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文学や史跡で登場するマチを旅しながら、折々、紹介することを心がけています。

あふれる水量、ささえる緑樹 「さくらの滝」に三つのストーリー―中―220822

2022年08月31日 09時01分04秒 | 記録
あふれる水量、ささえる緑樹 「さくらの滝」に三つのストーリー―中―220822

 「さくらの滝」では、サクラマスの遡上も熱いが、斜里川本流の水量、その豊かさにも見とれる。
 幅の決して広くはない位置ながら、滔々と流れおちる豊かな水に、ほれぼれするのだ。
 流域の平坦地には採草地が広がっているように記憶しているのであるが。

 ポイントは「川がある」。そうは悟らせない広葉樹の樹林。その豊富さにあるようだ。
 うっそうとした林宗。その多くは広葉樹で、針葉樹はみかけない。
 樹木の保水力の豊かさ。そこに尽きるのではないか。

 「森林の保水力とはどのようなことですか(森林の保水力)」。 そのようなページがあるが。
 「森林の保水力は、『地下部の土壌によって発揮される力(土壌の保水力)』と『地上部の樹木を含む全体によって発揮される力(流域の保水力)』」があります」と、書く。

 半面、28日日曜日にテレビ朝日系列のテレビで「ポツンと一軒家」の番組を見た。
 鹿児島県の一軒家訪問であったと記憶。一面にあった棚田に水はなく、田圃は畑地に転換。
 「親父が1960年ころ、杉やヒノキの針葉樹を植林して林相を換えた」。ムスコの弁。

 針葉樹で地下水が枯渇。「稲穂の国、瑞穂の地」は土色の畑地に転じていた。
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海に降下のサクラマス、陸封型のアママス 「さくらの滝」に三つのストーリー―前―220822

2022年08月29日 05時51分02秒 | 景観
海に降下のサクラマス、陸封型のアママス 「さくらの滝」に三つのストーリー―前―

サケ科魚類に例外的に標準和名を2つもつ種(もしくは亜種)の一つ。
 ヤマメとサクラマスは同種にして、サクラマスは降海型の標準和名。他方、ヤマメは陸封型の標準和名とされる。

 産卵期は9~10月とされ、孵化してから満1年半で降海。
 海域の割と沿岸に近い沖合いを回遊して過ごし、さらに1年を海域で過ごして、春先の桜の咲く時期に母川回帰することが知られている。

 「サクラマスはヤマメよりも大型になり、60cmくらいになる」と。ヤマメのいる上流部まで溯上し、産卵した後、その一生に幕を閉じる。
220822
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渡辺虎蔵商店と地域&旧渡辺家邸宅 記録で読む渡辺虎蔵商店 1n 釧路港原港区

2022年08月28日 10時13分16秒 | 記録
1900年 明治33年 「渡辺虎蔵」   「棟札」(米町ふるさと館複製資料公開)
1907年 「渡辺虎蔵商店」 『釧路国便覧』(店舗紹介)
1909年  『釧路電話局 番号簿』(『新釧路市史 第4巻』)
 1910年    「渡辺虎蔵」 『釧路港実業家銘鑑明細全図』
 1916年 『釧路電話局 番号簿』(『新釧路市史 第4巻』)
 1930年(推定)年  「渡辺紀一」  『釧路市街図』
 1932年 昭和7年          『大日本職業別明細図 釧路市』
1977年 昭和52年3月 依田有康「釧路市に現存する明治期の一民家について」
『釧路市立郷土博物館々報』 第244号

 明治33年建立と目される、釧路港東港区に現存する最古の「店舗兼木造住宅」。
 佐渡国出身の渡辺虎蔵商店として海岸線の海産物一手買い付けも商いを展開。
 店舗兼住宅は秋田県出身の工匠 工藤恒吉翁の施工。のち田村艶子氏が継承したところから、「旧田村邸」の呼称が残る。
 土壁仕上げ瓦葺き屋根。通り庭吹き抜け天井の形式を伝え、正面両脇に「梲 うだつ」を模した壁が配置されている。

 渡辺虎蔵商店と地域&旧渡辺家邸宅 記録で読む渡辺虎蔵商店 1n 釧路港原港区
 平成2年かに「ふるさと創生資金」を充てて、「米町ふうさと館」として隣接地に移転。
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脱炭素、非製造物主義、脱開発、脱成長、脱プラスチック 鉄・コンクリ・洋紙の後で・・・・-後-

2022年08月27日 09時08分57秒 | 記録
 脱炭素、非製造物主義、脱開発、脱成長、脱プラスチック 鉄・コンクリ・洋紙の後で・・・・-後-

  「石炭が育て、鉄道が域外をむすんで成長したマチの中心街」。
 2022年8月25日の本欄に、かく記載した地方都市の中心街は「シャッター商店街」。
 そう呼ばれている。釧路川河口に中核を据えた都市は、地域の南東部から北西に延びる。

「石炭が育て、鉄道が域外を」むすんだ中心街=都市の重心は、軌道交通域を超越した。
 石炭は石油に置換され、鉄道が担った輸送手段は自動車に、航空機に代替された。
 人口の配置も、市域の面積も「旧市街地」のそれぞれを「新市街地」が占める枠組み。

 言われている都市現象。それは「中心街の空洞化」。
「産業構造の高度化」が言われ。「重厚長大」と言われたモノつくり産業のシェアが小さくなって、「軽少短薄」にして経済性の高い産業が主力となる時代に入っている。

 この産業構造の枠組み変化を前に、地域は「当惑」の状態にある。
「産業構造の高度化」。それは人間一人あたりの生産能率があがり、単位あたり高額な所得額を産み出すことが期待されている。

 時代がここへ来て、三つの課題を抱えるに至ったのではないか。
 1)高度な技術を担う人材も、2)産業の高度化に対応した新しい投資も、3)時代の要請に対応した新業種の起業と投資の力。

 1952年からの30年間。
 人口が10万人から22万人近くに急膨張した時代。確かに紙幣の流入量は多かったが、地域に蓄積され.ることは貧困であった。そういうことではなかった、か。

 2014年2月かに、公共図書館を新設の銀行店舗に「間借りする」案が提案された。
 賛否両論の議論がおこり、マチなかは「二分の寸前」に近かった。
 時に市内配布紙は、「中心街に集客する施設で図書館が移転した、集客可能な施設が『点』ではなく、『線と面』にすることが必須」と書いた。

 限られた公共投資の財源。
 その投資対象の一つに、「鉄道高架橋」の案が示されている。ところで、そこの所、「鉄道当局はどう考えているのか」。
 別な言葉で「JR北海道との協議結果はどこまですすんでいるのか」。

 パブリックコメントで<かく書いたヒト>のもとには、「まだ返事が来ていない」。 そのように聞いている。
 往年の<駅乗降客270万人>の時代は終わった。
 今や根室・厚岸・網走への路線を維持する経費。それを自治体にも負担させる案が議論中。

 さてさて、そこを丸抱えで「総負担」する力量が地元自治体にあるのか。
 市内配布紙が記載の「(集客施設を)『点』ではなく、『線と面』にする」プログラムなり、プロジェクト。二の矢、三の矢の担い手がさきではないか。
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脱炭素、非製造物主義、脱開発、脱成長、脱プラスチック 鉄・コンクリ・洋紙の後で・・・・-中-

2022年08月26日 09時08分30秒 | 記録
脱炭素、非製造物主義、脱開発、脱成長、脱プラスチック 鉄・コンクリ・洋紙の後で・・・・-中-
 東京五輪は物価高の途次に当面していた。
 終了後には相次ぐ航空事故が発生したし、物価高の加重はさらに速度を増した。
 「経済成長の踊り場」とも「典型期」とも言われる<不景気>に遭遇した。

 わがマチで、その1965年を期してのちに建設のビル。あいついで老朽化がすすむ。
 事業は撤退し、跡地は放置。所有権者は移転し、「連絡もとれない」状態という。
 建物は危険を増し、建築素材が落下の恐れも。危険防止で公共が張り巡らした柵は歩道を狭める。

石炭が育て、鉄道が域外をむすんで成長したマチの中心街。
 太陽・水・植物でモノつくりを賄ってきた時代の次に、炭素の塊=化石燃料が動力となる時代を迎えた。

 鉄筋コンクリートの建物群は、開発と成長の過程を<形>に示した製造物。モノは欲望を膨らませ、無限の可能性を示した。できないコトはない。
 黒部第四ダム=「クロヨン」を眺めるケーブルカー。鉄・コンクリ・電力の繁栄像。

 今、モノに耐用年数と老朽化の現実を<目のあたり>にしている。
 「太陽・水・植物」と違って、「化石燃料とそれが産みだした生成物」。
 それは廃墟となっても、土に還元するに途方もない時間を要するのだ。

 限られた資源を<無尽蔵>に使い、結果が地球の温度を高めている。と。
 産業革命後の気温変化。気候変動、極点付近の氷河の融解。海水温度の上昇。
 他方、サンマが遠のき、コンブに、ウニに、赤潮に。近郊漁村の身近なところで被災が具体的に。ゲリラ豪雨、台風の居座り、線状降雨帯、洪水。
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脱炭素、非製造物主義、脱開発、脱成長、脱プラスチック 鉄・コンクリ・洋紙の後で・・・・―前―

2022年08月25日 10時11分19秒 | 記録
 脱炭素、非製造物主義、脱開発、脱成長、脱プラスチック 鉄・コンクリ・洋紙の後で・・・・―前―。
 
 ビルに公営住宅。
 その後は黒部第四ダムに高速道路。新幹線が開業して東京五輪。
 ビルに公営住宅は老朽化の過程をすぎて、再開発の二世、三世の推移。

 黒四のコンクリートはどれほどの耐用年数か。
 調べてみたコトがあるような気がする。
 「250年を想定」。そのように記載した見解があった。確かではない。

 そのような気がした。
 その後で、跡地はどうなるのだろうか。多分、設置者は放置するであろう。
 政府は<軍艦島>に似て、世界文化遺産の登録を主唱し、観光業者は「廃墟ツアー」を提案している。

 過疎地の観光バスは、その委託料の安さに悲鳴をあげる。
 自然保護団体は、「ギリシャの神殿」でもあるまいに、撤去して「緑化、自然への複元を目指せ!!」と。
21世紀の今、マチの中心街に残る「廃墟のビル」。公共が更地にして、土地所有権を公共のものに移管を求める向きをあるらしいが。
 脱炭素、非製造物主義、脱開発、脱成長、脱プラスチック 鉄・コンクリ・洋紙の後で・・・・―前―。
 
 ビルに公営住宅。
 その後は黒部第四ダムに高速道路。新幹線が開業して東京五輪。
 ビルに公営住宅は老朽化の過程をすぎて、再開発の二世、三世の推移。

 黒四のコンクリートはどれほどの耐用年数か。
 調べてみたコトがあるような気がする。
 「250年を想定」。そのように記載した見解があった。確かではない。

 そのような気がした。
 その後で、跡地はどうなるのだろうか。多分、設置者は放置するであろう。
 政府は<軍艦島>に似て、世界文化遺産の登録を主唱し、観光業者は「廃墟ツアー」を提案している。

 過疎地の観光バスは、その委託料の安さに悲鳴をあげる。
 自然保護団体は、「ギリシャの神殿」でもあるまいに、撤去して「緑化、自然への複元を目指せ!!」と。
21世紀の今、マチの中心街に残る「廃墟のビル」。公共が更地にして、土地所有権を公共のものに移管を求める向きをあるらしいが。
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そういうことになっているようで 中心街でたまたま見かけた場面220823

2022年08月24日 09時35分32秒 | 催事
そういうことになっているようで 中心街でたまたま見かけた場面220823

 23日午後、徒歩で中心街の橋~駅間を通過することに。路線バスを利用するには打擲が早くなりすぎる。
 三丁目にさしかっかったところで、気が付いた。左手に大きなビニール袋、右手に<火ばさみ>を手にした男性たちが数名。
 お揃いの作業服スタイルに、ひも付きネームプレートを首からかけて、胸ポケットに挿入した人たちの群。

 胸のoffice名からしてどうやら、管理機関の職員さん。
 歩道に設置の花壇まわりに目配り収集しながら、資源収集に余念なき様子。
 声もかけずにすれ違ってきた、が。

 道路管理のセクションが懸命に従事しているようで。
 「さて、ここは過日の<市民盆踊り>対象区域であったか、ナ」。
 疑問におもいながら、なぜ、この時期に。この方々が。

 「ベキ論=理想を実現しなければならないことなどを強く主張する論調」。
 それは、すまい。したとて、世に「対立」を深めるばかり。みな「善人」ばかりになると、「争い」が起きる。
 専門店の軒をつらねる地域。職住分離のさいたる地域で、経営は<地域に対する青着>を示すゆとりも失われたか。
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イメージ出来ない領域 <ことば>で提示=「小説を読む心で」『竹取物語』220823NHKETV.

2022年08月23日 10時28分58秒 | 放送
 イメージ出来ない領域 <ことば>で提示=「小説を読む心で」『竹取物語』220823NHKETV.

 冒頭の入りが実に印象的。ある意味では「for ティーンズ」にふさわしい、強烈な個性であった。
 「(みんさーん)文を読んで、読んだ情景を思い浮かべてみましょう!!」。
【指南役】を命じられた木ノ下裕一(「木ノ下歌舞伎」主宰)は、そのように切り出した。

「国語の先生が立派な方だったのですねー」と回顧して。
 次に自身は「物語の一節を次々に、<絵>で表現してみようと試みました」。
 「しかし、どの絵もイメージ通りには仕上がらないのです」と続けて、この項、<むすび>に申す。
 「(そうなんだ)絵では表現でききない、ことばの世界がある」のだ、と。つまり「ことばで見せる情景」「小説を心で読む」を教わったのだ。

 話の展開で、次には「物語の範疇」の紹介があった。
 「親指姫」や「一寸法師」のような、<小さ子譚 ちいさごたん>。
『古事記』が属する<機種流離譚 きしゅりゅりたん>。ほかには「長者譚」「婚姻譚」「異常出生譚」。
『竹取物語』は<小さ子譚 ちいさごたん>。<小さ子譚>とは、「身の丈の小さな子が登場する物語」。
小指ほど小さな姿で誕生した主人公が、大人物として成長、成功する物語。 

『竹取物語』は「SF小説」。そう規定して、竹取物語には翁と姫の二つの論理が内在。
「結婚」をめぐり、「(翁は)経済的安定」、「(姫は)精神的安定」を求める。そう展開した。

「生きヅラサ」。それを抱える若者に、「読んで」が<8月の「100分で名著」の主題>だ。
 必ずや「世界の見方をかえる一冊」。
 今回は『人は何で生きるか』 『WHAT IS KIFE? 生命とは何か』「父が娘に語る経済の話』。
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内国にも「植民地域」&「本国地域」 社会経済視点で「環境的レイシズム」220819―後―

2022年08月21日 11時30分29秒 | 記録
  内国にも「植民地域」&「本国地域」 社会経済視点で「環境的レイシズム」220819―後―

現代社会でロシア国のウクライナ侵攻。
 どのように読み解くと良いのか、傍目ではなかなか読めてこない。
 そうした中で『AERA』の電子版で、「187票差で杉並区初の女性区長、岸本聡子さんの異色経歴 『男社会に風穴あけなきゃダメ』〈週刊朝日〉」を読んだ。

 人種差別。
 その概念は大航海時代を経過して、人種差別のシステムは域外に拡大された。
 本邦でも幕藩体制外の蝦夷地に原住のアイヌ民族が、被差別の枠組に組み込まれた。
 現代の今、同胞が「原発や軍事基地化」作られたで環境媒体の周辺で、「発展」を支えるヒズミの奈辺で呻吟する。

 原発事故に避難を強制された福島。
 USAから施政権を変換される以前から米軍基地にあえぐ沖縄は、固定化の状況にある。
 2011年3月。東日本大震災の複合被災。この時、大手電力会社の隠語で示された。
 
 原発稼働地は「植民地」。内国にも「植民地域」&「本国地域」があるのだ。
 電力会社本社所在地は「本国地域」。発電所立地地域は原発稼働地は「植民地域」。
 企業エリートの<おごり 傲慢>ではなく、体質のような気もするが、

 文明社会は環境に負荷をかけているのみならず、他人種はもとより同胞に向けても「分断=Division」と「差別=Discrimination」を、気が付かないところで<結果>しては、いまいか。
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内国にも「植民地域」&「本国地域」 社会経済視点で「環境的レイシズム」220819-前-

2022年08月20日 10時03分32秒 | 記録
内国にも「植民地域」&「本国地域」 社会経済視点で「環境的レイシズム」220819-前-

現代社会でロシア国のウクライナ侵攻。
どのように読み解くと良いのか、傍目ではなかなか読めてこない。
そうした中で『AERA』の電子版で、「187票差で杉並区初の女性区長、岸本聡子さんの異色経歴 『男社会に風穴あけなきゃダメ』〈週刊朝日〉」を読んだ。

その「異色経歴」。
そこに、「環境NGOでの活動を通じ、『環境的レイシズム(環境的人種差別)』という概念に出会い、衝撃を受けた」と、いうのだ。その論を要約すると、
1)有色人種、女性、子どもなど経済力の弱い社会的マイノリティほど
2)原発や軍事基地化の近くに住まざるを得ない傾向が高く、
3)汚染や健康の被害も集中しやすい。
4)そればかりではなく環境問題を考える上で、
5)科学的要因に限らず政治的な力関係へ着目が重要と気づいた経験、

環境的レイシズムの、「レイシズム」=「レイシズムとは「人種差別」や「人種主義」と訳される」。
モノの本によると「1970年代から1980年代にかけて米国で発展した環境正義運動」にして、「ノースカロライナ州ウォーレン郡の有害なPCB廃棄物に対処する、キリスト教連合教会 (UCC) の人種正義委員会の前委員長であるベンジャミン・チャビスによって1982年に導入」とも、説明されている、が。

この概念。
人種差別とはいわないが、社会経済史的枠組みの中に本邦の近世後期に始まる。
近代社会を経て、現代においてもなお存在するではないか。
「同一労働同一賃金」を理念としながらも、危険個所や危険部署の危険な現場を長時間労働、低賃金で雇用しているではないか。

規制緩和で「派遣社員制度」が認められる時代になった。
海外技能実習生の投入なくして経営が立ち行かなくなる「賃金を価格形成に反映できない業種」。

若者たちは「勝ち組=正規雇用」&「負け組=非正規雇用」。その分岐点で、煩悶している。
文明社会は環境に負荷をかけているのみならず、他人種はもとより同胞に向けても「分断=Division」と「差別=Discrimination」を、気が付かないところで<結果>しては、いまいか。
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戦いは環境&文化芸術を破壊、取り返しがつかない210818

2022年08月19日 10時27分42秒 | 記録
 戦いは環境&文化芸術を破壊、取り返しがつかない210818 

 「機構変動対策 揺れる先進国」と「ロの侵攻 欧州は『石炭回帰』」の見出しが大きく、道内配布紙の夕刊一面に。
 新聞リードの記載。「欧州ではロシアのウクライナ侵攻が『石炭回帰』を生み」と書き始め、「米国の二酸化炭素(CO2)規制に待ったをかけた」。
 2022年後半に欧州は「新枠組み『気候クラブ』のテコに対策を加速する絵を描くが」と続ける。

 そこの記載のオチは、「鍵となる新興国を引き込む力に欠けるのが実情だ」と、受ける。
 背景には「日本は独自の解釈で35年以降も(石炭火力発電所を)利用をつづける方針」で、そのことが「石炭回帰」を促す要因になっている、とも。
 なんといっても、ウクライナ問題を間にロシア天然ガスなどこまでのエネルギー輸入を規制する経済制裁の影響をうけている。

 戦争は環境も、文化も、芸術も破壊してきた。芸術・文化は破壊されて債権がむつかしく、環境破壊は自然の復元力に期待して、ある意味、無策ではなかった、か。
 ここへきて、人類が産業革命以来、環境を破壊してきた結果が、ジワジワどころか過激に気候変動の形で具現化している。
 そういうことではないか。別な言葉で表現するに、「これまで戦争とは物理的に環境を加配した」。今や「戦争と核はは自然閑居や芸術・文化を科学的にも破壊し、しかも取り返しができない」。

 SDGS=Sustainable Development Goalsを「持続開発な開発目標」から、「人類が存続するための目標群」と読み替える論点と知恵を傾聴しては、どうか。
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夕映え 阿寒岳を包み込む初秋220812

2022年08月18日 14時51分04秒 | 季節
 夕映え 阿寒岳を包み込む初秋220812

 視線をさらに北へ。雌阿寒岳、雄阿寒岳、明瞭なのは雲の塊ながら。
 夕映えにとにも、かくにも「詩」をつくりたい。その詩人の出現がほしいのだ。
 その夕べは「シルエット」が美麗であった。

 8月18日、正午の全国ニュース。
 「サンマの水揚げ量が全国一の根室港で、今朝、サンマの水揚げがありました」
 「初日の水揚げ量としては、昨年の十分の一」「キログラム当たりの値段は、五倍になっています」。

 続けて「さっそく小売店では『サンマ一尾 300円(税×)』で売られています」。
 夕映えとサンマは関係がある、か。
 あるといえば、ある。夕映えの映える初秋、サンマの水揚げは実に初秋の風物詩。

 しかしサンマの水揚げ量は、少ない。
 気候変動でせっかくのサンマが近海に近づくことなく、遠のいている。
 初秋の夕映え、サンマの初秋。無理くりつなぐ三段論法。
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三年ぶり、風・雨・雷を凌いで20分 京洛の送り火220816

2022年08月17日 08時38分04秒 | 記録
 三年ぶり、風・雨・雷を凌いで20分 京洛の送り火220816

 「大」「妙法」「舟形」「鳥居形」「左大文字」。どうも、この五種と数えるらしく。
 京の東山、北山、西山に浮かびあがる"炎" .。20時を期して点火され、着火直後の勢いとともに、静かに消えてゆく"送り火"の厳粛。

 燃える炎は20分。
 しかし、そこに至る道筋は長い。割木の用意で、こちらは乾燥の妙。草刈り、火床の整備、設営。
 早朝から保管していた「割木」などを山頂に運び、夕方から点火の準備に入る。
 スタッフはそれぞれの保存会で、50人ほどの陣容。

、「左大文字」は、特別。
 午後7時頃、門前通で門火=かがり火 篝火を焚く。
 その門火を「『丈』の親火松明と手松明かり」に移して、山上の火床に点火する、と。

 起源・発祥の時期は定かではないらしい。
 慶長8=1603年の日記には記載されていた。そういうことながら。
 いつの歳も京都盆地の盂蘭盆は暑かった。特に近年は暑い。

 ここ2年の「部分点か」が、「三年ぶりの全体点火」。加えて今年は、午後7時台にはときならぬ雨、風、そして雷の追加。
 時ならぬ暑さに天変が加わるもを、モノともせず、見事に着火。営々と存続。
 祖先のために、京洛市民のために、観に洛都にもどる方のために。

 自身の都合で、やれ「中止」「休止」の声高らかの地、それとは異なるネバリ強さ。

 この季節、九段下の神社さんを参拝される政治家各位。前々日から神社宿坊に寝泊り。
 五度の食事を、いもめし、麦飯、掌の粥にみそ汁の一汁一飯、二度の<すいとん>の食事で往時をしのぶ。
 8月15日瞬時の参拝にとどめず、「戦没者の英霊とアジアの人々のため」に「深いお詫び」を申しあげる。
 そうされてはどのようなものであろうか。賢明な諸兄姉のお考えをうけたまわりたい。
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初秋、製紙工場跡夕映え 残暑の夕を締めくくる220812

2022年08月16日 09時30分14秒 | 季節
 初秋、製紙工場跡夕映え 残暑の夕を締めくくる220812

 時は旧暦盂蘭盆会の盛り上がりを迎える12日、夕刻。茜の西の空は目を見張る夕映えで締めくくられた。
 西北西の空、往年の製紙工場を物語る<三基の煙突>に排気ガスは昇らない。わずかに一基からの白煙。それは今も稼働する火力発電の排気筒。
 製紙、とくに印刷用紙の製造は、「脱炭素」「非製造物主義」の前に姿を消した。新聞購読数の低迷。それだけではない印刷需要の激減による「需要蒸発」が指摘されているのだ。

 白煙を吹かぬ排気筒。
 抄紙マシーンの停機から、まもなく一年。排気ガスゼロの効果。そういうことでもないが、澄み切った西北西の空に、華麗な夕映えが出現。
 撮影した一枚からは、到底、その彩景をうかがう<よすが>も、ないが。

 同じ頃、北海道第四の流域面積を有する河口でも、美形が望めたようで。
 幣舞橋界隈のウォッチャー女性から「今日は、特別に美しい、あすが夕日のくしろ」の声が、と。
 思うに<秋色到来>を告げる、<幣舞橋の夕映え>ではなかった、か。

 このところ、夜間の降雨は日の出と共に、あがる。昼間の塵、チリ、ちりに打ち水して、太陽は煌々と昇る。
 曇った日なら温度計は摂氏22度。酷暑、猛暑の地には申しわけないが。
 環境は整えて置く、クールな気象のなかで「そろそろ目をさませ」。「他人を変えるのマチから、自身を鍛える地に」。

 立秋を過ぎ、秋の深まりを言わず語りに輝く「初秋、製紙工場跡夕映え」。むすんで置きたい。離郷のヒトに幸いあれや。
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伊藤整筆「撃墜九機は見つからなかった」 日記で綴る「1942 大日本帝国の分岐点(前編)」220813HNKG.

2022年08月15日 10時53分01秒 | 記録
伊藤整筆「撃墜九機は見つからなかった」 日記で綴る「1942 大日本帝国の分岐点(前編)」220813HNKG.

時節柄、太平洋戦争の関連番組は多い。なかでも出色。そう思えるのが、新・ドキュメント太平洋戦争 「1942 大日本帝国の分岐点」の前後編。
番組制作に時間をかけている。

全国に散在する戦中期の日記。記者夫人、その連れ合いの記者当人。著名作家で知られる人物の手になる<若き日の記載>。
「戦時」に関するキーワードを収集し、「月別頻出数」の棒グラフも登場。1941年12月が出現数のピークになっている点が興味深い。

1941年12月8日の真珠湾攻撃。明けて42年、ルソウ、シンガポールの攻略と戦果が続く。
しかし同年4月には米軍の反撃が始まり、東京都の杉並、新宿の民家の上空スレスレに米軍機が通過して「帝都空襲」の片鱗を見せる。
このころ、大手新聞紙面の変節が表面化する。「大本営発表」の記事が並ぶ時代。

帝都襲撃の米軍機友軍が攻撃。新聞に「九機撃墜」との記事が。
それを読んだ伊藤整は、落下した機体を探しにそれらしき、地点を訪問。しかし、機体はみつからず。
ここぞと思う地点では、「憲兵が厳重な警戒」と。

伊藤は思う。
「成果をあげたなら、必ずその戦果があるはずだ」。
今日、8月15日は77回目のポツダム宣言受託の日。
戦争とはゲームではなく、主権者が<貧困と生命危機に当面した現実>であることを。<
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