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文学や史跡で登場するマチを旅しながら、折々、紹介することを心がけています。

流入河川みあたらず、消えゆく小湖 東雲湖=「北海道三大秘湖」250313

2025年03月15日 09時02分35秒 | 季節
 流入河川みあたらず、消えゆく小湖 東雲湖=「北海道三大秘湖」250313

 然別湖の東。天望山=H1173メートルの北北東に位置する小湖。
 海抜というか湖面=813メートル地点の湖。周囲からの流入河川ももあたらず、「やがて消滅」と言われてきた湖。
 名古屋市在住の65歳女性が45年前の旅行先訪問をリクエスト。NHK番組で火野正平さんが訪ねた。

 2020年秋から45年前は1975年。女性の旅行時は温泉街からの遊覧船もあった、と。
 「(然別湖が)水深200mと聞いて怯え」、「深い湖に浮かぶ浮き桟橋でまた怯え」、「山道が両側クマザサで今にも熊が出てくるかと怯え」。
 「怯え」三連発もなんのその。「(目的地の湖)そこだけ明るく輝きキラッキラッ」「45年経っても何かの時に思い出すキラッキラッの景色」。

 その小湖。さすがに天然更新というか<退化縮小>が見事なまでに進んでいた。
 退化縮小にあわせるかのように遊覧船は廃止。取材はカヌーを借り切ってすすめられるのであるも。20年9月25日放送番組を何度目かの再放送で視聴。


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「古七両二分」=「元文の改鋳」以前の通貨価値表示 <古金>の言われ『松前随商録』250407

2025年03月13日 15時32分59秒 | 季節
 『松前随商録』という記録は18世紀の松前家記録。
 同書に「古七両二分 安永年中金百両」「古廿五両之運上金百十両」などの記載がある。
 「古七両二分」の「古」は「古金 こ‐きん」と読む、か。
 
 「古金 こ‐きん」ならば「江戸中期以後、それまでに流通していた金貨幣をさしていった語」(『精選版 日本国語大辞典』)があてはまるようだ。
 幕府はしばしば貨幣改鋳を実施した。そこで「江戸前期~1609年」「江戸中期~1700年」「江戸後期~1848年」にわかれるようだ。
 『松前随商録』は記載内容が天明三~四年(1783 、1784年)、成立は享和元年(1801年)。市立函館図書館本と国立公文書館内閣文庫本があるようだ。

 「古七両二分 安永年中金百両」「古廿五両之運上金百十両」の引用には、「天明三、四年の記録では」と<断り>がある。
 因みに『松前随商録』の資料紹介。「寛政一一年に蝦夷地御用となった幕吏たちの調査書」。
 「松前城下より西はソウヤからカラフト島まで、東はクナシリ、エトロフ、ラッコ島までの各地について」
 「産物・地理を述べ、安永―天明頃の松前藩の旧場所知行主名を記している」。「幕府の蝦夷地直轄に際しての予備調査であろう」。

 江戸時代の貨幣改鋳は8度実施されている。うち、天明3-4年までに実施の改鋳は4度。
 「元禄の改鋳」、「宝永の改鋳」「正徳・享保の改革」「元文の改鋳」。
 改鋳が始まる前の1700年前後では、元禄8年=1695年の改鋳&「宝永の改鋳」は宝永7=1710年があった。

 「古七両二分」=「元文の改鋳」以前の通貨価値表示 <古金>の言われ『松前随商録』250407
 ここで申す「古金」。狭義は「元文の改鋳」以前の貨幣による通貨。広義には「元禄の改鋳以前」となるも、ここでは前者のことなりや。
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「第9条などを盛り込んだ日本国憲法があったから=52%」 道民調査「日本が戦った先の戦争」『北海道新聞』1面 2500309

2025年03月12日 08時53分07秒 | 季節
 「第9条などを盛り込んだ日本国憲法があったから=52%」 道民調査「日本が戦った先の戦争」『北海道新聞』1面 2500309
 
  ●Q 「1,945年に終わった戦争、もっとも相応しい名前は」
   A 「第二次世界大戦」=59% 「太平洋戦争」=23% 「大東亜戦争」=4% 「アジア太平洋戦争」=3%
  ●Q「1,945年以降、日本が戦争をしなかった理由」
   A「戦争放棄を掲げた憲法第9条などを盛り込んだ日本国憲法があったから」=52%
  「戦争体験の記憶が根強くあり、戦争を拒否する国民感情が強かったから」=19%
  「アメリカとの同盟関係があったから」=17%
●Q「戦争記憶が十分には継承されているとは思わない」の年齢別答え
A 70歳以上=67% 年代が下がるほど「思わない」は下がるも29歳以下でも49%。
●「戦争記憶の継承が重要」は
A 年代別では全世代で8割を超え、70歳以上が96%で最も多い。
●「戦争記憶の継承が重要とした理由」
A「日本がこれからも戦争をしない国であり続けるために教訓として忘れるべきではない」=64%
  「国際社会で協調するためには自国の歴史を知っておくべきだ」=25%で続く。
                                           (『北海道新聞』 250309  1面 道民調査「戦争の記憶をどうつなぐ」)
 
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 「(戦争記憶の)継承重要=92%、しかし」 道民調査「日本が戦った先の戦争」『北海道新聞』27面 2500309

2025年03月11日 16時13分10秒 | 季節
 「(戦争記憶の)継承重要=92%、しかし」 道民調査「日本が戦った先の戦争」『北海道新聞』27面 2500309

●Q 「日本がどの国と闘ったか」。
A.USA=83% 旧ソ連=47% 中国=34%
●Q「1945年7月の北海道=室蘭・釧路・根室などの空襲を知った経緯は」
 A「報道で知った」=31% 「親族から聞いた」「学校で学んだ」=いずれも25%
  「知らない・興味もない」=24%
●Q「先の戦争を知った経緯」(複数回答)
 A 「学校で学んだ」=69% 「報道で知った」=42% 「親族から話を聞いた」=35%
●Q年代別に先の戦争を知った経緯は
 A 60歳以上&70歳以上 「親族から聞いた」が40%を超えた。
  しかし30歳代は「「親族から聞いた」は23%、29歳以下は18%にとどまる。
  逆にインターネットで調べた=30歳代と20歳以下がいずれも21%で目だっている。
●Q「戦争の記憶が十分継承されて居ない理由」
 A「若い世代が戦争に関心をもって居ない」の理由
  =年代別で70歳以上は29%、40歳代&30歳代=47%、29歳以下=55% 
   (『北海道新聞』 250309 27面 道民調査「戦争の記憶をどうつなぐ」)
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「阿寒 アカン=不動 動かざる」の行き着く点 ​ <崩されることなく動かず>(山本多助談「阿寒岳の争い」)

2025年03月10日 11時03分58秒 | 季節
 「阿寒 アカン=不動 動かざる」の行き着く点  <崩されることなく動かず>(山本多助談「阿寒岳の争い」)

 『北海道の伝説』(北書房 1970年発行)273pに所載の「アイヌ民族伝説」。
 「阿寒岳の争い」。その末尾は、次の構成で示される。
 「雄阿寒山は昔海近くに立っていて、ピシタアンピンモシリ=海ふちにある雄山 と、いっていた。

 「この男山が雌阿寒を嫁にしたところ、この女山は非常に気性の荒い山であったので、あたりの山々がそのために崩されてすっかり地形が変わってしまったが」。
 「雄阿寒だけはくずされることなく、動かなかった」。
 「それでアカンというようになった」「アカンとは動かないという意味であるという」。

 <なんとしてもはずさないキーワード>を選ぶとする、と。
 ①「雄阿寒」、②「雌阿寒」、③「雌阿寒の切り立った山容」、④「ポンヌプリ」、
 ⑤「摩周湖」、⑥「摩周湖裾の赤い岩」⑦「斜里岳」、⑧「爺々岳」。 

 特に絞ると ①,②&⑤は必須か。そのキーワードを挿入して、物語を発展させる、
 留辺蘂 ルペシペ の「ポンヌプリ」。その移転先は屈斜路湖畔の「オプタテシケヌプリ」に転じた。
 かわって後年、、「北見富士」なる山岳が注目を集めるに至った、か。

 本伝説の紹介。前後3回に分割。その意図は、阿寒川中流域の阿寒・舌辛・布伏内地区。 阿寒川を介して釧路と文化圏を共有するように見えつつも、である。実は北見文化圏の一翼たるを伝える点をめざした。。
 1970年代。畔の宴会に呼ばれるサービ嬢は、北見から呼ばれていた。
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雌雄阿寒岳は夫婦、先立ち雄阿寒岳は先妻(山本多助談「阿寒岳の争い」)

2025年03月09日 09時51分04秒 | 季節
 雌雄阿寒岳は夫婦、先立ち雄阿寒岳は先妻(山本多助談「阿寒岳の争い」)

 『北海道の伝説』(北書房 1970年発行)272~273pに所載の「アイヌ民族伝説」。
 雄阿寒と雌阿寒とは夫婦山だが、もとは摩周岳と雄阿寒岳とが夫婦であったのに、いつの間にか雄阿寒は雌阿寒を妾にするようになった。
 そうしたある日のこと、

 雄阿寒岳は男友達である斜里岳と、弓勢をきそって腕くらべをしたところ、どうしたはずみか雄阿寒の射た矢が、本妻である摩周岳の太股を射てしまった。
 摩周だ岳は。

 「妾をもったので私が粗末にされるのだろう」と悲しみ、
 ささった矢を引き抜いて根室の方までやって来て傷口をいたわりながら、振り返ってみると。
 まだ阿寒の山がみえるので、更に遠く海をわたって国後まで来て落付いた。

 国後のチャチャ山がそれである。
 だから釧路の者が国後に行くと、チャチャ山は故郷のことを思い出して泣くので、雨が降ってあれる。
 だからあの沖を通るときには煙草をあげて通るものだ。

 摩周岳の麓の赤い岩は、雄阿寒の矢で傷ついた時に流した血にそまったのである。                    (阿寒湖畔 舌辛音作老伝)

 摩周湖第一展望台に着いて、駐車場から西の方を臨むと、雌雄阿寒岳が眺望できる。
 18年7月16日に撮影の画像があった。
 阿寒の山は厚岸・波羅山岬の丘頂でも、根室半島・春国岱でも観察。

 雌雄阿寒岳・摩周&斜里岳・春国岱=根室半島の位置関係が念頭にあると、極めて明快。
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雌雄阿寒岳は夫婦、が雄阿寒岳に妾山(山本多助談「阿寒岳の争い」)

2025年03月08日 13時58分30秒 | 季節
  雌雄阿寒岳は夫婦、が雄阿寒岳に妾山(山本多助談「阿寒岳の争い」)

 『北海道の伝説』(北書房 1970年発行)271~273pに所載の「アイヌ民族伝説」。
 「雄阿寒と雌阿寒は夫婦の山であったが、雄阿寒には北見留辺蘂の裏にあるポンヌプリ=「小さい・山」 の意 と言う妾山があった。
 「あるとき魔神のニッカムイが現れて、山のくせに妾をもつとは生意気だといって持っていた槍で雄阿寒を突き刺し」。

 「なんの罪もない何の雌阿寒の頭を突き飛ばしてしまった。雌阿寒の旧噴火口はその時の魔神の槍跡であるという」。
 (略)「北見富士のことをオプタテシケ(=槍のそれた)というのだ(美幌町 田中フヨ姥伝)。
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ウイルスソフトの攻撃 ZOOM会議配布データ開く直前250227.

2025年03月06日 11時08分17秒 | 季節
  ウイルスソフトの攻撃 ZOOM会議配布データ開く直前250227.

 結果は添付写真のように「削除4件」の通知があって。
 点検を元の職場の担当者に相談のところ。「事故発生日、およびその以降にインストールされたデータない、ですね」。
 5日ぶりに開いてみたら、スムーズに開けたが。夜になって再度、開いてみたら「削除」メッセージ。ネットの記載は数日、休みましたが。

 パソコンでネットに接続したら、いきなり<怪しげなメッセージ>。「削除」。それはどの項目かと、ネライを付けて選定したが・・・・。
 「ウイルスに感染しました」。追加で「削除の方法を教えます」。「記載の番号に電話をしてください」。
 そこで、マシーンは作動しなくなって、しまった。「どうしょう、ZOOMで会議は50分後」。マシーンを強制ダウンして大急ぎ、移動。

 元の職場に、急ぐ。そこで開かなければ、コーディネーターを務める会議が、止まる。ともかく、そこで接続、二時間半の会議終了。
 パソコン画面上で、<大捕り物>。結果は冒頭記載。アンチウイルスソフトが作動して、削除。実害はなかったのだ、が。
 これから、同じ事態が発生したら・・・・。一台、レンタルしておこうか。うーん。
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全体として人に投資の時代か 縮小の時に苦闘の自治体財政

2025年02月26日 10時56分20秒 | 季節
 検証 釧路市2025年度予算 柱と代表的個別施策《『釧路新聞』 250220-0224)

 1.250220ー防災 津波避難タワー整備開始
  1)自動解錠装置を設置、 2)防災無線は更新、  3)建設の始まった大楽毛避難複合施設

 2.250222ー子育て支援 総合センター支援
  4)家族の困り事対応、  5)家庭の悩み増加傾向、6)子育て総合支援センターの開設される交流プラザ幸い

 3.250223ー教育 子供の「生きる力」(教育を通じた国際人材の育成を目指す)
  7)英語教育を充実、   8)いじめ防止へ講座、 9)全中学校区に配置する予定のALT

 4.250224ー経済 稼げるまちへ力蓄え育む
  10)工業用地調査に着手、 11)小中学生に起業体験、10)釧路しごと探求部でアイデアを発表する児童生徒。


全体として人に投資の時代か 縮小の時に苦闘の自治体財政
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「(女性)見ぬふりできぬ」「(学者)治療中心の領域に、社会参加を選ぶは画期的」 ひきこもりゼロを実現=秋田・藤里250222nhkG

2025年02月24日 08時35分06秒 | 季節
 「(女性)見ぬふりできぬ」「(学者)治療中心の領域に、社会参加を選ぶは画期的」 ひきこもりゼロを実現=秋田・藤里250222nhkG

 男性職員なら見過ごしたかも。福祉担当の女性は考えた。「知ったからには、見ぬふりはできない」。
 青年男&人に優しいが売りの女性が加わり、専門家は「治療中心の領域に、社会参加に道を拓いたのは画期的」。
 「支援を検討していたとき、すでに実践の先行例があった、非常に勇気をもらった」。当時、担当の総理府職員は回顧した。

 生活困窮者自立支援法。初めて「引きこもり」を盛り込んだ法律が公布され、施行されたのだ。
 人口4000人の公共団体。社会福祉事務所の女性職員は、町民のなかに引きこもり者を抱え、頭かかえる家庭のあることを知る。
 「知ったからには・・・・・」。秋田県藤里町の女性。協力者を見つけ、諸資料から実態を調べてみて、知った。「113人も居る」。

 面接し、「どこに行くと良いのだ」。帰ってくる答えに「家から<出たくない>のではなく<行き場>がないのだ」。
 引きこもる要因。それはいろいろ、あった。リストラもあれば、家庭の不和、メンタルヘルス。
 仕事を探すも、あいついで不採用。

 一に共同作業所「こみっと」。開所式に振る舞う<そば打ち>に取り組みも持続せず。
 二に資格取得の講習に、粘り強く参加を求めて、新たな<生きる手段>の豊富化。
 三に「簡単なアルバイトのできる<中間的就労の場づくり>や、<商店街復活の試み>、<地域とのつながりの回復>を図る。

 識者のコメント。「「治療中心の領域に、社会参加に道を拓いたのは画期的」。
 もちろん、男性管理職の壁もあった、「(女性職員が力をそそぐ施策は)本協議会の当面する課題ではない」
 「引きこもり(治療&家族の問題で)職務として期待されるとは<頭が回らなかった>」。

 担当の女性職員。
 「自身は職場で冷静に上司と向き合ったつもりで居たが」「同僚に聴くと、激しく言葉を返していたそうです」。
 自身も三男が<ひきこもり>に陥り、「とてもとても、家族間のみでは解決できぬ」「地域の支援が不可欠」。
 
 恐らく男性では、具体化しなかったかも。育てる、支える、知ったからには、見ぬふりできぬ。
 平成10年に秋田県藤里町で着手。法制化はその後、15年。施行されたのは17年後になっていた。


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 「百人居れば、百の歴史」 オーラルヒストリーとヒアリングの研究倫理250220

2025年02月23日 08時54分58秒 | 季節
 「百人居れば、百の歴史」 オーラルヒストリーとヒアリングの研究倫理250220

 平成28年,、尼崎市は市制100周年を迎えた。先立つ80周年の時。
 同市の地域研究史料館は<聞き取り調査の方法>を積みあげて、市制100年に『たどる調べる尼崎の歴史 : 尼崎市制100周年記念 上、下巻』に造りあげることをめざした。
 「人を育てる史料館」に転じ、<めざす>具体的事業の出発であったかも知れない。

 『地域史研究』に民俗学者は「そこに百人の人が居れば、百の歴史がある」「聞き取り記録は地域の歴史文化財」と書いた。
 記憶は薄れて、人の死で永久に復元できない記録で残さ根ければ。
 <聞き取り>による史実記録は「オーラルヒストリー」と、呼ばれるようになった。

 オーラルヒストリーとはなにか。大妻女子大学長は二つの論点で示している。
 「現存する人々から過去の経験や体験を直接聞き取り、それを記録として取りまとめること」。
 「その記録・証言をもとにした研究および調査の手法」。
 (「―学長通信―語ること、聞くこと、書くこと―オーラル・ヒストリーの読み方」
 大妻女子大学長 伊藤 正直  
https://www.otsuma.ac.jp/news_other/info/97394/ 230701)

 次の段階での課題。それは「ヒアリングと研究倫理」の問題、
 問題を解くカギを「公的立場にある、話者の同意と理解、収集錠方法と収集データの公開」。
 たとえば、国学院大学は以下のように、示す。 
https://www.kokugakuin.ac.jp/assets/uploads/2023/01/56d81458d6876eb834f5d439775ca731.pdf

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「苧麻」はイラクサ科カラムシ 「苧麻 華中・華南が産地」知らずに過ごした小学生時代250222

2025年02月22日 10時13分01秒 | 季節
 「苧麻」はイラクサ科カラムシ 「苧麻 華中・華南が産地」知らずに過ごした小学生時代250222

  「苧麻」は「ちょま」と読み、「イラクサ科カラムシ 学名:Boehmeria nivea var. nipononivea」のこと、ですかー。
 小学6年生か中学1年の頃と記憶。教科書に「苧麻 華中・華南が産地」と登場した。
 小学校低学年のころ、地図で見て、昔の教科書で読んだ「満州」がサッパリ書いていないこと。
 代わって「華北・渦中・華南、東北」の地域区分にも<なじめ>なかった。
 加えて「苧麻」の正確な読みを、理解できなかった。「おま」と読んでみたり、「ちょあさ」と読むのか、迷ったものだ。

 思えば、教員から説明を受けた記憶なく、教科書を読み上げさせられることもなかった。
 『漢和辞典』で語句を引いた記憶もない。学部に入って、柳田国男著の「木綿以前のこと」を引用した、読売新聞社『日本の歴史』シリーズのなかに、庶民が来ていた衣服は麻。
 木綿生活が始まって、それは「衣革命」と読み、実に歴史学の<おもしろさ>を実感。

 しかし、その麻と「苧麻」は結びつかず、なにやら、「苧麻」とはテントや船帆に活用。
 そんな知識が<おぼろげ>ながら、頭に浮かんできていたと、おもう。
 今、「苧麻」は「ちょま」と読み、「イラクサ科カラムシ」と知る。
 すると、「イラクサ、ウルチカソウ、ネットル [英]Nettle [学名]Urtica Thunbergiana Sieb.et.Zucc、Urtica spp」と知り、にわかに別な記憶に連なってきた。、
 
 イラクサ。若芽のうちは「摘んで、おひたし」。祖母から「戦時中、集荷して乾燥し、生地をつくり洋服に」と聞かされた。
 聞かされたのみではない。着せられた。特に、夏。小学校休学前の、モノのない時代。
 着用すると半袖シャツから無出しになった<腕の皮膚>に、イラクサの繊維が直接降れる。
 「チカチカ」「ムズムズ」。その独特の刺激は、なかなか苦痛。やがて、皮膚は感じなくなるも、

 食用に、採草もトゲと言うか、手を伸ばして<摘もう>とすると、指策に<こたえた>、
 長く、庶民の衣服の原材料であった、麻。神事の神具にも訳だっている。そう聞かされ庶民と麻の、実に長きにわたる付き合いに思いをはせた。
 250222朝 BS4K nhk 放送「美の壺 麻」から、往時の記憶と国民生活との深い関係。
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太陽の恵み×ヒトの愛情=しぶ柿が甘い干柿に 「業 ごう」=遺伝子伝承の知恵か=「転ずる」の意味250220

2025年02月21日 10時31分04秒 | 季節
 太陽の恵み×ヒトの愛情=しぶ柿が甘い干柿に 「業 ごう」=遺伝子伝承の知恵か=「転ずる」の意味250220

太陽のめぐみ=しぶ柿の<しぶ=にが味>の元はタンニン、水溶性のタンニンが日光にあたり不水溶性のタンニン=甘味を感じさせる要因。
 「(タンニン)なくなるわけではない」。

 人間の愛情=<天気や湿度に配慮、水分調整のため柿をもむ、長い間丁寧に手を加える>が不可欠。
 因みになぜ、しぶ柿はシブイか。
 それは、「大事な種子が未熟な時に、カラスなどに食べられてしまっては、柿存続の危機!」。
(趣旨&掲載図 共にウェザーニュース「太陽がアレを変身させる!  渋柿を干すと甘くなる秘密とは」)
 
https://weathernews.jp/s/topics/201811/040085/ 2018/11/04 14:17

 「しぶ柿は、太陽の日光にあたることで<渋さ>がなくなるわけではなく、そのママの状態で甘味に<転じる>のだ」。
 「おごり、たかぶり、よこしまの、悩める凡人」が「そのまま救済の対象」。
 そうした比喩の<譬え話>として、この一節を紹介されたことが、ある。

 たとえば、「おごり、たかぶり、よこしま」は、人間から消えることはない。そう受け止める宗旨が伝わる。
 他方で<取り除く>をめざす<業>の世界もある、が。ために戒律を重ね、また、座る。

 前者の「人間から消えることはない」の立場は、いかなる原因、結果、そして因果をむすびつける縁起を説明するか。
 そもそも「おごり、たかぶり、よこしま」の「業 ごう=営為&たしなみ」は<なぜ>怒る。
 親から子、子から孫。「良き遺伝子を残せ」。その<(良き遺伝子を残せの)シバリ>に絡められているから、か。


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肉体労働から変化、疲労に質の変化か 片野秀樹博士すすめる「活動、疲労、休養、活力」250219

2025年02月19日 09時34分26秒 | 季節
 肉体労働から変化、疲労に質の変化か 片野秀樹博士すすめる「活動、疲労、休養、活力」250219

 慢性疲労症候群。発症した家族と向き合っている。一に倦怠感、二に不安感、三に筋肉痛。

 23年3月=異変→同 5月=無理した野外作業が引き金、極度な倦怠感、売薬服用後、薬効切れると再発。
 同 6月 =医療機関受診、同 12月=腹部筋肉痛で家事負担不能
 24年2月=COVID-19感染、短歌の会も休みがちに。
 24年11月=車運転返上、日に1500歩行が、以後300歩程度。女性団体の会合も欠席。

 現在。不安感&筋肉痛は緩和されつつあり、胸のモヤモヤ不快感はどうやら解消、内臓や血圧の疾病予感は<異常なし)。
 原因不明とされるも1970年代、知る人も居ない地で衆目を集めつつ、<朝7時から夕7時までの留守番>、その間のプレッシャーが応えていた。
 医師指摘の発症要因は「持続的な疲労と過度のストレス」。周囲は「ガンバリ過ぎ」、と。

 CBCテレビ配信、ネットの記事。
 「日本人の8割が疲れている」寝ることだけが休養じゃない!? 医学博士が推奨する"4つの疲労回復サイクル"とは? 
 ラジオ番組2月15日放送=『北野誠のズバリサタデー』(CBCラジオ)で、一般社団法人日本リカバリー協会代表理事、医学博士・片野秀樹の語り。

 疲労の質がかわった。回復方法にも<肉体労働的な『寝れば、なおる』ではない>回復方法。
 そういうことらしい。詳しくは下記URLによる。 
https://news.yahoo.co.jp/articles/792bf0022ba8b8c024b558638842b43a8d0397ae

 その内容は「活動、疲労、休養、活力」。確かに、毎日、寝たきりでは血液の循環にも支障ありや、確実に歩行能力は落ちる。
 <リハビリ!>。そう称して<別な景色>との接触を日々、促している。
 そんなことを考えていたら、夏にご来釧のお方から写真を一枚。
 <まもなく開花の梅>。掲載しておくことに。別な景色、ハートに刻んで。



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三木露風―龍野城―脇坂淡路守―蝦夷地寺院―北斗市・トラピスト修道院―赤とんぼ 北海道との縁250218.

2025年02月18日 09時38分40秒 | 季節
 1889年生まれの詩人が1920年。と言うから31歳の時。
 その時から「4年間、日本文学の講師として修道院に滞在し、『赤とんぼ』『野ばら』などの歌詞はここでの体験をもとに生まれたと言われて」いる、と。
 (北海道北斗市観光協会「三木露風の詩碑」
  
https://www2.nhk.or.jp/school/watch/bangumi/?das_id=D0005230080_00000 )。

 「赤とんぼ」。その詩情、それに歌われる種は<なんとも北海道的>。
 歌詞を耳にするたび、なんとなく念頭におもうけべてきたけれども。
 母が離婚で婚家に露風を残したまま、居なくなり祖父母が養育。次第に文学に傾倒すると。
 そこを山田耕筰が<哀調こめて>作曲。そういうことのようだ。
 「NHK名曲アルバム 赤とんぼ」では、龍野川、たつの市街、龍野城へとシーンが変わる。
 龍野城は江戸時代中期の寺社奉行 脇坂淡路守 安董(わきさか やすただ)居城ではないか。
 脇坂の名は蝦夷地建立の三寺院―有珠・善光寺 様似・等じゅ院 厚岸・国泰寺―建立時の担当奉行一人(在任 寛政3年―1791年 34最―~文化10年―1813年 53最―20年)

 蝦夷地寺院創設後には「三業惑乱 さんごうわくらん」。
 「西本願寺の教義をめぐる争論」にして、「大谷派の香月院深励の影響を受けて仏教教義に通暁していたこともあり、かなり踏み込んだ調べ」を行った。
 「文化3年(1806年)7月11日に判決を下し、西本願寺に対して宗門不取締の咎ありとしたが、宗教の教義をめぐる争論であることも考慮して、100日間閉門という軽い処分」

 「安董のこの判決は名裁きであると、老中首座松平信明からも賞されている」とされる。 
 三木露風―龍野城―脇坂淡路守―蝦夷地寺院―北斗市・トラピスト修道院―赤とんぼ 北海道との縁250218.
三木露風は国立国会図書館「近代 日本人の肖像」に、その経歴とともに紹介されている。
https://www.ndl.go.jp/portrait/datas/6246/

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