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文学や史跡で登場するマチを旅しながら、折々、紹介することを心がけています。

ハルニレ通に深緑190703 馬車にかわって乙女に、車が

2019年07月30日 08時28分05秒 | 景観
ハルニレ通に深緑190703 馬車にかわって乙女に、車が。

 釧路市道の「緑ケ岡通」。
1960年代初頭は砂利道、ぬかるみ通(どおり)であったが、現在は旧名別保原野を南北に通過するバス路線通。

 搾乳牧場跡地を流れた旧サルシナイ川の流れの上に短期高等教育機関、附属の女子高等学校が設立されて。
 ここのグラウンドで育った野球部は、第96回全国高校野球選手権大会北北海道代表に選出された。

 この年、3月10日 中高一貫教育の過程で東京大学理I類の現役合格者をうみだした。
 その秋は開学50周年で悦びに包まれた。緑ケ岡通(みどりがおかどおり)。街路樹はハルニレ。

 ハルニレ通に深緑190703。
マチ名も、学園名称も、市道路線名も「緑ケ岡」の名に叶うことになっている。
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「合掌」がモチーフ、鯨の顎骨に起因 栄町平和祈念塔

2019年07月25日 09時19分06秒 | Weblog
「合掌」がモチーフ、鯨の顎骨に起因 栄町平和祈念塔。

 釧路市栄町七丁目に設けられた記念塔。昭和60年、戦後40年を期して核廃絶平和都市宣言を起草した節目の事業。
 市立博物館に展示されていた鯨の顎骨を、立てて展示していたことに端を発する。

 昭和30年代に木柱が用意され、40年代に碑文が配置されたが、60年さらに規模を大きくした。
 戦災慰霊が、戦災記憶伝承にかわり、平和祈念に止揚されたというべきか。

 住宅密集地であった栄町五,六,七丁目。
都市計画法適用をうけ、都心の被災地に空閑地とすることが予定された。そこに昭和20年7月14日、15日の米軍空襲。
 
​ 一帯は火の海となり、地中に掘られた防空壕は、延焼した家屋に出口をふさがれ、避難の市民は<ムシ焼き>の脅威にさらされた。​
 家屋を焼失してしまった空閑予定地はたちまち、被災焼失材の集積地に指定された。「栄町公園」。
  
 公園造成
 それは戦災復興事業で後押しされた。市役所の橋北支所があり、栄町児童館も設けられた。

 祈念塔が設けられ、公園名は「栄町平和公園」。そのように改称されて、今に至る。
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万葉線鉄道株式会社 『岩波新書』で読んだことのある旧加越能鉄道。

2019年07月24日 06時28分18秒 | 記録
万葉線鉄道株式会社 『岩波新書』で読んだことのある旧加越能鉄道。

 万葉線鉄道株式会社 『岩波新書』で読んだことのある旧加越能鉄道。

 富山県の高岡市と射水市をむすぶ二路線あわせて14,9キロの会社。

 「人、咲き誇る地域づくり」のキャッチコピーで始まる  https://www.manyosen.co.jp/ を見てみると、その事業は実に多彩。


1)7073号(レトロ電車)情報  「令和号として運」「3日に1回は点検日」

2グッズ情報=「ドラえもんグッズ(PDF)」「鉄道むすめグッズ」「万葉線グッズ(PDF)」

 3)「ドラえもんトラム」の運行(月曜日運休)

4)「ビール電車の運行=万葉線の貸切車内でビールを楽しもう!」

5)「令和記念乗車券の販売」

その「令和号」に乗って、地域コミュニティ放送の若手女性アナが奮闘する。

題して「超初心者むけ万葉集講座」。いけてる。

そういえば思い出した。『岩波新書』で高岡市内の酒造会社社長が立ち上がった。

路面電車の乗客数が不足し、国の欠損補助金が打ち切られることになった、とき。

「重要な生活路線」「魅力あるまちづくりに活用すべき都市施設」「時刻表の不要なダイヤ=15分間隔で運行」。

利用者100万人を割り込んだ実績は、平成26年に125万3000人を記録した、と。
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「序」「破」「急」の調べか佐々木榮松「あこがれの幻」 釧路湿原美術館朗読会190721。

2019年07月22日 08時11分49秒 | 催事
「序」「破」「急」の調べか佐々木榮松「あこがれの幻」 釧路湿原美術館朗読会190721。

 コロ=頃は聞き逃すも、作品の舞台は新釧路川。ここで釣り師が秘境とも申すべき、イトウの潜むポイントを先住者に教えてもらう。
 
 釣り師の庭たる新釧路川への誘いが「序」か。

 あこがれとも、神秘的とも感じさせるイトウの生息地に<釣り糸を垂れて>のポイントを聞き出す点と、その穴場へのアプローチと高揚感。そこが「破」か。

 釣り糸を垂れて数刻。「五メートルの」と記載のイトウとの遭遇を記載する場面は「急」を思わせてくれる。
 7月21日開催、「朗読とピアノ&フルートで創りあげる『佐々木えいしょうの童話の世界」。

 童話とエッセイの朗読は和田ひろみさん。経歴に「札幌テレビ放送入社 アナウンス撫勤務」と。

 ピアノ演奏は長久保沢実 ながくぼ・めぐみさん。朗読をささえる演奏は、釧路市立博物館 サウンドスケープミュージックを想起しながら、聞かせていただいた。

 フルート演奏は内ヶ島正之さん。湿原をわたる「風」の響きを想起させてもらい。

 疲れの<いや>される、心ゆたかな<刻=とき>を過ごさせてもらいました。



 註)「えいしょう」の「えい」は栄ではなく旧字体の人名用漢字をあてる。「炬火を交差させた字」の「イエ・イケの『ひ』」に「木」。
 註)「序破急」は「対照の原理によらず漸次変化の原理により,本格から破格へ,静から動へ,緩から急へといった変化過程」。
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