本人がトクしている(直行便なのに、なおかつ安い)ということだと思います。でも、滑走路も少ない上に使用料は高い、なんて現状を放置すると、あらゆる面で優れている(と私には思えます)インチョンに、いずれこの地位をさらわれるかもしれません。経済格差も縮まるでしょうし、残る優位は、アメリカから見て(ちょっと)近くにあるというだけ。

将来、日本に行くにはインチョン経由のほうが圧倒的に本数が多く、安いチケットだとわざわざそこから数時間余分にかけて日本まで戻らねばならず、成田直行を選ぶと数100ドル高くなる、なんて状況にならないことを祈ります。

でも、ガーナのAbduraiは「自分が援助を受けているガーナの公的機関がチケットを送ってくれたら、帰国する」と言っていました。彼らにとっての飛行機代の負担は、日本人とは比べ物にならないんでしょう(彼は3人目のお子さんが生まれたばかりで、帰国して会いたいとのこと)。カズさんによれば、まだ安いチケットを探す方法はあるそうです。世界的に見て圧倒的にお金持ちの日本人のチケット代がむしろ比較的安いのですから、金持ちがさらに得する、という矛盾した(でもどこにもよくある)システムの恩恵を受けているわけで、金持ちなんだから払えよ、と言われてしまいそうです(たとえ今は収入のない学生でも)。

関係ないんですが・・・ 試験終了日(かつ年度終了、卒業する人もいるでしょう)ということで、パーティやって大騒ぎしてる人たちが。とくに女性で完全に「いっちゃってる」らしく、もう話してるというより絶叫してる人も。ま、めったにないのだから許しましょう、とは思いますが、ウルサイ。夜中になったらやめてくれるといいな。。。

写真は先日のトンネルの続き。その両側にあるドアです。分厚くて重くて、ひ弱な私はいつも渾身の力を込めてます。でも、脇に障害者用のボタンがあって、それを押すと自動で開きます。