豆本三昧我褸芥(がるぁくた)ノート & 美人画あれこれ

日本の名作文芸と東西の名画の自作豆本の内容紹介のほか、その資料として集めている東西の美人画をいろいろ紹介しています。 

「花言葉・花乙女」という豆本

2016年08月15日 | 豆本

 最近作の豆本、三種類四冊。

 今日の「花言葉」は、例の「トレイド カード」の中の煙草カードのうちの一つである。
 チョコレートなどお菓子の「おまけ」が「花言葉」というのなら当たり前のようだが、「煙草」でもこんなしおらしいシリーズがあったのだから面白い。





   花言葉  上端、下端 脇などに花の名前と花言葉が描かれている。
        


   花乙女  上と同じ画家のものだが表に文字はない。花の名は裏面にあるらしい。
        


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豆本 「引札」

2016年05月25日 | 豆本

 実に久しぶりの豆本。最近は豆本用素材集めの方に力が入って、肝心の豆本作りが中断。
 材料はかなり集まっているのだが・・・

 「引札」は江戸期から大正にかけて作られた広告宣伝のチラシである。
 縁起のいい図柄や歴史・物語・芝居の場面などが人目を惹くようカラフルに印刷されている。
 本書は印刷所の見本帳と思われる「引札画帖」を主に、現存のものを集めたものである。



◎ 上段は「引札画帖」の一部で保存状態がよかったのか色鮮やかである。当然具体的な店名などは未印刷である。
  

◎ 実際の引札 左は「不如帰」の場面、右のには大正三年の「暦」が印刷されている。
  

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「東西傘美人八十四選」という豆本

2015年09月10日 | 豆本

 某氏、某某君、某女史等々、八十路の「傘の賀」をぞ迎ふる。
 そを祝すべしとて、無聊亭主人、この書をものしたるとなむ。

 こんなわけで東西の傘を手にした美人を集めて三部構成にした豆本。



◎ 江戸期編

  葛飾北斎                     喜多川歌麿                  歌川広重
    


◎ 近代編

  鏑木清方                  鳥居言人                    森田春代
    

◎ 海外編

Jacques Joseph Tissot           Alex Belles                      Chu Yu Xie
      

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Xmas Cats という豆本

2015年09月09日 | 豆本

 本当に久しぶりの豆本である。時期外れもいいところだが、今年末のプレゼント用のつもりである。
 クリスマスカードには、なぜか猫が多く使われる。むしろトナカイよりもはるかに多い。
 そんななかから88枚を纏めたものに過ぎない。




    


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森田春代作品集の特大豆本

2014年06月30日 | 豆本
 今年の初めごろに作った森田春代の作品画集を倍のサイズにしたB7版(128 × 90mm)の特大版を作ってみた。見ての通りほとんど文庫本に近い大きさだから、もはや豆本の範疇には入れにくい、豆本を名乗るのが恥ずかしい作品である。右が私の通常作成する豆本なのだが、これでも豆本としては大きい方だと思う。
 ならばなぜわざわざ豆本を逸脱するサイズにあえて作ったかといえば、以前にも言ったようにこの人の作品は非常に繊細、精密な着物の紋様が特色なのであるが、小さくするほどその魅力が薄れて行ってしまうのは言うまでもない。下掲の二例を見比べてもらえばそれは明らかだと思う。
 こんなわけで今回、初めて作ってみた次第である。
 ただすでに豆本に仕立ててあることもあるだろうが、新作豆本を作り上げたという達成感に乏しかったことは否めないことであった。




     

     

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「森田春代作品集」という豆本

2014年02月03日 | 豆本
 本年初の豆本は、先日「一家三女」で取り上げた森田春代の作品集。
 収録作品88点は、この人の主な作品は網羅していると思う。
 
 この人についてはつい最近まで知らなかったのだが、ジグソーパズルの作品として海外でも人気があるらしい。なんでも手書き友禅の世界からイラストレーターになったということで、なるほど、描かれた着物のデザインは非常に精緻・絢爛たるもので豆本などでは細部の細部までは表しきれない。しかしながら女の人にはこれなりに楽しんでもらえるのではないかと思っている。




  


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「河野薫版画集」という豆本

2013年12月03日 | 豆本

 

    

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「和田三造の昭和職業絵尽」という豆本

2013年10月18日 | 豆本
 和田三造は、明治から昭和にかけての洋画家。
 明治40年の出世作「南風」という作品は著名である。
 「昭和職業絵尽」は昭和13年から29までに描かれた水彩スケッチ画。
 全三篇・72点を収めてある。

 


                                                    「南 風」
  


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「 Anne Patzke の絵本」という豆本

2013年10月16日 | 豆本
 この人の名はどう発音するのか、ドイツの女性イラストレーターということなので アンネ・パツケ でいいのだろうか。
 それはともかく、なんとなくおっとりとした感じの動物を主とした画風で、人気があるそうである。
 縦横約80点ほど収録した気楽に眺める絵本。 半分サイズも作ってみた。

 

    

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「猫ねこ猫ねこ猫」という豆本

2013年10月14日 | 豆本
 Henriette Ronne- Knip アンリエッタ ロナー・ニップ という女性画家の猫尽くしの画集。
 下掲のような見事な猫の油絵で知られている画家で、本書には88点の横長の作品を収めてある。
 もちろんタイトルは私の付けたいたずらである。
 続編の縦長版もいずれ纏める予定である。
 猫ばかりでなく、犬や馬などの絵もあり、これも豆本化したいと思っている。

  


  

  

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「尾形月耕の富士百景」という豆本

2013年10月07日 | 豆本
 この豆本は富士世界遺産登録記念のつもりで作成したものである。
 
 月耕は幕末生まれで明治大正期の画家。昨日のお点前などこのブログにも何度も登場している。

 この作品にはいくつかの欠点がある。
 まずは、百景といっても全部が揃っておらず、95図と下絵3図の不完全なものである。
 これが当初から未完成だったのか、残りは散逸してしまったものか定かでない。
 だいたい1900年前後頃に作られているようだが、詳細ははっきりしない。
 
 それと、もともとが淡彩のものが多いうえに、それらが古びて色・形が薄れて不明瞭になり、富士の姿がはっきり判りにくくなってしまっている。
 さらにそれが、富士は遥か彼方の遠景としてほんのちょっとしか描かれていなかったり、手前近景の事物の陰に遮られてわかりにくかったり、逆にごく近くの富士の山肌を一部だけしか描いてなかったりというような特別な構図と重なったため、まったく富士が見当たらないような絵になっている絵もいくつかある。
 個々の絵にタイトルがあるのかどうかもはっきりしない。

 以上のような作品を豆本したものだから、印刷上の問題も加わってますます富士百図という名称が看板偽り有りとなってしまっている。
 
 なお、月耕には「百富士」という縦版のシリーズもあったようだが、これについてはたった一作品しか見当たらないのでほとんど何もわからない。
 ともかく、下段の、他の富士の絵も絵も加えて何とか百図以上にはしてある。



  典型的な富士と松                                 富士と天の羽衣の天女
  

  鶏の尻の右側に荷車に遮られている富士                    下絵
  

  百富士「吉●」               肉筆掛軸「一富士二鷹三なすび」      月耕随筆「龍昇天」
                    


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「池田修三版画集」という豆本

2013年10月04日 | 豆本
 久しぶりの豆本である。このところすっかり豆本から遠ざかって、「豆本三昧」ならぬ「美人画三昧」で本家断絶のごときだったからいささかほっとしているような有様である。
 本体としてはすでに六冊ほどは出来ていたのだが、最後の仕上げのところで停滞していたのである。

 弁解はともかく、童版画の画家「池田修三」の作品を縦長、横長の二冊としたものである。
 縦長画88点、横長画64点をそれぞれ収録してある。



  晩秋                                            菊
  


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土屋光逸の豆本

2013年04月29日 | 豆本
 明治から昭和にかけての絵師、版画家。全国の風景版画のほか、「教育歴史画」など。
 豆本には「東京風景12枚」など代表的風景版画を主におさめ、縦版二冊、横判一冊の全三冊。



  東京日比谷公園                                           奈良猿沢の池
  

  歴史画 新羅三郎



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スーザン・ハーバートの豆本

2013年04月19日 | 豆本
 今年1月に予告しておいたスーザンの猫パロデイとその元の絵画を纏めた作品集の2巻と3巻を作り上げて、全四冊が完成した。スーザンの絵が260点で、元の作品ともに約500点の画集である。
 後ろは四冊を収めるケース。



   先日の フラゴナールのブランコ美女やロセッティの三人美女の猫パロディも原画とともに入っている。 
      

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「でぶ」という豆本

2013年04月13日 | 豆本
 異常に太った動物の写真集。
 とは言っても本物ではなく画像修正によるトリック写真で、アメリカの画像修正コンテストのサイトから拾い出したもの。
 これに、私が勝手にキャプションをつけるのである。たとえば見開きの二枚は全く別々のものであるが、
   左 「私、体格のいい人って大好きよ」、ってなこと言われて・・・
   右 ・・・その気になって・・「あんた !!、邪魔だから出てって !!」

 私の作る豆本、我褸芥美術文庫と称するものには三種あって、広重・北斎やラファエロ・ミュシャなどの作品集のような真面目なもの、名画パロディーのように原画と対比させた遊び半分のもの、ミニカーによる自動車の歴史やこの「でぶ」のように本格的な名画などとは関係ないけれど、気楽な遊び中心のもの、というわけである。もちろん作品としては第一のものがほとんどである。



  

  


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プログ村

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