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文学や史跡で登場するマチを旅しながら、折々、紹介することを心がけています。

「貴重な動植物の宝庫を永遠に」 湿地・自然河川・地域発展の核=「岩保木水門」1933年

2023年02月12日 09時40分07秒 | 地域
 今日、釧路川は「道東発展の“みなもと”として重要な役割」と性格づけられている。
 その流域を五ブロックに区画し、それぞれにテーマを設けている。

  (A)屈斜路ブロック:「森と湖に囲まれたやすらぎ水平空間」。
  (B)上流ブロック:「原始河川の息吹を伝える水平空間」。
  (C)中流ブロック:「水と緑にふれあうさわやかな水辺空間」。
  (D)湿原ブロック:「貴重な動植物の宝庫を永遠に」。
  (E)釧路ブロック:「市民がいこう、活力あふれる水辺空間」。

  そこには
 1)「湖沼・湿原の自然を次世代に」、
 2)「地域発展の核となる水辺空間」,
 3)「清流のおりなす自然にふれる水辺空間」の理念が、3点にまとめられて具体化されている.

 平成2年、1990年2月のことながら、釧路開発建設部は釧路川の環境管理基本計画が策定された。
 正式には「釧路川水系河川の環境管理基本計画及び同空間管理計画」と呼ばれる。この計画。
 「タンチョウ舞う大湿原、ロマンただよう霧の川~釧路川~」を基本理念としている。

 我が国が高度成長の時代を終え、バブルがはじける前後。「減速経済」と申すか、「成熟社会への移行」と言うべきや。
 異常気象や気候変動に立ち向かう、入り口にあった。
 ここに釧路川治水は流路・築堤・洪水防止の大型事業から転換した。そう区分できるのではないか。

 管理計画に自然保護、さらには市民をして水辺にいざなう「親水」理念が提案されている。
 「親水」理念とは、「ワイズ・ユース 賢明な利用」。
 そのもう一つの機能として景観、エコロジー、レクレーションなど気候調節や心理的存在などをみすえた計画となっている。

 釧路湿原を国際的に保護する理念を具体化した計画。そう申しても、良いのであろう。
 「貴重な動植物の宝庫を永遠に」 湿地・自然河川・地域発展の核=「岩保木水門」1933年
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「自然の、街の、野生生物の魅力」 釧路の魅力発見観光講座230217

2023年02月10日 09時17分15秒 | 地域
「自然の、街の、野生生物の魅力」 釧路の魅力発見観光講座230217

 23年2月3日の『釧路新聞』。
「観光ガイド気軽に 17日から講座、受講者募集 釧路の団体」。そんな見出しが15面に躍っていた。
 「あなたも気軽にガイドを-」とリードの書き出し。2月17日から3日間、市観光国際交流センターなどを会場に、開催される。次の三氏が参加する。
 くしろ専門学校環境・教育センター長の         大西 英一氏
 城山モシリヤ学コミッション調査役           佐藤 宥紹氏
 環境省釧路湿原野生生物保護センター内猛禽類医学研究所 渡辺由希子氏

 大西氏は「釧路の自然の魅力」、佐藤氏は「釧路の街の魅力」、渡辺氏は・・・・・・・。
 大西さんは「(釧路は)日本の自然史博物館」、承けて佐藤氏は「(釧路は)本邦近代化の縮図」が持論。
 「街の魅力」を、「八方に美人」「美の意味語らぬ潜在能力」「自前で創る、マチたるの可能性」と、その潜在能力の高さを解説するのかも。

 最終日19日のバス研修は、「湿原展望台、鶴居・伊藤サンクチュアリーを巡る」とする。
 釧路観光ガイドの会は20年にわたって活動しているが、会員の高齢化や退会も続き、なかなか会員が増えない状況にある。紙面では、かく、説明している。
 申し込みは0154-22-2910、会費2000円で定員20名としている、が。
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時間のモノ指し+積算気温の体感度 年ごとに差異ある暦230126

2023年01月29日 12時10分24秒 | 地域
 茶畑の緑、整然とした畝。見聞したのは1886年5月の鹿児島でのこと。国分あたりを歩いていた時のことでしょうか。
 確かに太陽暦と太陰暦ではご指摘の意とおりで、30-46日ほどのズレがありますね。
 明治5年かの12月5日か6日に、太陽暦を施行し、その日を「明治6年元日」と定めたことに起因しているわけです。

 思うに「植物の生育に必要な積算温度」と「暦の二十四節気」にズレが生ずるようになったと、考えられます。
 詳しく調べたことはないのですが、一度、冬の小寒、大寒、立春の一日最低気温&日最高気温の推移を調べたことがあります。
 「天候出現率=過去30年間の大気現象や日降水量、日平均雲量から割り出した天気の出現率」
 それによると、冬季の節分にむけさがり続けている最低気温は、立春を境に上昇に転ずる。その結果を読みながら、
 古歌に申す紀貫之作『袖ひちてむすびし水のこほれるを春立つけふの風やとくらむ』の意味を実感したことがあります。

 つまり科学のデータでもちあわせていたわけではないのですが、体感を暦のうえに「二十四節気」という形で表現し、生活=農作業の指標とした。
 そうしたことを読み取ることができ、「農作業に便利な太陰暦」「太陽暦では読み替えが必要」と整理してきた。そのようにも読み取れるところです。

 北海道東部では、「八十八夜」の日あたりをメドに農作業の土を耕すことを始めました。
 四月ではまだ凍結していた土が解凍し、鍬・スコップが使えるようになるからです。それではオオウジシギが吹鳴し、カッコウの声とあわせて
 土をたがやす応援歌としていたか、どうか。自然とは正確。こども心に思いつづけてきた点です。気分転換に生きると、幸いですが。

時間のモノ指し+積算気温の体感度 年ごとに差異ある暦230126
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道産品重視、地域ブランド化育てる コンビニ道内大手セコマと文化性230105

2023年01月07日 12時10分02秒 | 地域
 道産品重視、地域ブランド化育てる コンビニ道内大手セコマと文化性230105

 新年5日の道内配布紙。その7面社説「価値の揺らぎに-4-」のなかに、掲載写真の一文を見た。
 「そうだ、<セコマ文化>を愉しんでみるか」。知人が在籍すると聞いた、お店を訪ねてみた。
 コンビニ。出かけるのは主に二点ある。一に正月元旦の東京三紙を買う。
 2)朝のラジオ体操会に出席した後、店先で100円コーヒーを手に、帰路路上で話題の続き。

 しかし、店に入るからには買い物をせねばならない。
 念頭に置いたのは土産品にちょうど良いか、「ハーゲンダッツのアイスクリーム」。
 しかし、そうした品揃いは見当たらない。かわって芽室町で製造の「明治 北海道十勝カマンベール(ちーず)」や「(浦河産いちご)アイス」。

 お店のポリシー、その一。それは実に「北海道産品」への特化、思い入れ、重視。
 確かにチーズには森永や雪印の銘柄もあって、森永・雪印二社の生産工場は首都圏産のようだ。
 でも原材料の加工用生乳は北海道産品による。そういうことかと、受け止めた。

 お店のポリシー、その二。そこには無名の「北海道産品」をブランド化して支援、育成する姿勢。
 アンテナを高く、広く産品をカバーして積極的に生産者と消費者を結節する姿勢、思想、哲学。
 対極には「作るヒトのためでもなく」「買う人のためでもない」、「売るための商品」を作らせる店。

 お店のポリシー、その三。最後は「顔見知りのヒトに支えられる」。
 230105の道内配布紙で引用「多様な働き方模索」の内容は、「お店のポリシー、その二」を言いあてたものか。
 お店を訪問は14時過ぎ、絶え間なく出入りする客人の姿。
 そこでお目当て「100円コーヒーを吞み。知人店員さんと談笑」の心つもりは果たせなかった。

 なにかしら<「売るための商品」を作らせる店>。そうでないことが頼もしくもあった。
 「本州に模倣するモノつくりの北海道」にかわり、「胸はって<北海道のモノつくり>を育てる」。
 店員さんに胸張って、地域の支持が得られるお店。そこをめざしてほしい。かく考えたのだが。
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地元経済人が支える「常連客に配布」 58年で700号迎えた『月刊おたる』20221105

2022年11月07日 11時08分32秒 | 地域
 地元経済人が支える「常連客に配布」 58年で700号迎えた『月刊おたる』20221105

 2022年9月26日 『月刊おたる』は通巻700号を発酵した。
 創刊は1964年。「陰るまちに新しい風」の思い入れで、米谷裕司という人が担当した。
 米谷には「地元経済界の重鎮たちが、詩人として注目を集めていた米谷さんに声をかけた」。特集を組んだ『北海道新聞』朝刊(2022年11月5日配布)は伝えている。

 通巻700号はネットがいち早く伝えた。道内配布紙も11月5日土曜日の朝刊で、17&18面を当てて特集した。
 1964年から数えて58年。その半世紀にはさまざまな転機を重ねている。
 1)発酵部数減、創刊者の死。
 2)地域経済の推移により当初は9000部、90年代に1万部超も、2010年には3000弱。
 3)創刊者、米谷裕司氏の死をうけ、山本一博氏が継承し、現在は藤森五月氏が引き継ぐ。

 58年、通巻700号、発行部数3000部弱
 その継承には<偶然ともいえる地域経済界あげての尊い努力>があった。
 4)廃刊の危機には地元経済人の奮起
 5)「小樽愛」「こころの友」「小樽の悪口は書かない」
 6)1部330円。30部購入すると1万円弱。書店で売らずに経営者がまとめて購入し、常連客に配布。

 世情、継続のモーメントに編集者の個性と独創性を指摘する声が少なくない。
 しかし、それのみでは持続しがたいことを道内には最盛期には「80年代20誌以上あったものが廃刊、休刊相次ぐ」と報じている。
 廃刊の要因。景気低迷、インターネットの普及の影響。などなどと指摘する。
 
 7)経済人のもつ、あるいは小樽特有と言ってよいのかも知れない<顕著な文化に対する理解と文化活動への投資>。
 8)定期購読者300人ながら、その7割が道外在住の小樽出身者
 9)「(『月刊あたる』の)文学性 ネットに負けない魅力」と評価する、地域の文化風土。

 現代の担当者はコメントする。
 「月刊おたるは、小樽の財産。(巻頭の言葉にある)読書の『こころの友』になれるように」。
 その言葉は尊い。また、背景で支える執筆者、広告主、定期購読者、常連客への感謝をこめ、まとめ買いして手渡す経済人の存在は、実に<重く>かつ<貴重>な存在ではないか。注目したい。

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米補完した麦 山梨名物「うどん」の知恵 地域で価値創造の力量01 220104

2022年01月05日 11時01分21秒 | 地域
 米補完した麦 山梨名物「うどん」の知恵 地域で価値創造の力量01 220104

 昨日LINEで記載。
 山梨から本市に赴任、現在は福岡の高等教育機関で活躍中の方へ。
 「先生サー。釧路においでの時に山梨で取り組む『うどん』のパンフレットを学生に見せてくださって」。
 「ワシが中身を見てメニューが豊富で価格が安いのを見て、ビックリしました」。

 「調べてみたら」
 「山梨は群馬とならぶ関東のうどん県なのですねー」。
 「お米を栽培するのに制約のあった名残で、庶民の味=うどんを商いで供給して儲けようと思うと考えれば」。
 「そこには激しい生き残りの競争」。「モノつくりの競争に負けたものが落伍して北海道に渡った者が、私たち子孫」。

 「その子孫は」
 「自分を鍛えるのは受験戦争を勝ち抜くだけ」「勝ち組はエリート階層に属して『他者にさせる』ことを自己の使命と考える」。
 「上から目線で評価して、減点主義で欠陥と瑕疵をみつけて、『手柄』と自身を上司に売りつける」。
 「そこで『足を引っ張り』『意地悪を重ね』て、窮地に追いやる」。

 「北海道経済はこれでは、とてもなりたたない」。
 「LINEで書く内容ではないから返事は無用」「後でなにかの機会に議論をしましょう」。
 実は後続の物語がある。『北海道新聞』(朝刊)220104の企画記事に話題が掲載されている。
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高山農場管理棟 ~1965年前後尾幌川中流域211120

2021年11月20日 16時05分00秒 | 地域
> 高山農場管理棟 ~1965年前後尾幌川中流域211120

 旧高山農場跡。管理人を務めておられた一家が農地改革後に経営を継承された。そう聞かされたのは平成二〇年前後のことである。

 風景を見聞することのあった1955-65年。
 この時期、国土地理院図○印の域内に4軒の畑作経営農家があった。なかの一軒は総二階建て、板壁を黒塗りで仕上げ、四隅の柱をはじめ露出した支柱材を白塗りで仕上げたお洒落な住宅であった。後に知る。「高山牧場の管理人を務めておられたお宅」。近隣に今も建材。開村以来の移住者三世の方が教えてくださった1)。
 
 当時の主経営は畑作。
 しかしながら主力は牽引馬の飼育で春から秋にかけての農作業馬、冬場には周囲の山林を尾幌駅へ集材する運送作業にあたっておられたと記憶する。住居の周囲に数町歩の畑作地があった様子で、数反の畑に豆、大根、馬鈴薯などの栽培を営んでおられた。残る用地が牧草栽培地で、牽引馬の飼育や一部乳牛の飼育用草地に宛てておられたと見受けてきた。この経営単位はある意味、近隣農家とも類似した、その時期の標準スタイルではあったが、前述のある意味で瀟洒 しょうしゃ あかぬけした=住まいに「特別な風景」を想像したことである。
 
 1966年を境に風景の変貌
 さきに紹介した地理院図域内の残り3軒の経営体。いずれも1966年を前後する時期に離農された。2000年8月に出版された、『北海道酪農の公的支援と振興施策』で、「乳牛飼養普及期(~1965年)」と「選択的拡大期(66-70年)」に位置する時代の事象となっている。
 うち国道44号線上の経営体では、後継予定者が地域の青年団長を務めておられた。63年頃アメリカ合衆国へ派遣された農村青年研修団の一員で、渡米されたと記憶する2)。もとより筆者が直接にお会いする年齢ではなく父のもとに、派遣の挨拶、帰朝報告で夜を徹して語り合っていた思い出がある。前途にみちた抱負を語っていた様子であったものの、現地には今、そのヨスガ 手がかり=すら見当たらない。派遣青年の目に映じた点はなんであっただろうか。

 草地改良、乳牛多頭飼育化・流通装置への投資。
 派遣された青年の目に映じた点は、USA農業の粗放飼育の低乳価価格生産。脳裏をよぎった点は、四半世紀後の根釧農業の風景であった、か。1965年を境に学部学生の耳にも、風聞が届くようになった。「泥炭湿地を草地にかえる草地改良が始まる」「(牛乳の)クーラーステーションが配置され、牛乳集荷は搾乳から出荷まで人手に触れぬ装置にする」。国、地方公共団体の補助もあるが、「農家の負債が増えるはず」。移住当時は広すぎた開拓地も、今後は「これまでの数倍の土地で経営が進められる」。経営拠点の移転も側聞するようになった。「昭和40年に、父が単身で通っていました」「47年になり家ごと移りました」。厚岸町酪農業協同組合の監査役を務めたお宅の後継者は、令和2年秋にかく述べてくださった2)。経営拠点をJR花咲線・糸魚沢駅北部に移転された当時の回想である。
 1)、2)尾幌東部 3)尾幌西部(211120 ひろつぐ記)。
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1955年まで、茂尻矢の風景 木村浩章談「伝えたいこと 茂尻矢の記憶」211115

2021年11月16日 10時26分06秒 | 地域
 1955年まで、茂尻矢の風景 木村浩章談「伝えたいこと 茂尻矢の記憶」211115

 1955年までに、城山・茂尻矢の景観は大きく変貌。今は確認をできぬ、
 1)教育大体育館の一に防火用水
 2)サルシナイ川は小林布団店裏手で東方に向かい、
 3)地区共同の井戸が掘られていた。
 4)太平洋炭礦(株)社長を務められた藤森邸に庭園池
 5)サルシナイ川は現在のセブンエレブン城山付近で北へ折れ
 6)その流れが標茶街道を横切るところに橋があった。
 7)さらに<ハイム城山地点>で釧路川に合流。
 8)釧路川は幅が広く前川水産の位置も<水際>で。

 モシリヤ&サルシナイは、その名にはじぬ<水郷の地>。
 緑ケ岡学園側と鶴ヶ岱公園の<ひょうたん池水源>の二つの河川が合流。基層部に<風光明媚な地>の構成要素。

 時代の推移は<標茶への街道><職人のマチ><釧路高等女学校が開校><中心街への通勤者居住地>で、展開。
表層部に「文教風致」の景観を深化させてきた。

 釧路市大川町7番15号。笑顔のニュータウンで開催の「郷土を学ぶ 地域学講座」。
 
 担当は木村浩章さん。
 主唱点は、「目で確かめた城山、祖母から伝承の茂尻矢」。
 そこを「伝えたいこと 茂尻矢の記憶」と、講演。11月15日午後。
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二つの要望

2021年09月06日 10時06分23秒 | 地域
  二つの要望
 1)散策しながら歴史を学ぶ例会を開きたい
 2)釧路という町の発祥と産業の移り変わりについて学ぶ機会を設けたい。
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「そこへ、家屋が倒壊」 450714釧路空襲。

2021年08月09日 09時34分56秒 | 地域
 「そこへ、家屋が倒壊」 450714釧路空襲。

 7日土曜日の朝、ドラマ『あぐり』の冒頭は「庭に防空壕をつくる場面」。
 それをみていて思い出した。
 「釧路空襲で自分は、指示通り庭の防空壕に逃げ込んだ」「待避中に家が焼け落ちてきて、私は壕の中で『蒸し焼き』状態に」。
 1973年の聴き取り時点。表情には往時の火傷痕が、実になまなましく残っていた女性。

 都市の平地で、空襲対策のため防空壕を用意せよとは『戦時画報』というニュース誌で、1947年ころ特集されていたと、記憶。
 民家では、指示にそってその作業をすすめた。ドラマの場面は寡婦となったヒロインを助けて、亡夫の友人が壕を掘るシナリオ。

 米軍の本土空襲。本邦では備えて3点の訓練が、実施されていたはず。
 1)家屋焼失に備えた消火、2)上陸に備えて竹やり、3)防空壕避難。以上3つの訓練。
 「語り部の女性」は、3)防空壕避難の指示通り行動するも、予期しなかったのは自分の家が倒れて、逃げ場を失いの事態。

 数年前。隣国から太平洋上に発射されたミサイルが、襟裳岬を通過したことがあった。
 政府は「国難、この危機を救えるのはわが党」。総選挙に打って出て、勝利した。
 
 ミサイル発射の報に、「国民は十分に注意を」。そう声高に叫んでしたが。
 叫びを聞きつつ、昭和20年7月14日の釧路空襲で、被災した女性の談話を思いかえしていた。
 「どう、注意すればよいのか」。政権は外交交渉で、「発射抑止」を具体化することが使命では。

 その隣国との外交。総選挙の前も、後も。相手国との交渉すらアメリカ合衆国頼みではないか。
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往生浄土・他力本願・悪人正機 摂め取って捨てない210717

2021年07月18日 09時37分54秒 | 地域
 往生浄土・他力本願・悪人正機 摂め取って捨てない210717。

一台のトロッコがある。そこにあなたが乗っている。しかしブレーキが機能しないトロッコだ。
そのトロッコが今、路線の分岐点に近づいている。しかも分かれた線路の先には、一方に3人のケガ人が路線に横たわり。
他方の一路線には、一人が同様に横たわっている。あなたは、3人を轢くか、一人を轢くか。どちらにしても、殺傷に加担。

そこで、三つの話題を提示する。
1)「往生浄土」。2)「他力本願」、3)「悪人正機」。

こんな例話があった。
「ここ〇つ、つめたく□る」。「〇」には数字、「□」には漢字を入れ、よ。
「ここ7つ、つめたく齧る」という答えもあったようだが。さて、正解は。
この例話。「話はすなおに聞かねばならない」の話。

「聴く」は「こちらから聴きに行く」の「ちょう」
「聞く」は「おのずと聞こえてくる」の「もん」。

ところで、トロッコの行方の話。
「わが心のよくて殺にはあらず 大地の声をきく」なのか、「縁あらば殺し、縁なくば殺さず」が落着店なのか。

「〇」7&「□」の正解。
丸には「すうじ」、□には「かんじ」と入れるとよいそうで。
「このすうじつ、つめたくかんじます」が、正解と。
 
今、「悪人正機」を絵にずると、添付の画像が得られた、が。
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外発誘因で成長したマチ 自立・自治・独創性確立にむけ210714

2021年07月14日 06時13分01秒 | 地域
 外発誘因で成長した地域、生産拠点の海外移転が始まって久しい。

 高い評価をうけた資源の有用性が低下し、資源を活用した資本の撤退が進む。

 補助金があったから起案された計画、その点検・評価があいまいなまま推移。

 補助金があったから起業された事業が補助終了とともに終末。

 創ること、鍛えることを避けて安定性を優先する市民性。

 モノつくりが「量」から「質」に転じ、かつ「モノばなれ=非製造物主義」が進行する。

 自己責任が主唱されるも、判断をささえる材料とその支援体制。

 Face to faceで始まった親族関係は、遠距離居住でコミュニケーション上の関係に。

 ※外発誘因で成長したマチ 自立・自治・独創性確立にむけ210714

 1)地域政策トレーニングコース

 2)観光プログラム開発コース
 
 3)生涯学習ボランティア養成コース

 4)北の食文化創造コース

 5)エコミュージアム創設コース

 6)生き抜く力カルチャ―コース(社会人基礎力養成)
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「五 たける 習熟する」「四 経験者=経験を積んで、ものなれた人」=「老」の意210517

2021年05月21日 19時30分33秒 | 地域
 「五 たける 習熟する」「四 経験者=経験を積んで、ものなれた人」=「老」の意210517

  北海道東部、太平洋に面した海岸線に付せられた地名で「老者舞」。土地のヒトは「ヲシャマップ」と読む。

 漢字にあてられた「老者」をどう解するや。
 漢和辞典に「五 たける 習熟する」「ものごとに通じた有徳の老人」。

 イメージの「老」。 
 それは「一 オいる=フケる」にして年をとる、高齢となる。
 「二 オい=年をとること、高齢」。
 「三 年寄り」から年をとった人 老人、七十歳の老人、六十歳以上、五十歳以上にも言う。
 
 ここまでは、一般的理解。
 「四 経験者=経験を積んで、ものなれた人」から「ものごとに通じた有徳の老人」。
 はては、「五 たける 習熟する」をあてて、
 「六 尊敬する 人を老人や老練者としての扱いをする」と、展開。

 「老者舞」。
 その「老者」は、熟達のヒト、成熟の生きモノをさすや。 
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地元愛育む「地域学」各校で 地域から179の窓210404道朝14面

2021年04月05日 13時43分29秒 | 地域
 地元愛育む「地域学」各校で 地域から179の窓210404道朝14面

 この見出しで『北海道新聞』朝刊14面に1ページをあてている。

 「海・山の幸 包装紙に描く 石狩市・厚田学園」
 「クジラ汁、松前おこわ 作って実感 ふるさとの味 松前高」
 「郷土の課題 向き合う契機 稚内高 必修化2年、市民も期待」
 「特産の羅臼昆布 調べて図鑑作成 水質保全にも言及 羅臼小」。

 <記事のリード>、その部分には、以下の記載。
 「自分たちの暮らす地域の歴史や文化を見つめ直す動きが道内各地でさかんだ」
 「地名を冠した『地域学』として学校の授業でも定着しつつある」
 「その土地ならではの産業や特産品への理解を深めることで、地元の意識を育て、伝統を継承してもらう狙いがある」
 「各地で行われている多彩な『地域学』の取り組みを地域面の記事から紹介する」。

 「郷土の課題 向き合う契機 稚内高 必修化2年、市民も期待」。
 この記事は、本紙ですでに掲載され、確かに読んでいた。

 若者には難解。
 そう訴えられ、敬遠される領域ながら、「鉄は熱いウチに」の比喩が生きているとの、実感。
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「地域への愛情を深める」、「地域創造をデータと理論で考える」、「地域を案内するに調べる」

2020年02月03日 16時48分26秒 | 地域
 1)「地域への愛情を深める」、2)「地域創造をデータと理論で考える」、3)「地域を案内するに調べる」
 
 平成21年2月にはじまった「くしろ検定」。ことしは12回目にあたる。2月8日10時半からの開始にあわせ、その意義を考える。

 「くしろ検定」が<三つの要素>を培ってきたことに照らし、

 1)「地域への愛情を深める」は換言するなら<豊富な知識>に相当し、地域を楽しむ<愉しみ方の豊富化>と申しても良い
 2)「地域創造をデータと理論で考える」は<豊富な見識>に相当し、自身にとって自分に<出来ることの明確化>を示す。
 3)「地域を案内するに調べる」は地域に住むすべての市民が地域に熟達し、その魅せ方、見せ方を開発する観点。「魅せ方、見せ方を開発する」の「知恵」の意味を込めてある。

 放送は2月3日 18時15分すぎから。FMくしろ 76,1メガサイクルで聴いてください。
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