pacific0035'写真BBS

文学や史跡で登場するマチを旅しながら、折々、紹介することを心がけています。

平成甲午 大晦日

2014年12月31日 06時29分23秒 | 催事


 平成甲午 大晦日.いろいろありました、2014年.
 静かに暮れてゆきます.太平洋岸は穏やかで、晴天がつづいています.

 この歳明けは、取材をかねて近くの稲荷神社に詣でました.深夜に一度、正午に一度.
 その報告をまとめているうちに、市民委員会を主宰する仕事がかさなり、夏、秋を夢中で過ごしました.
 その仕事を打ち上げたのが、12月17日のこと.師走もなかばをすぎていました.

 この季節に、なごませてくれるのが、マチ中のイルミネーション.携帯電話のカメラで撮影.091128撮影.

 中国地方の中枢都市、広島市でのイルミネーション.広島電鉄に広島ガスが、スポンサーの双璧.風は寒いが、気持ちはなごみました.

 それぞれに、良いお歳をお迎えください.
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金属研磨職人 新潟

2014年12月30日 07時31分39秒 | 放送
 金属研磨職人 新潟.小林一夫さん.昭和18年生まれ.

 「ipad」の見事に磨きあげられたデザインが、新潟のマチ工場から発信された.

 金属研磨という、微細にして優美なモノつくりの現場から、後継者育成を伝えている.

 農家の長男.本業に見切りをつけて技術の世界に身を投じる.背景には「燕市の洋食器輸出」があった.

 新興の技術者に聞こえてきた噂は、「ホコリをすって、金をもうける」.

 そこから、ヒトに真似のできない、新しい領域への挑戦.複雑な形の手作業領域に存在感をみつけだす.

 事業が軌道にのったところで、バブル崩壊.一社の下請けをしていたことが、<ウラ目>に出た.

 機械を譲り、従業員を縮小して、「仕事がない」の悲哀を実感.

 近代化、合理化、大型化.道具があれば、手さきの技術はコストがかかる時代.

 後継者育成に汗ながす.自分の子は後継しない.でも、なぜ、若手育成.道具があればモノはできるも、

 道具は道具をつくることができない.要は、機械研磨と職人手製、そこの違いを解する利用者、消費者の支持、か.(NHK総合 2014年放送)
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起点 標津線(下)

2014年12月29日 08時59分47秒 | 旅紀行


 起点 標津線.標識は網走本線「標茶駅」のフォームプラットに建てられている(写真).

 標茶駅は牛乳と木炭積み出しの駅であった.
 太平洋とオホーツク海をむすぶ網走本線で、標茶駅は釧路川中流域と野付水道をむすぶ駅でもあった.

 1989年(平成元年)4月、廃止された.
 沿線の牛乳はトラック輸送で代替された.戸口間輸送に遅れをとった以上に、定温輸送で自動車輸送がすぐれていた.
 林産資源は、外国産材に代替され、燃料としての木炭はLPGにとってかわられた.
 軌道敷設の目的の大きな理由の、鉱産資源.産出は微量で効率が維持できなかっただけでなく、廃線で標津ー斜里をむすぶ構想は、一部が着手・開業したのみで、計画は中断されたままであった.

 路線はバス輸送で代替されている.
 「標津線起点」の標識.路線廃止後に建てられたと、思う.標識は木柱である.
 写真は平成16年ごろ、撮影した.
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起点 標津線(中)

2014年12月28日 07時20分50秒 | 旅紀行


 起点 標津線(中).標津と書いて、「シペ・ツ」と読みます.

 でわ、標茶と書いて、どう読みましょうか.「シペ・チャ」と読みます.
 標津は野付水道に面した港町.サケの漁獲で著名です.標茶は釧路川の中流域に位置して、酪農のマチです.

 

 標茶と標津の間に「中標津」があり、「なかしべつ」と読みます.標津村が分村して、新しい自治体が誕生しました.
 酪農を基盤に、温泉と空港、そして根室国の商業圏の中心になっています.

 太平洋岸にイチする起点は、「厚床」です、アイヌ語に語源をもつ地名がならびます.「厚床」は「アッ・トコ」になります.

 標津線.太平洋岸と野付水道をむすんでいます.しかし、さらに標津(シペ・ツ)と斜里(シャリ)をむすんで、太平洋岸とオホーツク海岸をむすぶ構想の一部となっていました.

 知床半島の付け根に埋蔵する鉱産資源の利用.そうした構想のなかに、標津線は位置していたと、考えられています.
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起点 標津線(上)

2014年12月27日 17時08分13秒 | 旅紀行
 起点 標津線(上).北海道東部、釧路国の中核に標茶駅がある.

 網走駅~東釧路駅をむすぶ釧網本線の駅ながら、そこのホームに「標津線 起点」を示す標柱と掲示がある.

 

 標津線は昭和8年に開業した.標茶~標津をむすぶが、途中の中標津駅で根室本線の厚床駅とむすんでいた.
 「Y字型路線」である.三叉の路線を「標津線」と呼んでいた.
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漁港統合 北海道日本海岸

2014年12月27日 09時01分04秒 | 放送
 今朝のテレビのニュース.北海道日本海河岸の「小規模漁港、51港を18港に統合する」という、話.

 ネットに本年7月14日付の、北海道建設新聞の記事が掲載されていた.主要部分は、以下のとおり.


 道内には282の漁港があり、第1種、第2種漁港が244を占める。このうち水産物供給基盤機能保全事業の採択要件である「漁船数50隻以上、または水揚げ額1億円以上」を満たさない小規模漁港は61を数え、後志や渡島、桧山に集中している。
 これら小規模漁港が地域の漁業を支え、漁村集落の拠点として重要な役割を担っていることから、道は施設の改築や維持修繕を施したい考えだ。しかし、厳しい財政事情などにより、漁港整備予算は年々減少傾向にある。
 このため、小規模漁港を統合して一体的に活用することで、事業費の削減などを図ることにした。

 資源量減少、漁業経営体数の縮小、漁船大型化、漁船高速化.
 
 前浜漁業のための漁港が姿を消して、沖合化がはかられるもあるが、北海道経済の縮小を表現しているでもあって、気になるところ.
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吉備国

2014年12月26日 08時26分59秒 | 放送
 吉備国.のちに備前、備中、備後と美作の国にわかれた.

 別な情報に、「古代日本の地方国家である。現在の岡山県全域と広島県東部と香川県島嶼部および兵庫県西部」とする.

 1)出雲、大和などと並ぶ有力な勢力 2)優れた製鉄技術があり、それが強国となる原動力

 3)加古川を国境としていた時期がある、とも.

 写真家がまわる.倉敷のマチで、新婚カップルがお披露目で川をのぼる.そこに太陽の光線があたり、河面に反射.

 写真家は申す.「ここで、太陽の光が、二人のかたわらに、あたらない、か」.

 その場面に出会えて、申す.「運を味方につけた一枚」.
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戦後70年 総合雑誌

2014年12月24日 19時41分57秒 | Weblog
 戦後70年 総合雑誌.正月号が配達されて、久しい.ようやく、読み始めた.

 『世界』は「戦後70年 歴史の改ざんとたたかう」.「極右化する政治」「重なる歴史の節目に立って」「〔戦う民主主義』はそだっておるか」「歴史の想像力が衰弱した社会で、歴史を問いつづける意味」.

 『文藝春秋』は「戦後70年記念特大号〕を銘うつ.「戦後70年『70人の証言』」が、特集.サブタイトルに「激動の時代に戦史の扉を未来へ押しあけた人々」と、続く.

 理論の『世界』、「人物」の『文藝春秋』.

 『世界』には、戦後ドイツと日本の復興、国際復帰、政治理念を対比.
 ドイツでは国会解散は限定されており、ないわけではないが、原則4年の任期を「まっとう」するという.政権のための選挙には「タガ」が用意されているかのよう、だ.
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辻惟雄著「絵にしか描けない美しさ 伊藤若冲」

2014年12月23日 11時02分26秒 | 書評
 辻惟雄著「絵にしか描けない美しさ 伊藤若冲」 伊藤若冲.

 東京国立博物館の展示会で突然、出会った.
 本書によれば辻氏は、1969年に評価し、京都の画家の存在を世に広めたのであると、言う.

 2001年、京都国立博物館で「若冲展」が開かれたとき、はじめ観客も少なく、しかし口コミで徐々に広がり、「若冲ブーム」の火付け役になったと、ある(91p).

 若冲の絵の魅力、その「美しさ」は「装飾性」にあると、される(94p).
 「装飾性」を形成する二つの要素が、示される.一つに「東寺の中国から輸入される花鳥画が装飾的」.
 さらなる二つ目は、「西陣織の絢爛たる装飾性」.
 「不思議な幻想性を持つデザインを生みだした」とする.

 若冲は、屏風に約1センチ間隔で、8万6000世のマス目をつくり、西陣織りの下絵の描き方にヒントを得て、立体感を出す.
(マス目に色を塗り、さらにその中にもうひとつ色を重ねるようにして立体感をだす).

 そこから、「新興町民層の美意識によって絵画の伝統に革命をもたらした」と指摘.「好奇心とユーモアに裏打ちされた個性によって、奇想の美、ギョッとする絵画の世界に高い芸術性を与えた」と、する.(辻惟雄著『ギョッとする江戸の絵画』 日本放送出版協会 2006年10月)
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書き手養成 新時代

2014年12月22日 21時32分40秒 | Weblog
 ライティングセンター.図書館のなかで「自分史」編集の拠点をつくります.

高齢者に、わが半生をふりかえり、記録化の生きがいを確認するためです.

あわせて、記憶を文化遺産に活かす意味合いがあります.開設をお待ちください.期待をこめて.
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一杯の楽しみ 日本茶

2014年12月22日 08時40分34秒 | 生活
 夏、暮れに日本茶の詰め合わせを頂戴しています.静岡、宇治、嬉野などなど.

 あるときは、嬉野、静岡.宇治など銘柄の著名さで、呑む順を選んでいたが.

 最近、宇治茶は最初の一服に、旨味が出尽くすのではと、おもうようになった.

 そこへ行くと静岡茶は、二人で四杯はいただける.
 かねて、コーヒーは一度に一杯しか落とせないないが、日本茶は数杯のめて、<環境にやさしい>などなどおもいめぐらした.

 宇治茶を呑んで、京都の貴族の高貴さを思いめぐらしている.
 家人「京都のお公卿様はちがいますねネ-.一杯だけを楽しむ>.
 ひょっとしてお公家様が呑まれるは、抹茶.煎茶は召し上がらなかった、かも.

 静岡茶と宇治茶.この対比は、一般的なものでしょうか.
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視線を内に、顧客目線で自分がかわる 久繁哲之介著『商店街再生の罠』

2014年12月21日 06時58分50秒 | 書評
 視線を内に、顧客目線で自分がかわる 久繁哲之介著『商店街再生の罠』.

 タイトルがドキリとさせてくれる.「罠 わな」の提起は、おだやかではない.
 読んでいくとどうも、当事者自体が<落とし穴>に陥っている、<陥穽 かんせい(動物などを捕らえたるためにしかけられたワナ)>、その状態を指摘したいようでもある.

 <良かれ>と重ねる施策.しかし、解決や課題認識の<基本>に<立ち返っていない>と、指摘しているようでもある.

 「レトロ商店街」
 「キャラクター(成功事例は学びの宝庫 テーマパーク商店街」
 「B級グルメ商店街」
 「商店街を利用しない公務員」
 「意欲が低い商店主」
 「再生戦略(1) シェアで雇用・起業」
 「再生戦略(2) 地域経済循環率」
 「再生戦略(3) 地域コミュニティ」

 
 「商店街を利用しない公務員」や、「再生戦略(1) シェアで雇用・起業」で紹介されるコンサルタントの所業など、「たしかにそうだ、が、そこまでやるか」と、うなづくばかり.

 <商店街活性化と地域おこしは、違う>とする.
 身銭をきる勉強をしない、エリート.
 補助金、利用者よりも国、都道府県の役所、成功例のモノマネ、美しいく拒否できないことばでつづる施策説明. 
 役人は仕事をしているが、そのことと「施策が成功しているかは、別」といっている.

 二つの側面の、指摘を読み取ることができるか. 
 メディア、メーカー、官、金融に象徴されるエリートが、「国民は安価なら、この程度で満足するはず」という、ある程度の「思いあがり」.
 他方で庶民というか、ユーザーが個別分散化させられている.
 他方で価値観、味覚、文化に劣化がおこり、低俗を<普通>と訓練される消費行動.

 必ずしも、メディア、メーカー、官、金融に象徴されるエリート性を示しているわけではない.
 しかし、そうしたエリート性と庶民との間にあって、制度を動かし良かれと行動しつつも、結果は格差と徒労がうまれる.
 そと点が、著者の主張点ということは、示されているようにおもうのだが.

 久繁哲之介著『商店街再生の罠』、「~売りたいモノから、顧客がしたいコトへ」のサブタイトルがある.(ちくま新書 2013年8月).
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守田 優著『地下水は語る-見えない資源の危機』

2014年12月21日 05時40分00秒 | 書評
守田 優著『地下水は語る-見えない資源の危機』。「地番沈下」、「湧水」、「地下水の環境」と続く。

 東京大学の中の構内に戦前から設けられていた、深さ380メートルの実験用の井戸が、あった。そこが実は地下水位を計測するデータ取得源となる。結果、江東区など「東京ゼロメートル地帯」を生みだした、地盤沈下の要因がわかる。要因は工業用水の取得にあった点が明確になったといいう。

 井の頭池。井の頭公園は良く聞くが行ってみたことはない。そこが玉川上水、神田上水の水源となっているということなのだ。その池の水位がひくくなって、上水の水源は途中から供給される生活排水というから、たいへん。池の水位が低下する要因は<湧水>の枯渇。

 昭和55年から10年かけて清流をとりもどす取り組みが積みあげられたのだそうだ。

 地盤沈下が安定したところで発生したのが、地下水に有機溶剤などが蓄積する、<地下水の環境>問題。水質悪化が、人体にも有害な化学物質を含有することが、問題に。絶縁液体の排出やクリーニング溶剤を未処理のまま、排出したためということ、か。

 目下、読んでいる途中。なぜ、地下水はこれほどまでに傷めつけられるか。サブタイトルに「見えない資源の危機」とある。水に<公水>と<私水>があって、地下水は<私水>にあたり、規制の網がかかっていなかったうえ、水質としても透過、兆時間の伏流できわめて安定性と成分均一性が高いのだと、いう。

 よく、非火山性の温泉を掘り当てて、地盤沈下がおこらないのかと、心配する人がいる。そうした声が、本書をてにとった要因のひとつではある。世間は、「眼にみえるものは感心をもつ」。しかし目に見えないものには、人間の都合を押し付けいるだけではない、か。あらためて本書は、そうした点を考えさせてくれる。(岩波新書 2012年6月)。

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愛犬 携帯写真

2014年12月20日 06時26分55秒 | 生活


 2003年ー2009年.存在感を発揮していました.息子夫妻に気にいってもらって、拙宅の住人.



 家計簿のうえでは、住居費で計上されておりましたけれども、食事代、医療費が膨らみましたが.もっぱらダイエットを腰部保護のため、強いられまして.

 

 空腹の生涯ではなかったでしょうか.
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存在感 携帯写真

2014年12月17日 16時58分19秒 | 生活


 存在感 携帯写真.まだまだ、ありました.ジーッと黙考ということもあるのですが.

 基本的には、食べることに<生きがい>がありました.
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