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文学や史跡で登場するマチを旅しながら、折々、紹介することを心がけています。

自然と人類の近接に「間」の知恵ー前ー 旭町日枝神社21世紀220423

2022年04月30日 09時35分56秒 | 記録
 自然と人類の近接に「間」の知恵ー前ー 旭町日枝神社21世紀220423。
 22年4月20日の『釧路新聞』は報じていた。「日枝神社 4月で閉鎖 釧路市旭町、老朽化や高齢化などで」と。

 旭町日枝神社の21世紀を、「閉鎖、神社じまい、魂ぬきの世紀」では、終わらせたくない。
 ポイントは自然と人類の近づきすぎ、自然の摂理と文明の間に「間 ま」の空間を設定すること。
 自然がもつ自浄能力、復元力、浄化作用の限界値を、人類の営為、文明、技術が超えない装置を設けること。そうではないか。

 熊本県水俣市の市民は、「世界に類例のない産業公害ー水俣病ー」を体験した。
 そこで市民が学んだ点。公害発生の因は。
 「自然に人類が近づきすぎた」
 「地域は水でつながっている」
 「歴代の住民は資源を賢く活かし、資産を形成してきた」。

 北海道釧路市、「旭町日枝神社の21世紀」を。
 「海上安全、資源安定、大漁祈願」の20世紀に加えて、
 「驕り=おごり、思い上がり、気候変動と異常気象」を写す21世紀に再構築してみたい。

  その意図は、
 「資源の持続可能利用」
 「地域漁業と消費者市民の<もやいなおし>」
 「農業移住・漁業・商業経営者、宮大工や船大工ら工芸技術者等の<新潟県人>を結節」の象徴ということ、では。


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旬を愉しむ、身土不二、活かし方を身につける 「地産地消のすすめ」in 釧路シニア大学2022-03.

2022年04月29日 10時56分14秒 | 催事
釧路湿原シニア大学第9期生の2年次講座が始まりまし た。釧路市の「出前講座」で観光振興室が担当。
「 くしろプライド釧魚 食べられるお店・買えるお店まっぷ」などの資料を配布。
本市の潜在能力の奥行きを示す資源ー石炭・木材・野菜・魚などを紹介。

その取扱店や食材提供店の紹介などがあったのち、
「イワシも魚のエサにする魚肥加工にとどまらず、市民が好んでたべることのできる加工食品が造られています」。
頼もしい側面の紹介もありました。

域内循環。
「地元の魚が売れた利益で、本を書店で買う」ケースと、「本をネットで買うケースでは」。
読者のみなさん、いかがでしょうかねー。
それって、資金が外部に流れず、月給の基本給が増える仕組みではないでしょうか。

この項目の<むすび>は、これを観光客が買ってくれると、ボーナス収入が増える、と。
終わって「アンケートを書け」と依頼がありました。今回は、協力をさせていただきました。

1)地産地消の産品の特性理解を明確にしては。
 「取れたて、旬の品を一番おいしい方法で食べる」
 「住民が生活している地で育つ食材をカラダにとりいれる」
 「地域の食材が手に入る季節、一番、おいしい食べ方を生産者のみならず消費者も知っている」

2)いつが旬で、それを愉しむのが<くしろッ子>の伝統を創る。
 「(江戸では)目に青葉、山ホトトギス、初カツオ」と申すではありませんか。
 むしろ旬でもないのに、「土用の丑の日」はメディアでも取り上げられます。
 最近は、「恵方巻」とかいう、不思議な催事が突如、全国にブームを。

  ポイントは、「身土不二」の思想。
 「法隆寺の五重塔が長持ちする理由は、付近で生育した木材使用」。
 「人間の体には生活地と同じ環境で育った食材を取り込むことが、一番よく、病気にならない状態=未病で暮らす」と。

3)「地産地消の利用教育」が必要では、と。
  男性の参加をうながすことはいかがでしょうか。「一流のシェフ、司厨士には男が多い」。そういって励ましましょう。
 釧路の食材をつかって、「(配布の)無料レシピ」で料理が完成したら、「ホテルに行った気分」。
 褒めてあげて、少々、お小遣いを支給する努力目標に据えてみては。
 「孫に渡す小遣いは惜しくないが、夫にはいくら足し前してもムダ」。そう申される向きには次のような方法も。

 春秋の彼岸、夏の盆の供物に備える量販店での供物。
 「あなた、スーパーでは100ccのビール缶ながら、特別に350ccを備えますから」。なに、下げて持ち帰り、自身で乾杯。

 旬を愉しむ、身土不二、活かし方を身につける 「地産地消のすすめ」in 釧路シニア大学2022-03.
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絵図と地図で水俣市陣内 地域資源マップで読んでみると220427.

2022年04月28日 14時55分24秒 | 旅紀行
 絵図と地図で水俣市陣内 地域資源マップで読んでみると220427.

 地域資源マップ(以下、「絵図」と記載)。
 水俣市を23に区分して、市域全体で取り組んだ。その代表例は吉本哲郎著『地元学を始めよう』で紹介されている。
 なかでも精緻な造りの一点が「一区 陣内地区」の作品。

 「陣内」は「陳内」と呼称、表記した時代もあった。
 西に秋葉山(浜松では「あきばさん」ながら、西国・肥後ではなんと読むか)、東に「古城」の地名があって 旧城の記載も読める。
 さらには、「この山のふもと、グル~、と南側1区。広いのです」。要は現在の、熊本県水俣市の中心なのだ。

 絵図の中央を右上=北東から左下=南西に「国道3号」線が通過。
 また東のサイドをJR線が通過しているのだ。
これを国土地理院図で読むと、東西に「薩摩街道ー鹿児島街道」が通過し、鉄路は「九州新幹線」、そして在来線は「肥薩おれんじ鉄道」に転じている。

 ネット地図で「水俣市陣内」と検索すると、陣内の領域が図示される。
 現代は「水俣市役所」「水俣第一小学校」「陳ノ町公民館」「さわらびこども園」が集まる、水俣の中心地。
 「1区 陣内地区」の表題と情報量が他を圧倒する 「地域資源マップ」には、機能集積地の貫禄を示す一点のようにも思える。

 220427 釧路湿原シニア大学院講座「釧路学Ⅱ 水俣病を超えて 地域資源マップで再生」で、解説(受講 41名と報告)
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水俣市陣内 水俣の中心地区  

2022年04月27日 19時28分05秒 | 記録
 地域再生の10条 吉本哲郎著『地元学をはじめよう』(岩波書店 2008年)。1)地域は<地域が水でつながっている>を見落としていた。
2)<自然に近づきすぎ>、自然の復元=自浄能力超える負荷を環境にかけた。
3)公共投資で自然は復旧するも市民間の不信・不安・対立や差別は解消せず。
4)市長「もやいなおし」宣言、市民の差別と対立を修復する取り組み全市に。
5)偏見・中傷・差別の理由は「調べる力、考える力、創る力の衰え」にある。
6)「ものづくりや地域づくりはイメージする力」による。
7)地域にあるモノつなぐ、つないで意味造る、意味をまとめ付加価値創造。
8)「地域まるごと博物館」「地域資源マップ」で地域再生機運が全市に広まる。
9)「課題解決では間に合わない、付加価値を創る」をめざす。
10)「対立のエネルギーがあれば、付加価値を創るエネルギーに変える」。

地域再生の10条 吉本哲郎著『地元学をはじめよう』(岩波書店 2008年)220427 「釧路湿原シニア大学院 釧路学Ⅱ」
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日銀支店がもつ“場の力=象徴性・求心力・保証能力” 場の力ー承前ー220425

2022年04月26日 06時27分57秒 | 季節
「場の力」 それは。元の旧日銀店の活かし方にあっては、 
 日銀支店がもつ“場の力=象徴性・求心力・保証能力”とまとめておきましょうか。
 なぜか、“実感することができる”不可思議な力の内容を、さらに二例。

 昨日は、「言うに言われぬ<うながす力><よみがえらせる力><その気にさせる力>と、書いたのであるが。 
 (写真は解体の危機を城下の見識で保存し、国宝に指定されている松江城)

その2「変化を起こすためのヒント」であると、言う。2016年3月に「三井不動産 中河内いづみ」という人が、本を出している。
 出版の内容紹介には、以下の記載がある。
 「これからの会社にリアルのオフィスは必要か、バーチャルな電子の世界で十分か」。 「オフィスという「場」を提供する三井不動産が、「新しいオフィスはなにか」をテーマに社員向けに配信していた60の知見を一冊に纏めました]。
「各項にキーワードが載っており、多様性を活かした新しい働き方や、にぎわいのある街づくりをはじめ、毎日の仕事に活かせるヒントが満載」と紹介する。

その3「研修に臨む姿勢と効果、組織的な動きに差をつける」要因との<読み方>もある。
 こちらは「(株)経営改善支援センターオフシャルサイト」の<読み>。
 「講演やコンサルティングの現場で痛感するのは『場の力』で」と受け止める。
 そのうえで、「(同じ話をしても)参加している人たちの姿勢や枠組みによって、浸透度や理解度がかなり違う」と、<形に見えない領域>の存在を示す。
 「研修後の効果とそれからの組織的な動きに差がついてしまうのは実はこうした入り口の部分からの差」であると書く。その違いはなにか。
 その前提を参加者=受講者に対する、と受け。
 「研修の際、事前にその組織の中で「目的」や「経緯」や「必要性」が伝えられていた場合、研修以前に参加者の研修環境が整っているために開始から終了まで実にスムースに話ができると同時に、終了後の質疑応答も高いレベルで意見を交わすことができます。一方、とりあえず聞け、という状態で始めた研修は終始全体が浮つき、参加者が終了時間を気にして、まともな質問すら出てきません」と説明する。

 日銀支店がもつ“場の力=象徴性・求心力・保証能力” 場の力ー承前ー220425
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言うに言われぬ<うながす力><よみがえらせる力><その気にさせる力> 場の力220425

2022年04月25日 09時57分21秒 | 記録
「場の力」 それは。
 「言うに言われぬ<うながす力><よみがえらせる力><その気にさせる力>」とでも、しておきましょうか。
 なぜか、実感することが。以下に、その三例を。
 (写真は日本銀行支店で再生されている岡山支店、広島支店)
 「ルネスホール岡山」(左)と「ひろしま夜神楽」会場の広島支店。

その1「(家具・調度品は)「群」としてまとまると光彩を放ち、置かれた場所によって生命を呼び戻す」とコメント。
 材木なつかし館の資料公開展で。
 高度経済成長期の生活文化財を収集・保存・展示する団体がある。そこで公開された1960年前後の家具・調度品に往時のポスター、カレンダーなどの諸品。
 個体で配置された「個の品」とは別に、それぞれが「群」としてまとまると光彩を放つ。 そこを「(家具・調度品類は)置かれた場所によって生命を呼び戻す」とコメントしたことがあった。それを聴いた中に、家具店経営のご息女が居て申された。
 「今のコメント、一番、良かったです・・・・。販売者冥利につきました」。
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15歳女性の学習機会 市立と庁立の高女継承220422

2022年04月24日 06時12分25秒 | 記録
15歳女性の学習機会 市立と庁立の高女継承220422

全焼したのは昭和40年4月末日のことであったと記憶。連続休暇の入り口で発生したと記憶。
昭和37年からこの校舎に通学するのだが、2階建て校舎の階をむすぶ階段にある種の<趣>があった。
中央の階段と東側の階段。「手すり」の造作と「踊り場」の配置が個性的であった。時々、学舎内を歩き、その特異を愉しんだ。

のちに知る。その学舎は昭和14年の建設。
釧路市立女子高等小学校と釧路市立実科女学校の女子生徒のために設置された校舎であった、と。共に2年間の過程。
当時の前期中等教育は、小学校卒で進学する高女4年制と高等科2年+実科女学校2年。二つの教育制度があった、ということ。

昭和22年4月から実施の戦後教育制度「6・3・3・4制」は、「二つの教育制度」を一本化することを求めた。以下、順を追って知るところを記しておきたい。

①「釧路市立実科女学校」はのちに「釧路市立高等女学校」となります=昭和18年。
②戦後、6・3・3・4制で新制高校が発足するとき、「釧路市立高等女学校」は「北海道庁立釧路高等女学校」に統合され、「北海道釧路女子高等学校」となります(卒業生名簿など校務文書はのちの江南高校に)。
③②は一行政区域内に二つの新制女子高校は不要とする北海道庁の方針により、「釧路市立高等女学校から釧路市立女子高等学校への移管が認められなかった」という経過があります。
④このため、釧路市はのちに釧路市立家政学院(のちの北海道釧路星園高等学校)を発足させます(釧路市立高等女学校の校旗は星園高校に)。
⑤つまり釧路市立高等女学校は、制度的には北海道釧路江南高等学校の前身ということになりますが、理念としては北海道釧路星園高等学校を開校することになる。そのように整理するべきかと考えています。
⑥これまでに、「昭和2年生まれの女性が『のちの江南高卒』としているのは間違いではないか」と照会がありました。①~⑤の経過に照らし、次のように回答したところです。
⑦質問者の疑問は理念に照らし<もっとも>である。しかし制度の移行に照らし「のちの江南高卒」は正当である。そのようにお答えさせていただきました。
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「名所の案内には、ガイドが必要なのだ」、と。 『徒然草』=「少しのことにも、先達せんだちはあらまほしき事」。

2022年04月23日 10時51分57秒 | 記録
「名所の案内には、ガイドが必要なのだ」、と。 『徒然草』=「少しのことにも、先達せんだちはあらまほしき事」。

『徒然草』に仁和寺の記事。高校時代の古典授業の教科書に掲載があった。
記憶によると、挿入図もある記載であった。今日、「目次」で見てみると、52段、53段にあるようで。
「第52段 仁和寺にある法師、年寄るまで石清水を拝まざりければ、」
「第53段 これも仁和寺の法師、童の法師にならんとする名残とて 、」
以上を発見できる。

記載がある。真言宗御室派の総本山。
宇多天皇の開基にして、天皇退位後に菅原道真が大宰府に左遷となった点でもゆかりの寺院。
庭園には見事な桜が育てられ、「御室桜 おんむろさくら」の名で愛でられている。

『徒然草』に仁和寺が登場するワケ。
それは「兼好は、仁和寺に程近い双が丘(ならびがおか)に住居を構え、仁和寺に関する説話も多い」。
そうしたことに、よるようだ。

因みに「第五十二段」。落ちは「少しのことにも、先達せんだちはあらまほしき事なり」。
現代語訳で申すに、「まあ、こんな簡単なことでも、指導者というものが必要なのだ」。
転じて、「名所の案内には、ガイドが必要なのだ」、と。そういうことで。

派内に800余の寺院。一年を通じた、下界との接触、同行の僧とも語ることのない祈りの行が続く。
番組案内に申す。
「菊と桜 もうひとつの御所 京都・仁和寺」
「京都の春の風物詩「御室桜」で有名な世界遺産・仁和寺。平安時代の創建以来、代々天皇家出身の人物が出家して入った門跡寺院で、歴史のターニングポイントとも深く関わってきた」。
「御所を移築した建物や膨大な宝物など、貴重な遺産を将来に引き継ぐためのプロジェクトが進行中だ。広大な境内をドローンで散策、非公開の秘宝や、真言密教の行事を、知られざる歴史とともに紹介する」。「ナビゲーターは京都出身の俳優・佐々木蔵之介」。

「名所の案内には、ガイドが必要なのだ」、と。 「少しのことにも、先達せんだちはあらまほしき事」。
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一度、参拝しました「猪子」の拝殿 護王神社・京都市210422.

2022年04月22日 14時03分57秒 | 記録
 一度、参拝しました「猪子」の拝殿 護王神社・京都市210422.

昨日、「Core Kyoto」で紹介、「無病息災」「子孫繁栄」 旧暦10月の亥の日の亥の刻「玄猪 げんちょ」。

京都御所にお供えする献上品。
「御舂ノ儀(おつきのぎ)」&「禁裏御玄猪調貢ノ儀(きんりおげ」の祭事が営まれる「護王 ごおう 神社」。
放送では、「京都御所の○○」と申したその「○○」に相当は、「西」の一字であるらしい。

2011年11月、偶然にもこの社に詣でている。放送の内容を掲載の地図で確認。
確かに、京都御所の壁が拝殿から望むことのできる位置に鎮座する。記憶は確実。
当時、撮影の写真を取りだすことは、難中至難。

「猪・亥の社がある」。連れ合いの一言で、境内に入り込んだ。大きな社殿であった記憶はない、が。
「亥」の絵馬を拝掌。娘が1971年、「辛亥(かのと・いのしし)」につき、「絵馬を・・・・」と言うことに。
確かに「和気清麻呂を御祭神」の説明は、そのとき聞かされた。

ちなみに昨日、テレビの映像を眺めながらネットで、「御舂ノ儀(おつきのぎ)」の場面も閲覧。
でも、訪問は社務所。拝殿・神殿が別棟であるということなりや。とてもとてもアップ写真の儀式が行われる空間が存したとはおもえず。
しかし、コトは「無病息災」「子孫繁栄」。

昨日のアップを読まれたお方から。
「これだけ栄養価の高いものを使って作っていれば、子孫繁栄も、無病息災も頷けます」の投稿。
小生の「(亥の子餅には)大豆・小豆・大角豆(ささげ)・ごま・栗・柿・糖(あめ)の7種類の粉を入れ」て搗きあげる」の記載に対していただきました。

地下鉄を「今出川駅」で下車、次の「丸太町駅」の間に位置する宿でチェックインする間の歩行で出会った。二つの駅、実に立派な道のり。ちなみにその歩数は2万9000歩余と歩数計に。お疲れ様でした。
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一度、参拝しました「猪子」の拝殿 護王神社・京都市210422.

2022年04月22日 13時59分38秒 | 季節
一度、参拝しました「猪子」の拝殿 護王神社・京都市210422.

昨日、「Core Kyoto」で紹介、「無病息災」「子孫繁栄」 旧暦10月の亥の日の亥の刻「玄猪 げんちょ」。

京都御所にお供えする献上品。
「御舂ノ儀(おつきのぎ)」&「禁裏御玄猪調貢ノ儀(きんりおげ」の祭事が営まれる「護王 ごおう 神社」。
放送では、「京都御所の○○」と申したその「○○」に相当は、「西」の一字であるらしい。

2011年11月、偶然にもこの社に詣でている。放送の内容を掲載の地図で確認。
確かに、京都御所の壁が拝殿から望むことのできる位置に鎮座する。記憶は確実。
当時、撮影の写真を取りだすことは、難中至難。

「猪・亥の社がある」。連れ合いの一言で、境内に入り込んだ。大きな社殿であった記憶はない、が。
「亥」の絵馬を拝掌。娘が1971年、「辛亥(かのと・いのしし)」につき、「絵馬を・・・・」と言うことに。
確かに「和気清麻呂を御祭神」の説明は、そのとき聞かされた。

ちなみに昨日、テレビの映像を眺めながらネットで、「御舂ノ儀(おつきのぎ)」の場面も閲覧。
でも、訪問は社務所。拝殿・神殿が別棟であるということなりや。とてもとてもアップ写真の儀式が行われる空間が存したとはおもえず。
しかし、コトは「無病息災」「子孫繁栄」。

昨日のアップを読まれたお方から。
「これだけ栄養価の高いものを使って作っていれば、子孫繁栄も、無病息災も頷けます」の投稿。
小生の「(亥の子餅には)大豆・小豆・大角豆(ささげ)・ごま・栗・柿・糖(あめ)の7種類の粉を入れ」て搗きあげる」の記載に対していただきました。

地下鉄を「今出川駅」で下車、次の「丸太町駅」の間に位置する宿でチェックインする間の歩行で出会った。二つの駅、実に立派な道のり。ちなみにその歩数は2万9000歩余と歩数計に。お疲れ様でした。
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​​<あるモノ発掘>で、<地域に意味>」の発見 地域に付加価値創出の博物館的思考211022.ー後半ー

2022年04月21日 08時07分45秒 | 記録
 ​​<あるモノ発掘>で、<地域に意味>」の発見 地域に付加価値創出の博物館的思考211022.ー後半ー

先年10月22日、釧路地方の地名を考える会で講演した内容の要旨が公開されました。
図書館資料は精緻にして豊富な内容で構成されているも、<記載内容で見落とし>かつ<イメージが固定される>ことも内包する枠組みを超えてゆく可能性が「博物館的思考にはある」。そうしたことを明示しようと試みました。

釧路地方の地名を考える会の坂下民男さんが、『釧路地方の地名を考える会々報』のなかで、まとめてくださいました。
このほど発行されたことを機会に、その内容を示させていただきます。

(以下、掲載文ー後半ー)
講演会の後日、佐藤宥紹氏にお願いして、特に、図書館視点と博物館視覚(視点)について具体的にお話いただいた。以下はそのお話の要旨であるが、当会への貴重な提言も入っており、改めて感謝いたしたい。
 1)尾幌川はその長さを21Km余とする統計がある。他方で尾幌川は46Km余とした数値があった。なぜそうなるか。それは尾幌分水が開かれ、流れが上流、中流、下流と三分された。流路に廃川・古川化の変化を生んだ。前者は源流部から分水河口までの距離。後者は源流部から厚岸湖にそそぐ河口までにあたる(配布資料)。
 2)次に尾幌川流域の遺跡分布を「北の遺跡案内」で検討した。流域で確認できる遺跡は河口、太田屯田兵村入植地、尾幌川中流域に張り出した丘陵縁辺部に分布する。また時代が判明する遺跡は縄文中期、つまり地球が温暖で海水が泥炭地の奥に入り込んでいた状態(縄文海進)が、後退し始めた時期以降にあたる。
 3)尾幌川でも、特に尾幌原野や別寒辺牛湿原は泥炭湿地に覆われている。そのため遺跡は、尾幌川流域そのものよりも泥炭湿地に張り出している丘陵辺縁部に立地する。
4)特に2)と3)は、先史時代=考古学の調査成果により浮かび上がった点。つまり博物館視覚で地域の枠組みを眺めてきた結果である。対して1)は、移住者の残した記録や機関で作られた図面による結果である。移住者が出水被害を受け、公共は分水を作った。そこで尾幌川の形状や流れる水量に変化が生まれた。いずれも現状と記録によって判明する事柄で、そこは図書館視点からの、地域に対するアプローチとなる。
1)「地名を考える会」は地域への接近方法として、博物館の視覚=先史時代やアイヌ民族の伝承記録・地名語源などを、さらに重視されてはどうか。それが地域を解釈するうえで、視点の深化や視覚の拡大をもたらす。これまで見落としていた点を明らかにし、地域に対する評価や可能性を豊富にできる。そうではないだろうか。
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<あるモノ発掘>で、<地域に意味>」の発見 地域に付加価値創出の博物館的思考211022.

2022年04月20日 16時53分14秒 | 記録
<あるモノ発掘>で、<地域に意味>」の発見 地域に付加価値創出の博物館的思考211022.

先年10月22日、釧路地方の地名を考える会で講演した内容の要旨が公開されました。
図書館資料は精緻にして豊富な内容で構成されているも、<記載内容で見落とし>かつ<イメージが固定される>ことも内包する枠組みを超えてゆく可能性が「博物館的思考にはある」。そうしたことを明示しようと試みました。

釧路地方の地名を考える会の坂下民男さんが、『釧路地方の地名を考える会々報』のなかで、まとめてくださいました。
このほど発行されたことを機会に、その内容を示させていただきます。

(紹介文)
令和三年十月二十二日に開催された、佐藤宥紹氏による学習会の概要を報告いたします。
 表題は「支流・小流へのアプローチ―別寒辺牛川水系、尾幌川の生活史―」。
 1)図書館視点から博物館視覚へ
 2)一流路に三景観の意味
 3)流域に生活地名を読みとく
(内容) 人々はこれまで川に依存して生活してきた。これからも川と関わってゆく生活がある。そこのところを一本の川を通じて検証する。
上記のように「学習会の案内」文に書かれているが、講演では「1)図書館視点から博物館視覚へ」については以下のように説明された。が説明不足であったようなので少し考えてみたい。
 「図書館視点」とは、記録中心で記録を作った集団の史実が検討の対象にとどまり、河口を横切る「政治の道」視点に陥りがち。その結果、記録をもたない先住民族の生活実態が反映されないとされる。
 これに対し「博物館視覚(視点)」とは、自然・遺跡・地名を記録し、環境・生活への視覚を提示することで未記録時代の地域関係(とりわけ河川の役割の大きさに着目)を可視化出来るとした。(以下、次回)
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聴いた市民の好感

2022年04月18日 09時44分38秒 | 記録
 聴いた市民の好感、出版をうながす 『語り継ぐ 釧路の松浦武四郎」220226

語りべを育てる.
「15人の演者が語り継ぐ 武四郎のリレートーク」の副題がある。「北海道・釧路命名150年を越えて」とも。
2018年7月下旬から8月にかけての9日間、「14話のリレートークを開催」。企画者の提案を耳にしたとき、「聴いてくださる市民はいるのか」。

開催初日の2講座には、延べ70人近い市民がかけてつけてくださって、「北海道・釧路命名150年事業」の幕開けとなった。
土日には各2講座の計6講座。平日夜には一講座宛て8講座があって、予定していた一講座が演者の都合で未開催に。
連日、50名前後の方が聴いてくださった。その統計も報告された。皆勤。全講座受講のお方が知るところ、2名は確実。

そのお一人から、「あんたの話が一番良く理解できた」。帰りがけのエレベーター前で、話してくださった。
松浦武四郎への関心、聞き続ける市民の持久力、毎回終了時間に迫られながら質疑にあてた時間。高等教育機関で2単位分に相当する時間が充当されたことになる。

記念事業は2018年のうちにひとまず終了。
松浦武四郎生誕200年記念の歳でもあって、はるばる来釧された伊勢国松阪市のみなさんの期待もしぼみ、ひとまず武四郎熱は沙汰止みとなった。
しかし、企画者の二人は満足しなかった。クスリ凸凹旅行舎を経営する塩博文氏と、秀和人文研究所を主宰する松橋秀和氏が録音を筆耕、校閲をくわえて出版の運びに。

薄謝で講演を承引した話者15人。聴いてくださった延べ約800人の来場者。
話者は聴くヒトを語りべに育てる達人。来場の市民は次の語りべを育てる<底固い基盤>。
講座は話者が居るのみでは成立しない。聴いてくださる方が居て、光彩と意味を育てる。

本書は、語るヒトあって実現、聴いてくださった延べ800人の方が後押ししたメモリアム。聴いたあの時の感慨を、本書を手に再確認して次代に継承してみたい。取扱は市内主要書店。照会はクスリ凸凹旅行舎へ。
(クスリ凸凹旅行舎・秀和人文科学研究所編『語り継ぐ 釧路の松浦武四郎』 定価本体1000円+税)
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ヒトにも地球にも役立つ 東関のコンブ活用術220416BS5

2022年04月17日 19時55分27秒 | 放送
ヒトにも地球にも役立つ 東関のコンブ活用術220416BS5

文庫の昆布 ぶんこのコンブ どちらから読んでも同じ事に。
「横浜でコンブを養殖」、そういうことに。キーワードは「コンブは地球にも役だつ」。

これまで、11月に行っていたコンブの種付け。今は12月に実施している。
海水の温度が上昇し、成長が早いのだそうで。北海道では2年間をかけるコンブの養殖、4ヶ月で収穫できる。

生産量は日に600キログラム程度。コンブの身の丈は4メートル50センチほどに成長するが身は薄い。採取後、生で出荷し食用にする。
食材には、
1)しゃぶしゃぶ、
2)担々麺の旨み=スープに具材としても使われる、
3)ポン酢で副食、
4)キャンディ、
5)アイスクリーム、
6)パン&ケーキ、
7)ドレッシング、
ここからは、ちと違った活かし方。
8)石けん、
9)綠色のタオル、
10)銭湯の入浴剤。

昆布で地球上の様々な問題が解決すると。→「②広げようコンブの輪」のキャンペーン。合い言葉は「地球を熱狂させたい」。「みんなでハッピーになる」。「みんながヒーローになる」。
コンブがどんどん銭湯の浴槽に投入される。200以上の銭湯が活用している。使用後は回収して狭山茶の畠で肥料として有効利用がすすむ。ミネラル。それが肥料に活かされ、海のコンブが山の茶に吸収されて、土に戻る。

世界がコンブに恋している、と。2030年、アイデア次第でコンブは生きる。
文庫の昆布
コンブの地産地消に取り組む八景島・金沢漁港、ブルーカーボン事業の一環でコンブを養殖

●コンブやワカメを地産地消することで運搬などで発生するCO2排出の削減に繋ぐ活動をおこない横浜市にも表彰を受けました。
https://hamakore.yokohama/kanazawa-fishing-port-yokohama-bluecarbon/ 
●こんぶの力で横浜から海を救う。里海イニシアティブが目指す、育てる漁業とは
環境を守るだけではなく、再生する。リジェネラティブな循環の仕組み。
https://circular.yokohama/2021/11/01/satoumi-i/
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<地域で物語り創出>の顕在化、光をあてたい 塩博文編『旅する阿寒』

2022年04月16日 10時43分52秒 | 書評
<地域で物語り創出>の顕在化、光をあてたい 塩博文編『旅する阿寒~松浦武四郎も歩いた阿寒の古道探訪~』 クスリ凸凹旅行舎2018年。

観光ガイドボランティアの自営業を立ち上げた編者が、10年来、蓄積してきた阿寒湖畔を軸にした「阿寒クラシックトレイル」を提唱し、「新しい旅を創ります」と提案している。

本書は「阿寒クラシックトレイル」を構造的に示そうと、様々な仕掛けとその展開ステージを紹介している。
3つのセクション「里の道」「川の道」「山湖の道」を設け、そこに松浦武四郎と前田正名の思想と哲学を組み合わせて立体化している。時間・空間・人間を活き活きさせようとすえう試み。

その構想と運用の経験が、この本には表明されている。そういうことで拙稿「前田正名論 徳島県民の阿寒郡移住」(講演筆耕)も掲載されている。

「豊かな自然」。そう言われて久しい北海道。しかし、その自然を愉しむ、楽しみ方は未成熟。
その領域に編者は、果敢に取り組もうと試みている。

<地域で物語り創出>の顕在化、光をあてたい 塩博文編『旅する阿寒』 クスリ凸凹旅行舎の一冊。価格900円+税額 釧路市内の書店に在庫。
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