◎変化(へんげ)と不動(5)
安芸宮島で、変化の一番は潮の満干。そう受け止めました。宮島口駅の観光案内所、フェリーの発着所、神社の受付。それぞれに満潮と干潮の時間表が掲示されています。
島への到着は午前9時半。拝殿横の「神の池」は、周囲の潮汐がひいて、ポッカリと「丸い池」の存在感を発揮。「干潮の最大は0時43分だって」。この日の島の行動予定を立てました。
その0時半過ぎ。拝殿をぬけて西側の降り口から、大鳥居の方に勇躍お出かけ。2003年11月16日の訪問は、満潮で岸辺から大鳥居を眺め、「この次には」。再訪の思い。
今回は干潮。一歩、一歩、大鳥居に。
柱の基部に身を寄せて、どっしりした柱の基部の威勢を確認。道筋の説明では、「置いてあるだけですが、(木製ながら)浮かないのです」。重量60㌧、直近の建立は明治8年と聞かされて。
砂地のうえでは、開放感を満喫。大鳥居の東には虹が。変化のきわみ、ここにきわまれり、かな。