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文学や史跡で登場するマチを旅しながら、折々、紹介することを心がけています。

「孤独の中に置き去りにせず」 「他者を」はなんとかなっても「自身は?」230430

2023年04月30日 09時49分45秒 | 記録
 「孤独の中に置き去りにせず」 「他者を」はなんとかなっても「自身は?」230430

 「どんなに孤独で苦しく悲しくてもあなたをそのまま受けとめ決して見放さない」
                    
 2023年は『顕浄土真実教行文類』が1224年に完成したとして、「立教開宗800年」を掲げている。
 その公式HPに掲示しているページの冒頭に、引用句が記載され、その出典根拠を「阿弥陀さまからの救いのメッセージ」と掲示している。

 医療の現場に<終末期緩和ケア&キュア>の理念があって、その中に次のワンフレーズを聴かされたことがる。
 「(終末期の患者を)孤独の中に置き去りにしない」の看護姿勢。
 先立ち「その人らしい生き方」「生活の質」という理念を示していたが、そこを深化する形で「孤独の中に置き去りにせず」の志が示された。

 話を聴いていて、想いうかべた。
 「西国八十八ヶ所霊場信仰」、いわゆる「お遍路さん」でその「菅笠 すげがさ」に「同行二人 どうぎょうににん」と書いてる。そう聴かされてきた。
 今、「孤独で苦しく悲しくても」を、「(地域のなかで他者を)孤独に置き去りにしない」をすすめて、ヒトはおのずと次に示す境涯にたどり着くことが不可避ではないか。

 結局は「自身を孤独の中に置き去りにしない」。
 これからの時代には「地域家族」の考え方があるも、それとは別に、思いめぐらす点がある。
 「お遍路さん」の「同行二人」に対応して、聴かされていたのは「2、一人いてしも 喜びなば 二人と思え 二人にして 喜ぶおりは 三人(みたり)なるぞ」のフレーズ。
 結語は「その一人こそ・・・・・・」と展開する。

 「お遍路さん」は弘法大師、「その一人こそ」は見真大師(=親鸞)ということなのだ。

 この根拠を「九条山 浄教寺」HP http://onkoshya.sakura.ne.jp/joukyouji/931/ が示している。(以下『御臨末の御書』 記載)
 「我が歳(とし)きはまりて、安養浄土に還帰(げんき)すといふとも、
  和歌の浦曲(うらわ)の片男浪(かたおなみ)の、
  寄せかけ寄せかけ帰らんに同じ、

  一人居て喜ばは二人と思ふべし、二人居て喜ばは三人と思うべし、
  その一人は親鸞なり。
 
  我なくも法(のり)は尽きまじ和歌の浦 あをくさ人のあらんかぎりは
                弘長二歳十一月 愚禿 親鸞 満九十歳」
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新芽出るまで落葉せず 転じて「家系絶えず」「子孫繁栄」「母を讃える」230428

2023年04月29日 09時31分22秒 | 記録
 新芽出るまで落葉せず 転じて「家系絶えず」「子孫繁栄」「母を讃える」230428

柏の木の葉は、新芽が出るまで古い葉が落ちないという特性から、新芽を子ども、古い葉を親に見立て、「家系が絶えない」さらには「子孫繁栄」と結びつけた.
「家系が絶えない」を「跡継ぎが途絶えない」とすら、読みかえているケースも。

五月五日は徳川幕府が定めた五節句の内のひとつである端午の節句。
 関東で普及した背景なのかも。柏の木の葉で巻いて作るので柏餅。柏餅は関東では良く食べられるのですが、関西では粽の方が主流。そうも記載している。
 230428放送のnhkG「チコちゃんに叱られる」は、「(柏餅を食べるのは)お母さんに!!, 感謝するためー」。

 それって、<読みすぎ>なの、か?。
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「育てる力」「支える力」「創る力」 フローの経済のなかでストック経済未成熟ー前ー 釧路市中心街230426

2023年04月28日 13時10分38秒 | 記録
 「育てる力」「支える力」「創る力」 フローの経済のなかでストック経済未成熟ー前ー 釧路市中心街230426

 最近、北大通について自身はどう、向き合うと良いのか。そう聞かれている。皆さんはどう考えるか。
D)経済指標が右肩下がりに転じ、在来専門店を「育てる力」「支える力」が、すでに衰退していないか。
 E)地域内競争を制してきた在来専門店の<勝ち組>が、外来大型店・ネット販売・産地直送販売など、地域外競争に落伍し後継者の経営持続に難色を示していないか。
 F)前項E)は「創る力」、起業する力、開発・投資する力が確実に<劣化>しているように思える。
 G)<違いが分かる>階層の拡充・深化が停滞し、<三方よし=買い手よし、作り手よし、売る人よし>の商業道徳が存立した基盤が弱体化している。
 H)かわって、「売る人」に叶う<売れ筋商品+お手頃価格>にあわせた商品&消費サービスの拡大。そればかりではなく「売る人」優先は、保存料や酸化防止剤など不要領域にも食品添加剤が広範に使用されている。

 既存在来店が廃業するのは「D)+E)+G)の要因」ながらも、代替投資、代替起業が弱体な点は、「F)+H)の要因」によるものか。

 「Ⅲ.京都学-折り合いをつける知恵-対立のエネルギーあれば、負荷価値創造のエネルギーに-」の補完項目として記載。
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来年で開業70周年 周辺人口の推移&釧路炭田の盛衰 釧路和商開業70周年

2023年04月27日 11時07分16秒 | 記録
 来年で開業70周年 周辺人口の推移&釧路炭田の盛衰 釧路和商開業70周年

 釧路和商。言わずと知れた釧路市民の台所。ながら、さりながら。
 釧路市民の足が遠のき、「市民の台所」はうすれ、「釧路観光のワンスポット」。
 そうはなっていないだろうか。

 190517、若者たちと「釧路和商」を調べてみた。
 「釧路和商とは」でヒットする検索サイトの一つ、「www.sanpoco.com/152 釧路駅には、釧路和商市場と釧路丹頂市場、釧路・・・・・」を読むと、以下の記載。

 「釧路和商市場(くしろわしょういちば)とは、釧路市のJR釧路駅の西のほうにある、公設市場です。

 1954年に「和商市場」と名付けられたそうです。カニや塩干などの鮮魚をはじめ、青果や花、薬、そば、珍味、菓子、漬物、食品、精肉、茶などを扱っています。
 ご飯を盛った丼に、自分好みの魚介類を載せて海鮮丼にできる勝手丼のサービスでも有名です。 
観光客のお土産場所として、非常に人気があります。釧路駅からも徒歩圏内なので、便利です。観光客のお土産購入場所としても人気があり、市民の台所としても使われています。

近隣には、釧路フィッシャーマンズワーフMOOなどの商業施設があります。
 釧路和商市場のウェブサイト https://www.washoichiba.com/ 

 「観光客のお土産購入場所としても人気があり、市民の台所としても使われています」に注目するが、市民の足は決して<繁くはない>。どうしてか。
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「プロバカンダ映画・皇民化・南方特別留学生」 「大東亜共栄圏の3年8カ月 映像の世紀バタフライ」nhkG 230424

2023年04月26日 08時41分18秒 | 放送
 「プロバカンダ映画・皇民化・南方特別留学生」 「大東亜共栄圏の3年8カ月 映像の世紀バタフライ」nhkG 230424

 インドネシアではある伝説が残されている。
 12世紀、東ジャワを支配していた王様=ジョヨョボの助言。
 「北の方から黄色い人々が責めてきて」「白い人を追い出してくれる」
 「黄色い人々は我が王国を支配するが」「それは短い間でトウモロコシの花が咲く前に去って行く」。

 欧米の植民地からの解放、独立。日本は救世主として大東亜共栄圏構想を掲げ同化政策をすすめる。
 1)プロバカンダ映画
 2)皇民化-宮城遙拝・最敬礼
 3)南方特別留学生-日本に派遣し指導者として

大東亜共栄圏 欧米の植民地支配からアジアを解放するというスローガン。太平洋戦争において日本がインドネシア、ビルマ、フィリピンなど東南アジアの人々に、1)日本精神を強要、2)現地の秀才たちを日本に協力する指導者として育成する「南方特別留学生」として日本へ送り込み、3)同化政策をすすめつつ各民族独立のスローガンを掲げて南下した日本軍を、正当化する構想。
共栄圏には、日本を盟主とした共存共栄の自給自足共同体。


 (番組案内) https://www.nhk.jp/p/ts/9N81M92LXV/blog/bl/pwNd0m2dAp/bp/p9d5Wlr21D 1942年3月、日本はオランダ植民地だったインドネシア・ジャワ島を制圧。​宣伝班を率いた陸軍・町田敬二(当時中佐)は、​インドネシア人の団結を鼓舞した。
 「インドネシアの民衆は、手に手に民族旗をひらめかせて​天地も崩れるばかりの大歓声をあげながら、​熱狂して踊り回ったものだった。 ​各民族独立のスローガンを掲げて南下した日本軍は、​この瞬間においては、確かにアジアの救世軍であり盟主でもあった」
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「50年ぐらいは2人で生きんのも悪くないかも」 決断求める一言 nhk「朝ドラマ 舞いあがれ」230328

2023年04月25日 10時10分26秒 | 放送
1分前2023/04/25 火曜日 10:08
「50年ぐらいは2人で生きんのも悪くないかも」 決断求める一言 nhk「朝ドラマ 舞いあがれ」230328

 東大阪市のモノつくりのメッカ。町工場のど真ん中に育った二人が、「いつ見ても、だれも歩いていない公園」で交わす、言葉。
 工場経営者の長男に生まれ、東大を卒業して株式ディーラーになった悠人役が、とうとう発する。

 「いいことやん。どうせ人間なんか一人で生まれて一人で死んでいくねん」。 だが、「そやけど…長い人生、50年ぐらいは2人で生きんのも悪くないかもな」と言って指輪の箱をパカッと開けた。

 その言葉を聴いた娘役・久留美が応える。
 「ズルいねん。こんな時だけ直球って。『はい』って言うしかないやんか」
 久留美と悠人は幼なじみ。そうではあるが、久留美と悠人の妹は、同級生でで友人同士。「やっと、二人はゴールイン」。そうした展開の究極であるも。

 悠人が前段に述べた「人間なんか一人で生まれて一人で死んでいくねん」には、浄土教にある記載を思い出す。
 その一節、「独生独死独去独来 どくしょうどくしどっこどくらい」をベースに据えていることに。

 仮想と現実、虚構と実態、生と死の同時進行。
 そこを踏まえて「他者を孤独の中に置き去りにしない」「自身を購読の中に置き去りにしない」。
 前者は何とかなるかもしれないが、後者はなかなか至難。人生百年。想定されるかだいではないだろうか。
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資産依存、利益吸引型の<観光>から脱却したい 知床観光船遭難から一年230423

2023年04月24日 11時32分42秒 | 記録
資産依存、利益吸引型の<観光>から脱却したい 知床観光船遭難から一年230423

知床観光船遭難から一年230423.
1)出航判断のムリ、2)遭難船の整備不備、3)遭難時に運航管理者支持旅行中。
 まだ、あるようだ。きわめつけは「一億の保険をかけているから、心配ない」ではなかった、か。
 ホテル経営の落ち込みを、運航利益で補てん。そうしたニュアンスも伝わっている。

 界わいの温泉ホテル。
 部屋は「和室10畳の規格品」には訳がある。大型貸し切りバスで経済団体募集の男性たちや女性たちが、団体旅行でにぎわい、承けつくした時代があった。
 家族単位、夫婦二人の旅の時代に、部屋は似つかわしくない。

 大型貸し切りバスで団体旅行。
 かわって隣邦からの国際人をうけいれるも、観光地のどこでも似たような<他産地製造の土産品>販売。
 来訪者はカネのあなる木。儲けられるだけ、儲ける。そんな気風はなくなったのか。そう思っていたが。

 そうではなかったらしいと思いめぐらす、「知床観光船遭難」。
 道内配布紙の見出しは厳しい。「社長『海をまねていた』」「説明尽くさず、『謝罪』強調」。
 まだ、一部に<経営への哲学>再構築が求められているようだ。
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「今後のさまざまな不安要素」を楽しもうではない、か。 釧路シニア大学院第9期230425「なぜ学ぶ、生涯学習3」

2023年04月23日 09時46分12秒 | 記録
 受講者44名の代表が<あいさつ>したと。
「今後のさまざまな不安要素にも賢明な対応ができる能力を身につけたいと思う」「生涯学び続けていきたい」。

先立ち学長(北海道大学医学部教授 癌医学専攻)の加藤紘之氏。
「学びを止めたら年を取ってします」「友との語らいを楽しんでください」。
さっそく記念講演という形で、第一回目の講座。

北海道医療大学名誉教授の加藤石垣靖子氏。講演題名は「物語られるいのちによりそう」。
『北海道新聞』23年4月21日朝刊の13面。「人生100年時代」の企画紙面。
「UHB大学 第36期 62~85歳」「『生涯学』学ぶ44人入学」と見出し。

UHB大学。設置の趣旨は「学びだけでなく、健康や生きがいづくりの場」とする生涯学習講座。
「みんなが<年寄りになる>姿をこれまでに見てきたが、自身が<年寄りになる>のは実に楽しいものだ>」。
叔父のお連れ合いさんが申してくれた鶴声。イトコから聞かされ<そうかも>。今、その真っ最中に居る。

「今後のさまざまな不安要素」を楽しもうではない、か。 釧
路シニア大学院第9期230425「なぜ学ぶ、生涯学習3」
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歩いている人嬉しそう、お接待のヒトうれしそう 「nhk4K よみがえる新日本紀行 お接待船団〜和歌山・徳島〜」

2023年04月22日 09時06分49秒 | 放送
 歩いている人嬉しそう、お接待のヒトうれしそう 「nhk4K よみがえる新日本紀行 お接待船団〜和歌山・徳島〜」

 番組案内に「葉県から手伝いに来た」女性の記載があった。
 「霊山寺には、お接待を受けて救われたという女性も千葉県から手伝いに来た。お接待を受ける人もする人も共に心が豊かになる日本の文化」
 番組で42歳、看護師という女性が、語っている。

 「業務量が多くなって、忙しくなって、患者さんにやさしくなれない自分が
居まして」。
 「これでは、いけない」。一大決心をして、お遍路さんの旅に出た42歳、🚺。
 「(遍路旅を)歩いている嬉しそうに」「お接待で<もてなす>人も嬉しそうにしている」。
 「私も嬉しくなって」と、お遍路さんの接待講の<お手伝いさん>に。

 接待講員を継承している家系の女性。
 「自分が健康で、家族もそろって健康」「(子どもたちが)仕事も接待講もうけついでくれている」。
 「それも、これも(弘法)大師さんおおかげ」

 それぞれが、<自身が健康でいる>のは<あたりまえ>と受け止める。
 しかし、<あたりまえ>に生きる、生活することが<難しい>ことであって、いつ病気になっても、いつ死んでも不思議ではない、この身の上で>ということなり、や。

 どこか一か所。病気になって気が付く、人間の体のもつバランス。その絶妙な、役割分担。カバーする姿が、どこかにアンバランス。


(例によって「番組案内」)https://www.nhk.jp/p/ts/W56365KYPX/episode/te/D858KK9LJK/ 
 48年の歳月を経ても、和歌山から海を渡って来るお接待は続いていた。コロナ禍で中断していたが、今年は3年ぶりに復活した。その旅を和歌山の有田市から徳島の鳴門市まで追う。代表の松本弘夫さんを中心に、二百年続く伝統を守ろうと名産のみかんを集めて船に乗る。行先の霊山寺には、お接待を受けて救われたという女性も千葉県から手伝いに来た。お接待を受ける人もする人も共に心が豊かになる日本の文化を伝える。
 4月28日(金)午後0:00 ほか 放送予定へ
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シニア講座、仲間・地域とのかかわり深めるとき 釧路湿原シニア大学第10回入学式・大学院第9回入学式230412

2023年04月21日 13時42分23秒 | 記録
シニア講座、仲間・地域とのかかわり深めるとき 釧路湿原シニア大学第10回入学式・大学院第9回入学式230412
 第10期の本科生に四八名をお迎えし、大学院研究科に二六名の登録をしていただきました。ほかに大学院研究科聴講生が約六〇名ほど所属されています。「本学に学んで頂く方は総勢一三〇名内外」に及びます。

 新型コロナウィルス感染症も、その規制が緩和されつつあります。一〇期生は前期を上回る一・六倍弱のお方が参加されました。二年間で地域理解に努め、蓄積した知識をもとに「他者を孤独の中に置き去りにしない」を共に学びましょう。
シニア大学九期生から実に九〇%弱のお方が大学院に進んでくださいました。「近年にないこと」と、関係者はその高い意識を歓迎しております。大学院ではこれまでに培った知恵をもとに、地域に貢献し、「自身を孤独のなかに置き去りにしない」点を、一緒に考えてまいります。

前後いたすも本日、ご来賓各位にお運び頂き光栄の次第です。本学は第一〇期生を送りだすとき、発足二〇年目にあたります。
本日、お招きしてはいませんが「聴講生約六〇名ほど」のなかに、在籍年数が一五年を超える第一~三期生がおいでになります。思うに公益財団法人北海道生涯学習協会のシステムに沿い、私は「釧路市民カレッジ博士」などの「称号」を検討する時期と考えております。格別のご理解とご支援をお願いいたします。

釧路湿原シニア大学第10回入学式にあたり、受講市民はもとより、運営理事会、そしてご来賓各位にお願いたします。
高齢者は地域の「含み資産」、しかし若者は《外部の投資で発展の街で、孤立化と分断の局面》に、身を置かせています。
「知識で創った社会に、今後は知恵で支援を」=「各位が現役時代に《知識》で築いた地域を、これからは《高邁な知恵で支える》」ために、《我が事》として参画して参りましょう。
令和五年四月一二日       釧路湿原シニア大学長

 (説明)二社から取材をいただき、『釧路新聞』は23年4月16日、『北海道新聞』は同4月18日に掲載された。コロナ感染症対策の推移をみながら、3年ぶりに入学定員を超える受け入れを可能とし、第10期を迎えることができて一つの節目に向かっている。
 10期生を送り出して「20年の歴史にピリオド」の懸念もあったなか、同窓生は「シニア大学は同窓生のボランティアで運営しています」。
 そう宣言できるところまでたどりつき、<卓越したリーダーによる運営>に「区切り」を付した。その点で、関係者にとってはきわめて感慨深い、入学式となり、そこのところを取材してもらえて光栄であった(佐藤宥紹 さとうひろつぐ 230421
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<自治する力を、持続的な取り組みに> 世界に類例をみない産業公害の水俣再生081120

2023年04月20日 10時24分10秒 | 記録
 <自治する力を、持続的な取り組みに> 世界に類例をみない産業公害の水俣再生081120

 地域に遍在する資源が期待され、高い評価の元に外部投資で経済規模を拡大した地域。
 円高、生産拠点の海外移転、モノつくり産業に厳しい<非製造物主義>。
 それら構造的要因で、地域経済は規模縮小、人口減少、18歳人口の域外流出に当面している。

 吉本哲郎著『地元学をはじめよう』は、その序章とももうすべき「地元学のはじまり」で、以下に述べる。

「水俣という地域社会は混乱のきわみにありました」(2p)。
「世界に類例をみない産業公害の発生に多くの人の健康と生命が奪われただけでなく、中傷、偏見、差別にさらされていました」(同)。
「水俣病のことを外の人たちは調べてくれた」。「でも住んでいる私たちはよくわからなかった」(3p)。
「だから下手でもいいから自分たちで調べていこう」(同)。
「自分たちのことは自分たちでやるという自治する力を根本に据えないかぎり、持続的な取り組みは不可能だ」(同 傍線部分紹介者) (同)。

水俣地元学に注目する方は少なくない。写真は http://blog.drnagao.com/2018/11/post-6544.html 「Dr.和の町医者日記」でお目にかかる。

1995年「地元学」と命名(4p)。趣旨は「自治する力を根本に据えないかぎり、持続的な取り組みは不可能」にあるようで。
95年は実に1954年、地域が異変に遭遇し、40年となる。
背景に公費で環境は元に戻ったように見えるも、<市民の対立>や<(利害者間の)中傷、偏見、差別>はなくならなかった。

安価な資源を大量に、しかも安定供給。そもそも評価が低く、労働集約型に依存せざるをえない<期待の資源>は、海外資源に置換されつつあった。
国際的な時刻資源温存の時代に、協定で<獲るから、買う>に移行した資源は、内外書価格差に、本邦の高額賃金が忌避されている。

域内競争で培ってきた経済圏、いまやインターナショナルな領域での競争に当面。
地域の付加価値を高める。産業構造の変化に対応できる科学技術の蓄積が急がれる。
国の内外に評価される対象であろうとするとき、蓄積すべきは「自治する力を根本に据えないかぎり、持続的な取り組みは不可能だ」では、ないか。
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街を「女性目線」で作る ジェンダー平等都市・ウィーンを歩く230418

2023年04月19日 08時23分04秒 | 記録
 街を「女性目線」で作る ジェンダー平等都市・ウィーンを歩く230418

 「町内会から脱退したい」「なぜ、街路灯の電気代まで、払わねばならぬか」。
 声が聞こえ、町内会幹部の<うめき声>すら届く。そうした趨勢に鶴声、か。
 「G)誰もが夜も安全に歩ける街灯整備」。

230418 「もし、街が「女性目線」で作られたら? ジェンダー平等都市・ウィーンを歩く 」
 そうした案内がメールで届けられた。
  https://mail.yahoo.co.jp/u/pc/f/message/ANQWRmQAAJRIZDyZUQKvgKeKvnQ
読むというか、そのストーリーを展開してみるに、4章9節の構成であることが、わかる。

 (抄出例示)
 1) 都市を女性目線でつくるということ
 2)「ジェンダー平等」とウィーンのまちづくり政策
A)90年代の都市計画プロジェクト「働く女性の都市(Fraun-Werk-Stadt)」
B)ウィーンのジェンダー主流化とその仕組み
C)達成目標
D)ジェンダーメインストリーミング5原則(※)
 3)ウィーン市内のジェンダー平等推進プロジェクト事例
E)まずは「女性が働ける社会」に
  F)子どもを連れていても歩きやすい道路設計
G)誰もが夜も安全に歩ける街灯整備
H)「女子もしっかりと体を動かせる」学校の校庭を設計
   I)将来を担う子どもへのジェンダー教育にも注目
4)2022年のウィーンを歩いて

 この機会に、久繁 哲之介著『地域再生の罠 ――なぜ市民と地方は豊かになれないのか?』 (ちくま新書)も併せて読んでみたい。
 (書評に以下の記載)「社員を大切にしない会社は歪んでいく。それと同じように、市民を蔑ろする都市は必ず衰退する」。
 「どんなに立派な箱物や器を造っても、潤うのは一部の利害関係者だけで、地域に暮らす人々は幸福の果実を手にしていない」。
 「本書では、こうした「罠」のカラクリを解き明かし、市民が豊かになる地域社会と地方自治のあり方を提示する」。
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価値の含み資産=知識と知恵で事・人・音・跡をつなぎ、地域を再生230417

2023年04月18日 09時05分35秒 | 記録
 価値の含み資産=知識と知恵で事・人・音・跡をつなぎ、地域を再生230417
 
「ランチ 7,590円~」「ディナー 20,240円~」。「創作性に富み、伝統と技を愉しめる京料理」を標榜するお店。
京料理店 木乃婦。その三代目当主・高橋拓児は老舗帯問屋に仕出し弁当の試作品を持参し、意見を求める。

「おーっ、キレイ」。出来上がりを一目見て合格。
味噌椀を一口。帯問屋亭主は注文をつける。「もう一つピリッと」。当主はくりかえす。「少しピリッとですね、わかりました」。
ここで取材班に「木乃婦 きのふ」当主はひと言。「私たちは育てていただいています」。

番組案内=「老舗帯問屋では得意先を迎えるために髙橋さんの料理が欠かせない」、と。展示会出席者に振る舞う仕出し弁当。亭主を囲み、女性客が10名、亭主は汁椀を一服。「うん,よく仕上がってる」。
察するに女性客は首都圏からかけつけたお得意様。本来、京料理の汁椀は<薄味仕上げ>ながら、関東からの客人をもてなすには、一工夫。亭主の思い入れに、料理店当主が応じた場面。
料理に込めた「おもてなし」の心を料理人と帯問屋の会話からひもとく。

 ・調べる力↓考える力↓創る力↓育てる力↓支える力。
 ・季節感・物語性・色や形が雅やか=「主(あるじ)」から「客(きゃく)」へのメッセージ。
 ・「知識=価値を生み出すための材料」、「知恵=実際の価値を創造する力」。
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<あるモノ=アワ・アマゴ・スギ>の潜在能力引き出す、<風の人>材 「新日本風土記 オクシズ 奥静岡」211126nhkBS

2023年04月17日 09時51分53秒 | 放送
 <あるモノ=アワ・アマゴ・スギ>の潜在能力引き出す、<風の人>材 「新日本風土記 オクシズ 奥静岡」211126nhkBS

 冒頭は「南北に伸びる静岡市」。「80パーセントを占める中山間地は『オクシズ』と呼ばれ、江戸時代は金山で栄えた」。「歴史上、重要な役割を果たしてきた面影をたどる」、と。
番組の<むすび>は「手間をかけると、作物は応えてくれること」。そういことであった。
 
 番組の貴重は、「アマゴ(アメマス)で豊漁、サカアワで豊作を祈る祭祀」にあるようで。
 6代目神職が奉幣&祝詞。「新日本風土記 オクシズ 奥静岡」で、最初のストーリー。
 大井川と安倍川を擁する静岡市の北部は、金山開発で戦後武将の<食指>集まる地点であった。
 豊かであった。人心の集積する地点であった。昭和29年に<小河内ダム>の建設がはじまり、三分の一の戸数にあたる200戸が離村していった。

 そんな地域に、域外からの移住者が増え始める。いわば、<風の人>来住ということ。 在来種に眼をこらし、間伐材をもいちてウィスキー醸造を始める。「メイドイン井川」の拡充、

 (番組案内)
 古くから徳川家康の城下町として栄えてきた静岡市。その北部、豊かな自然が残る中山間地を最近では「オクシズ(奥静岡)」と名づけ、市はその魅力をPRしている。かつてオクシズには1300年の歴史を誇る金山があり、江戸時代には「慶長小判」の主な材料として用いられた。各地から人が行き来し、様々な文化や風習、作物がこの地に根付いた。静岡の文化や経済を支えてきた地域の今を見つめる物語。(2021年放送)
 4月21日(金)午前8:00 ほか 放送予定へ
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ニュージーランド肉価格 牛<豚<鶏230416

2023年04月16日 08時03分22秒 | 放送
 ニュージーランド肉価格 牛<豚<鶏230416

朝、起きがけの「ラジオ深夜便nhkFM」。
 飛び込んできたのは「ニュージーランドで肉の価格は、別府肉が一番安く、次に豚肉が高くて、もっとも高価なのが鶏肉です」。
 「そうなんですか」と、聞き手が聴いた。続けて「理由は簡単、費用対効果です」。

 どういうことか。こういうこと、らしい。
 「牛は牧草地に放牧しておくと成長し、人手でも、飼料コストもかからない」。 
 「豚はその習性から、牛の飼育に近い」「鶏は終始、エサを与えねばならない」。

 ちなみに「肉用豚の飼育方法」。https://www.hopeforanimals.org/pig/207/ には、次の記載。
 「豚は探索システムが極端に活発な動物です」。
 「自然に近い環境で過ごす豚は、日中の52%を餌を探したり草をはむことに使い、23%を歩き回って周囲を調べることに費やします」。

 「「牛肉」「豚肉」「鶏肉」年間購入(消費)量上位10位の都道府県庁所在地」をグラフ化した図もあった。

 https://news.yahoo.co.jp/byline/fuwaraizo/20170322-00068908 
 牛肉=奈良・佐賀・京都・大阪・山口  豚肉=福島・静岡・札幌・新潟・青森 
 鶏肉=佐賀・山口・大分・岡山・鳥取

 図版「絵で見る世界の畜産物需給」掲載のページは

 https://www.alic.go.jp/joho-c/joho05_000352.html
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