pacific0035'写真BBS

文学や史跡で登場するマチを旅しながら、折々、紹介することを心がけています。

新緑の季か or 深緑の節か 久著呂線軌道緑楓トンネル in 塘路二股

2023年05月31日 08時24分53秒 | 季節
 新緑の季か or 深緑の節か 久著呂線軌道緑楓トンネル in 塘路二股

 広葉樹の森に<梢のトンネル>を思わせる拓殖簡易軌道久著呂線跡。1,997年の初訪以来、この地点には何度か。
 今回、足を踏み入れた途端に感じた、<森の梢のトンネル>。その景観は、見事。そう感じ、即座に「川湯硫黄山・青葉トンネル」の景と結びつけてみたことだ。
 今は新緑、やがて深緑の季節を迎えるに、いっそう迫力と凄みを増すのではないか。

 周辺は広葉樹におおわれている。今は緑ながら、10月中旬に至ると黄色、紅色の葉で覆われるのではなないか。
 5月下旬の訪問ということが初の体験。前回は20年8月と心得ているので、この3年。
 ひょっとして樹林層の<ふくよかさ>が、さらに加わったことか。

 自身で撮影の画像を見つけるのはたいへんながら、川湯に二季の名勝。「(上)川湯硫黄山 青葉トンネル」「(下)川湯温泉 紅葉トンネル」
 硫黄山・青葉トンネルは旧釧路鉄道軌道跡。川湯温泉・紅葉トンネルは国道沿いの道筋。
 ここに、春の緑に秋の紅葉を期して「久著呂線軌道緑楓トンネル」。今、新しい付加価値を付して注目しつつも、これからの推移を見まもりたい。
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幼年期愛情・成長期教育・現在の貧困 森達也紹介「犯罪は三つの不足」230214

2023年05月30日 13時03分20秒 | 記録
 幼年期愛情・成長期教育・現在の貧困 森達也紹介「犯罪は三つの不足」230214

ロシアのウクライナ侵攻。一年を前に意識したのか。
 『京都新聞』2月14日ネット配信は「『多くの戦争は自衛から始まる』森達也さんが語る日本人の同調圧力」をアップした。
 映画監督にして作家の森達也氏がコメンとするコメントする。

 本邦でこれまでに起きた、そして起きている「地下鉄サリン事件やロシアによるウクライナ侵攻で目立つ一方的な報道や、日本人の同調圧力の強さを取り上げ、『多くの戦争は自衛から始まる』と警鐘を鳴らす」と言うのだ。
 まず「(日本的な)目立つ一方的な報道」や「日本人の同調圧力の強さ」とはなにか。

 「(一方的報道&同調圧力の強さは)動機が分からない凶悪犯罪への不安や恐怖から異物を排斥する集団心理が強まり、犯罪の監視や厳罰化が進んでいる」と説明するのだ。
 加えて言及する。「ほとんどのから起きる。幼年期の愛情不足、成長期の教育不足、現在の貧困で、それを補うのが社会の役割であり、刑罰だ」とする同国の法務関係者の言葉を紹介した。

 他方で「ノルウェーでは凶悪犯であっても刑務所で人間らしい生活が保障されている」とするのだ。そのうえでノルウェー国の法務関係者の言葉を紹介した。
 「ほとんどの犯罪は三つの不足から起きる」。「幼年期の愛情不足、成長期の教育不足、現在の貧困で、それを補うのが社会の役割であり、刑罰だ」と、
 言いたい点。「(ホームレスなどの生活貧困者を放置する傍ら)再犯率が高い日本では、刑務所は受刑者を懲らしめるばかりで社会復帰が考えられていないと(森氏は)批判した」。
 『京都新聞』はかく書いたのだ。

 でわでわ。思考回路が働く。では言外に申す「現代の貧困」とはなにか。
 思いめぐらしている。肝腎な問題ではないか。<
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幼年期愛情・成長期教育・現在の貧困 森達也紹介「犯罪は三つの不足」230214

2023年05月30日 12時54分41秒 | 記録
 幼年期愛情・成長期教育・現在の貧困 森達也紹介「犯罪は三つの不足」230214
 
 ロシアのウクライナ侵攻。一年を前に意識したのか。
 『京都新聞』2月14日ネット配信は「『多くの戦争は自衛から始まる』森達也さんが語る日本人の同調圧力」をアップした。
 映画監督にして作家の森達也氏がコメンとするコメントする。
 
 映画監督にして作家の森達也氏がコメンとするコメントする。

 本邦でこれまでに起きた、そして起きている「地下鉄サリン事件やロシアによるウクライナ侵攻で目立つ一方的な報道や、日本人の同調圧力の強さを取り上げ、『多くの戦争は自衛から始まる』と警鐘を鳴らす」と言うのだ。
 まず「(日本的な)目立つ一方的な報道」や「日本人の同調圧力の強さ」とはなにか。

 「(一方的報道&同調圧力の強さは)動機が分からない凶悪犯罪への不安や恐怖から異物を排斥する集団心理が強まり、犯罪の監視や厳罰化が進んでいる」と説明するのだ。
 加えて言及する。「ほとんどのから起きる。幼年期の愛情不足、成長期の教育不足、現在の貧困で、それを補うのが社会の役割であり、刑罰だ」とする同国の法務関係者の言葉を紹介した。

 他方で「ノルウェーでは凶悪犯であっても刑務所で人間らしい生活が保障されている」とするのだ。そのうえでノルウェー国の法務関係者の言葉を紹介した。
 「ほとんどの犯罪は三つの不足から起きる」。「幼年期の愛情不足、成長期の教育不足、現在の貧困で、それを補うのが社会の役割であり、刑罰だ」と、
 言いたい点。「(ホームレスなどの生活貧困者を放置する傍ら)再犯率が高い日本では、刑務所は受刑者を懲らしめるばかりで社会復帰が考えられていないと(森氏は)批判した」。
 『京都新聞』はかく書いたのだ。

 でわでわ。思考回路が働く。では言外に申す「現代の貧困」とはなにか。
 思いめぐらしている。肝腎な問題ではないか。
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拓殖簡易軌道久著呂線二股軌道橋跡 国土地理院図旧版「細岡」1958年図230525

2023年05月28日 08時56分01秒 | 記録
 拓殖簡易軌道久著呂線二股軌道橋跡 国土地理院図旧版「細岡」1958年図230525

 寝起きのころに二点の図面を検索してみたくなった。釧路国川上郡大字塘路村字二股に位置していた軌道橋&遺跡の位置図。
 1)拓殖簡易軌道久著呂線跡は国土地理院図旧版図を検索してみること。
 2)二股にある遺跡の解説は「北の遺跡案内」で、標茶町の文化財を記載した図面を検索する。

 起床後、判明した点。
 「塘路二股」の軌道橋跡は国土地理院図「塘路湖」では域外で「細岡」図に掲載されている点。
 「遺跡」の方は目下、「北の遺跡案内」が改定中で公開されていない。

 旧版図は「謄本請求」の方法周知から「検索欄」で低容量ながら内容を閲覧することはできる。
 すでに旧版扱いの図版も現用の当時は、書店で購入することができた。したがって公共図書館で所蔵していても良いはずながら、旧蔵していると。そうとは限らない。
 仕事をもっていたときには、研究費で購入可能ではあったが、できなかった。

 まだ数年前のことながら、発注には土地家屋調査士などそれなりの検索手段に通じていなければ「難しい」。 そうした印象をもっていた。
 不鮮明な図版ながら、「確かに久著呂線は、釧路川を通過」。その痕跡は読めそうである。
 「久著呂軌道線」。釧路川と阿歴内川の合流点から、北に延伸するライン右側に配された66文字。かく読めるように、見てとったところである、が。
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XML 昭和36年建立の背景 水難殉職碑・塘路二股230525

2023年05月27日 12時11分31秒 | 旅紀行
​​​  昭和18年7月、塘路二股=釧路川&阿歴内川合流点で水死者が出た・
 当時、配された二体の観音石像には上屋が用意されて、今に継承されている。
 そこに殉難碑が建立された。1961年のことである。

 水難事故は戦中の出来事ながら、土地の人は多くを承知している。
 小説『挽歌』が世に出され釧路湿原の語は作中に用いられていないが、「湿原」の語は作者がすでに示していた。
 五所平之助監督は映画『挽歌』の一シーンに、なぜか、この地をロケ地に選んだ。

 映画はヒット。その年の観光客。
 釧路市への入込数は70万人に達していた。そう伝聞している。
 釧路市丹頂鶴自然公園。そこに放鳥されるタンチョウの捕獲地も「二股」界わい

 碑が建立の昭和36年。標茶町立自然公園条例が施行され、その条例では識者の意見を聞いて、指定地区が選定された。

​ 「塘路」「茅沼」。指定対象地の公示は条例施行規則ですすめられたか、​​公示であったか今は、記憶がない。
 関係者は注目したに違いない。「ビューポイントの受け入れ装置」。
 石像を説明する形で標碑の建立。そう、地域に歴史を読み込んでおくことにしたい。
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二鳴四花の初聴、観察 標茶町立自然公園塘路区域フットパス230525

2023年05月26日 16時44分57秒 | 催事
 二鳴四花の初聴、観察 標茶町立自然公園塘路区域フットパス230525

 塘路二股ポイントへの取り付け道路で「一鳴」はウグイス「三花」はユキヤナギ・□□□□□&■■■■(メモしていたペーパーを旅の方にお渡し)。
 パスタアンドコーヒー・プレッツェモーさんへ向かう道すがらで「一鳴」はオオジギに「一花」は◇◇◇◇(メモするヒマがありませんでした)。

 梢で待ちかね、帰路にも呼びかけた「ホーホケキョ」の鳴き声に「春告げ鳥」の異称を重ねて、一同七人、期せずして立ち止まって耳かたむけた。
 折から市内では「北大通を歩こう会」の例会。こちらが訪問ポイントに市民学芸員の配置された「エコミュージアム」。
 そちらを常連参加者が、あえて失礼。自身が市民学芸員をめざす<屋根のない博物館>の提案。

 川の利水・治水・親水の形として時代を通じて示された、多様な付加価値。
 さらなる可能性を秘めている。カヌーで川面の視線から生態系を読み込む愛好者が痛快していった。
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二鳴四花の初聴、観察 標茶町立自然公園塘路区域フットパス230525

2023年05月26日 16時30分31秒 | 催事
<span style="color:maroon;"> 二鳴四花の初聴、観察 標茶町立自然公園塘路区域フットパス230525
 
 塘路二股ポイントへの取り付け道路で「一鳴」はウグイス「三花」はユキヤナギ・□□□□□&■■■■(メモしていたペーパーを旅の方にお渡し)。
 パスタアンドコーヒー・プレッツェモーさんへ向かう道すがらで「一鳴」はオオジギに「一花」は◇◇◇◇(メモするヒマがありませんでした)。

 梢で待ちかね、帰路にも呼びかけた「ホーホケキョ」の鳴き声に「春告げ鳥」の異称を重ねて、一同七人、期せずして立ち止まって耳かたむけた。
 折から市内では「北大通を歩こう会」の例会。こちらが訪問ポイントに市民学芸員の配置された「屋根のない博物館」。
 そちらを常連参加者が、あえて失礼。自身が市民学芸員をめざすエコミュージアムの提案。

 この地域は自然がいっぱい。
 生物も地形も景観も、自身では語り掛けないが、1)生態系、2)生物多様性、3)食物連鎖で結節している。
 建造物や史跡・文化財は4)時代の要請、5)地域の変化、6)多様な付加価値の提案に満ちあふれている。

 釧路国川上郡大字塘路村字二股。
 そこに7)川舟輸送の里標にして拓殖軌道の軌道橋が設けられた、
 8)原田康子昨『挽歌』の映画化で原作にはない<湿原賛歌>の価値が示された、
 9)同じく東方の風土のなかに鋭い問題意識を発見した桜木紫乃著『凍原』では、このポイントに<物語>を創設した。

 川の利水・治水・親水の形として時代を通じて示された、多様な付加価値。
 さらなる可能性を秘めている。カヌーで川面の視線から生態系を読み込む愛好者が痛快していった。
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「九年の間、戦って得た最後のもの・・、未だはっきり停戦には」 市民の戦後日記450815

2023年05月24日 09時50分48秒 | 記録
 「九年の間、戦って得た最後のもの・・、未だはっきり停戦には」 市民の戦後日記450815

 昭和二十年、そのころ日記を書き続けていた佐藤公則さんは、敗戦の日からの感慨を、次のように書きしるす。
(八月十五日)閉戦の大詔下る。正午、天皇自らマイクに立たせ給い畏き詔書を 全国民に下せ給ふ。余は聞きながら顔が下がり涙が出て仕方なかった。今夜は 口惜しいので呑む。無条件降伏、これが我々が九年の間、戦って得た最後のものであったのだ。(略)元気を出してやろう。未だはっきり停戦になっていな いのだ。
(八月十六日)一日中ボンヤリして暮す。何事もしたくない。もうする元気もな いのである。我国の無条件降伏、それを考え、今後のことを考えるとき、何と しても嫌になってしまうのだ。

 2001年3月発行の『街角の百年~北大通・幣舞橋~』(佐藤宥紹 釧路市発行の釧路新書 第25巻)に、「虚脱」と小見出しを付して、上記の一文がある。
 『釧路春秋』第十一集に掲載されたものから、必要なところをほんの一部、抄出させてもらった。

 日記を記した佐藤さんは地域の経済団体で広報課長を務め、市内配布紙ではコラムの執筆の常連さんであった。

 『街角の百年』引用部分では、氏が「閉戦」と受け止めた。天皇の放送を聞いて生じた、新しい事態への対応を模索している。「未だはっきり停戦になっていないのだ」と信じられぬ事態に、「虚脱」の思い禁じ得ず、いかにも無念さが伝わってきている。

 そう、書かせてもらったのだ。
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第6回ぶぶる「凍原が描く景色」塘路へ行きませんか?🚃 遊ぶ・まねぶ・褒めるの三要素達成めざし公共交通で遠足230525

2023年05月23日 09時13分34秒 | 催事
 第6回ぶぶる「凍原が描く景色」塘路へ行きませんか?🚃 遊ぶ・まねぶ・褒めるの三要素達成めざし公共交通で遠足230525

 その催行プランをまとめました。
 これまでもその一部をBLOGに書き綴ってきました。
https://blog.goo.ne.jp/pacific0035/e/25fdfb67032aded09694f3b2b26275a3
●「名所」=釧路川舟運の「道標」  釧路川機械船就航と「二股」230525
2023年05月13日 12時12分15秒 | 記録
https://blog.goo.ne.jp/pacific0035/e/e0a866f293a13f124154e254b5f1dddd
●二股 久著呂軌道橋 「挽歌橋」 作品舞台としての釧路川本流&支流阿歴内川合流点
2023年05月14日 10時30分23秒 | 記録
https://blog.goo.ne.jp/pacific0035/e/56e6fc69849a448b3d665bea518f43f4
●『挽歌』&『凍原』で、ともに主題となる「標茶町二股」 作品の舞台巡遊5th 230321
2023年03月21日 16時52分35秒 | 記録
https://blog.goo.ne.jp/pacific0035/e/ddc34982fdeef6e45acbc625a1558869

 当日の配布資料は明日、こちらで印刷します。掲載図は昭和36年制定、標茶町立自然公園条例施行規則で「自然公園区域」と定めた「塘路地区」の西端を巡見します。
 すでに参加者予約は締め切っています。お申込みくださっているお方、よろしくお願いいたします。
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背景映像活用し<変化の振り付け> 日舞の舞台で「陰陽師 安倍晴明」230521

2023年05月22日 10時16分13秒 | 記録
背景映像活用し<変化の振り付け> 日舞の舞台で「陰陽師 安倍晴明」230521

 舞台は釧路市生涯学習センター“まなぼっと幣舞”大ホール。
 花柳寿芳久 はなやぎ・じゅほうひさ門下の社中で演じられた。
 企画から構成、演出、振り付け。寿芳久の創作舞踊。

 「第一幕 安倍晴明 母への追慕」
 「第二幕 平安のお花見・百鬼夜行・葛の葉の悲願」
 「第三幕 晴明の恋」

 百鬼夜行から葛の葉、そこからさらに晴明と恋人。
 二人が変幻自在に演じるところが圧巻。平安遷都後150年の世に、<平安の華麗さ>をかもしだす熱演。

 時にこのストーリーは著明。福島稲荷神社さんのネットから関係部分

 陰陽師 安倍晴明 https://www.fukushima-inari.com/history/72.html
 和泉(いずみ)の信田明神(しのだみょうじん)にお参りをすませて帰ろうとした保名の元へ、狩りで追われた白狐が逃げてきて、これをかくまってあげました。
 その後、白狐は女の人になって、保名のところへ来ます。名前は葛乃葉と名乗りました。
 ふたりは結婚して阿部神社の近くに住み、やがて子供が生まれ、安倍童子(あべのどうじ・晴明の幼名)と名付けました。狐は古来から、霊力を持った動物として崇められており、白狐であった母親を持つ晴明は、天才陰陽師として君臨することになる・・・・。
 
 朝廷の陰陽尞に仕えた晴明は、優れた才能により、安倍家を賀茂家と並ぶ陰陽師の家に押し上げました。
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COVID-19&気候変動、実は同根 発症前にも指摘があったようで230421 COVID-19&気候変動、実は同根 発症前にも指摘があったようで230421

2023年05月21日 09時59分42秒 | 記録
 COVID-19&気候変動、実は同根 発症前にも指摘があったようで230421

新型ウイルス感染症。COVID-19の発症について。
 自身は北海道東部のマチに2020年2月18日、そして19日-20日に投宿し、その地で実は最初の罹患者が発生していたことを知った。
 あわせて筆者居住地でも罹患者の出現が伝えられ、その要因は<さっぽろ雪まつり>からの帰宅。そう漏れ聞いた。

 同年11月になって、総合雑誌『世界』5月号かに、「COVID-19&気候変動は同根」の記載を読んだ。
 その要旨、成因の説明があったのだが、その根拠・出典は示されてはいなかった。そう読んだ。  
 2023年5月下旬。そろそろ探索してみたい。その到着点を掲載の写真としておく。
 氷河 融解 コロナ ウィルス https://wired.jp/article/arctic-spillover-risk/

 五箇 公一氏に「人類の進歩が招いた人類の危機 パンデミック、気候変動、生態系の崩壊はなぜ起きた」が、『組織文化/組織開発 2020年8月号』で発表していたようだ。
 https://dhbr.diamond.jp/articles/-/6876

 氏は「「コロナ感染症の危機」は、「気候変動の危機」と要因が同じ」であるとする。
 そのうえで「地球の生態系を危うくする『生物多様性の危機』にも通じている。人類の存続を脅かす3つの危機の根本要因」 とするのだ、
 その要因を産業革命に求める。「3つの危機は、『人間活動による過剰な搾取』が原因」とし、
「産業革命以降の、それまでとはレベルの大きく異なる過剰な経済活動が、今日、3つの危機を同時にもたらしている」 と展開して詳説に移る。そこからは有料情報ながら。
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モノ創り基盤の脆弱に由来1884年 地域の経済&文化-2-

2023年05月19日 13時02分16秒 | 記録
 モノ創り基盤の脆弱に由来1884年 地域の経済&文化-2-

 1884年と85年の6月。因幡国八頭郡などからの移住者105戸が北海道東部の地・釧路に来住する。
 105戸中に「師範農」なる篤農家が含まれていた。旧士族移住の一団に、<農>の存在は異色のコトといえよう。
 「旧士族に寒冷地農業を授産」。師範農はとまどったに違いない。「農業経験が通用しない!!」。

そこのところを文学作品でどう、表現するか。本稿は<そこ>が主題ではないのだ、が。
 <本稿の主題>は識者にお任せさせていただいて、<土が育っていない、農業経験ゼロ、非稲作&非養蚕の不適地>。
 師範農にとってある意味、土未成熟・無経験・不適地は三重苦=トリレンマであった。

 論が最初から迂回しているも、北海道東部に吹き込んでいた風。
 それは、モノ創り能力はあるも、必要な技術も経験も、実用上の知識も持ち合わせない階層が、移住対象者であった。
 逆に申すと、<モノ造りの達人、成功者、実績保有者>は、移住をすることなく、母郷にとどまった。

 移住者は<一山>をあてようと、<ニーズのある処、儲けの確実に得られるところに、利益のあがる品を結節する>。
 それで事業が成立。利益が見込まれ、<無いもの社会&流通手段をもたない消費者&利用者>に、「売り手優位」と「(現地生産品は)買い手価格で一手独占」の商いが成立した。

 地域の経済&文化。その停滞を指摘する時に見落とせない点。
 それは本州移住を受け入れた時点で、そもそも<国内水準に適合するモノ創り能力が脆弱>であったにもかかわらず、そこを<地域間競争で優劣を競った>。
 その点に回帰するのではないだろうか。

 今や<地域間競争を超え、国際標準で生き延びる>時代への挑戦が続く段階にある。
 <観光>を申すも、<港湾物流>が注目されるも、<IT&AI>進化のもと新産業構築の時代を生きるも、目と関心を国際視野に広げる時に立ち向かっている。
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人たるの大恥辱&政府の恥辱 前田正名筆「第六 不虞の備え」230517

2023年05月18日 10時00分32秒 | 記録
 人たるの大恥辱&政府の恥辱 前田正名筆「第六 不虞の備え」230517

 (前田正名筆『興行意見未定稿』-全文-)
 「内乱外患は人為なり。或いは之を避けるの方法もある可し。然れども人生には不虞の天災あり。水火疾病死亡の如きは即ち命数にして避く可らず。是故に人民各自常に此覚悟なかる可らず。火災に逢ふて路頭に彷徨し、病に臥して医薬を求むるに能はざるに至り、死者あれども埋葬の手当ても無きが如きは、人たるの大恥辱なり。国にはこの如き人民多きは政府の恥辱なり。宜しく上下共に勉強して此等の社会を減少することを図らざる可らず。」

 逓=①たがいに、かわるがわるに、②次つぎに伝える、伝達する、③宿場、宿駅、④物を宿つぎして送る、⑤宿次の人夫や馬車、⑥つぎつぎに、次第に。
 1)鉄道・港湾で発展のマチ→空港・高速道
 2)逓信→ネット回線
 3)港で繁栄、非製造物主義の時代に港湾流通の代替資源はなに?。

 ヒトを介してのネットワーク&ビジネス→記号で結節、参加不能者は「不虞の備え」も蓄積できず、政府はそれを容認、むしろ拍車。

 そういうことではない、か。
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大川の流れとともに 伝統工芸を支持する力&育てる力 「小さな旅 川の流れとともに―大阪市―」230513。

2023年05月16日 09時34分22秒 | 放送
  水の都・大坂で暮らしのすぐそばにある大川
 1)父親から継承、娘夫婦が操る小さな遊覧船
 2)巨大なコイ釣りを通して出会い、支えあって暮らす釣り仲間。釣ったコイでコンテスト、計測してリリース(ツルガダイ公園で<小さな鯉の釣り大会>、自然保護の啓発に役立てては。
 3)川のほとりで三代にわたり営々と受け継いできた<切子職人>。
ビルとビルの空間に満月が収まる時
エンデングのナレーション 「人と人の人生をつむぎ、大川は流れてゆく」。

 3)の切子職人の項目で考えた。伝統技術の継承者が今なお、存在を可能にするうえで二つの条件。
 A)国内マーケットは狭い。そこを国際水準で生き残る技術力
→地域内競争で支えあい、生き残ることのできた枠組みは崩壊した。
→インターナショナル標準で生き延びる難易度に挑戦して生き延びている。
 B)国内マーケットが縮小していることは確実ながら、しかし本州ではまだ<支持力&育てる力>の持続力がある。
→中間層の基盤維持。
 C)明治期の松方デフレ期に薩摩閥の前田正名は、惣村伝統工芸品の国際水準維持を主唱していた。

 小さな旅 川の流れとともに―大阪市―230513 nhk4Kam6:00~ 再放送予定230519 am9:00~
 大川の流れとともに 伝統工芸を支持する力&育てる力 「小さな旅 川の流れとともに―大阪市―」230513。
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身はサラリーマンであっても、自身の人生の経営者 丹羽宇一郎氏の<ことば>かみしめる230515

2023年05月16日 08時29分58秒 | 記録
さきに本ブログで「<弘法大師の供養に通じる> 『お接待船団〜和歌山・徳島〜』230422初回放送」を書かせてもらった。

 この番組では、200年は続くという「有田接待講」で二人のキーマンが登場する。
 その家柄は、「みかん農家三代目」と「1818年からは続けているという醤油製造元」。
 その後継者が、講の代表や世話役となり、危険をおかしても四国・鳴門にわたる一行を励まして渡帆してきた。

 それぞれが異口同音に語る。
 「代々家業が続いてきたのも、『大師様のお蔭』、跡継ぎ者が立派に事業を受け継いでくれるのも、『大師さまのお蔭』」。
 継承する当代もまた、別々な言い方で語る。「(講の代表・世話役を務めることは)父からの遺言、母の言い伝え」。

 経済の論理で申すと、「代々にわたり発展させてきた『営業権』『財産権』の相続」。
 「利益があがれば『やる気』も起きるが、『儲からなければ売るなり、廃業する』なりのこと」。
 ただ、経営者には「誰にも代わってもらえぬ、当事者責任と経営能力」を持ち合わせる。
 「給料日を前に、明日の支払いをめぐって、どこの家も夫婦喧嘩が絶えない」。
 そうも申す。「自分たち夫婦の支払いで喧嘩をする」はサラリーマン家庭。経営者家庭では「従業員の給料支払いを巡って喧嘩になる」。そうではないか。

 一見、関係がないかに見える「有田接待講―弘法大師―醤油製造元&みかん農家」。
 経営当事者ならでは実感の「お蔭―恩返し―自身の分も含めて<お遍路さん>に託す巡拝」。
身はサラリーマンであっても、自身の人生の経営者 丹羽宇一郎氏の<ことば>かみしめる230515

 千葉県から徳島へ。女性元看護師さんの収録言を詳録しておく。
  「<お接待>を受けつぐ人が居ます」
 「業務量が増えて忙しくなって」。「だんだん自分が患者さんに対して時間を割けなくなって」「人に優しくなれないとか」
 「それでどんどん、自分のことが自分で嫌になっていくって、いうのがつらくって」。

 「(高野さんは)看護師をやめて遍路の旅にでました」「そこで有田講の人と出会い」
 「そこで(鳴門にくることのできない有田の代わりに)<お接待>を受けつぐ人に」

 「(鳴門・霊山寺で)有田の人たちが楽しそうに、うれしそうに<お接待>しているのを見るのも」&「お遍路さんたちが嬉しそうにお接待をいただいていくのを見るのも、本当に幸せでした」

 「その後、(高野さんは)毎回、接待講に参加するようになりました」
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