時々雑録

ペース落ちてます。ぼちぼちと更新するので、気が向いたらどうぞ。
いちおう、音声学のことが中心のはず。

予想してみた

2006年05月24日 | サッカー
W杯ドイツ決勝大会、いよいよ、という気分になってきました。Yさんが「開幕戦はうちで、みんなで見ましょう(K-300に出席している言語学科の学生数人を招待してくれる)」と言ってくれてます。6月終わりまでBloomingtonにいるのですが、アメリカでもESPN2というチャンネルで放送するんだそうです。

そこで、予想をしてみたいと思います。まず優勝。これは私が考える「W杯成功の条件」(3回しか見たことないくせに)に基づくものです。勝ち抜くチームは
(1) 強い(当然)
(2) コンディションがいい(前回のフランスはこれが×)
(3) エースストライカーが好調(ロッシ、ロマーリオ、シュケル、ロナウド…)
(4) グループリーグの組み合わせがラク(前回のブラジル!)
(5) 下馬評が高すぎない(これも前回のブラジル)
(6) 運がある(前回のイタリアはこの逆)

本命はフランス。アンリ円熟、トレゼゲ充実。ギャラス、マルーダなど脂の乗った選手が多く、ウィルトール、マケレレなどベテランもばりばり元気。ジダンさえ万全なら優勝した1998年仏大会のチームより強いと見ます。開催地も近いし、グループも開催国ドイツに匹敵するくらい楽。

ブラジルは下馬評は高いが苦しいと見る。ロナウド、アドリアーノが調子を落とし、誰が点取るの? という感じ。中盤は世界一だが、DFとGKに穴。W杯開催が半年前なら・・・ でも、グループは楽ですね。監督が過去に固執せず柔軟にメンバーに手を加えられたら、やっぱり優勝候補には違いない。対抗。

次に推すのは、いつも魅力的なオランダ。でも、肝心のエースストライカー、ファン・ニステルローイがシーズン後半調子を落としてレギュラーを外れてる。カイトは本当のCFではないと思うのでちょっと不安。超激戦のグループを抜けられるかがカギ。穴。

最後にイングランド。ベッカム、ジェラード、ランパード、コールの中盤はすばらしいし、DFもテリーが成長してここ数大会で最強では。と思ったらルーニーの穴は痛すぎる。驚異的な回復を見せているらしいけど、それでも間に合って決勝トーナメントでは。エリクソンの大ばくちはハズレと見ます。ここが勝ち抜くならMFが大車輪で活躍しないと。大穴。

それでも上記4つが優勝候補(ベスト4)。これ以外の優勝チームはないと予想。アルゼンチンはもちろん強いけどグループが難しすぎる。テベス、ダレッサンドロ等のユース世界一組が期待からはいまいち。リケルメさえ潰せばOKというチーム? イタリアは、トーニが台頭。インザーギも好調。トッティは怪我を克服して今度こそ精神的に一皮向けると予想。本来候補に推したい。でもユベントスの大スキャンダルの動向が影響すると見る。まして、EグループはCより大変かもしれない。またまたイタリアは運をつかみそこなう予感。

ドイツ、スペイン、ポルトガルはグループは楽ですが、力量的にその先どこかで止まる。決勝戦の組み合わせはオランダを負かしたフランスと、ブラジルを負かしたイングランド。代わりにオランダ、ブラジルが出てきてもオランダが勝つ。得点王はアンリ、では当たり前すぎるので第二候補に、復調すると見てニステルローイ。ブラジルは4大会連続の決勝進出を逃すが、それでもロナウドは3点くらいは取って、ミューラーの通算得点記録を破る。

日本については「ただ見守るのみ」の心境ですが、予想をすると言ったんだから書くと、1勝2分けで決勝進出、ベスト8まで行く。対ブラジルは、中村がFKを決めて引き分ける。(正直難しい。2大会連続グループ突破だけでも大快挙)波乱を起こすのでは、と期待するチームは、日本、コートジボアール、米国。

Yさんと話すと、彼は全く違う理由でドイツを予想。開催国だし前回悔しい思いをしているから、だそうです。逆に前回優勝して、そこまで死に物狂いになりにくいブラジルは無理だろうと。それも非常に納得。

この大会が終わると世代交代が進む。ジダンはもちろん、ラウル、ベッカム、デルピエロなどのスターも最後の大会でしょうか。日本も長い間似た顔が続きましたが、このあと残る人は数えるほどになるでしょう。若いころから見てきた選手たちなので、結果はともかく、代表選手として有終の美を飾れるといいなと思います。

どうせほとんど当たらなくて、驚くことばかりだろうと思いますが、終わったら振り返って楽しむための記録として書きとめました。このブログの本来の目的と全然違って申し訳ないです。。。 写真は、数年前イタリアの空港で撮ったもの。ロシア語版の「GQ」の表紙を飾る、ついにW杯出場叶ったウクライナの英雄です。