豆本三昧我褸芥(がるぁくた)ノート & 美人画あれこれ

日本の名作文芸と東西の名画の自作豆本の内容紹介のほか、その資料として集めている東西の美人画をいろいろ紹介しています。 

Echo - こだま

2012年12月16日 | 今日の美女
 エコーは優しいニンフだが主女神ヘラに睨まれ、自分の言葉は口に出来ず人の言葉を繰り返すだけしか出来なくされてしまった。エコーは美男でうぬぼれ屋のナルキッソス(ナルシス)に恋をするが、自分の気持ちが伝えられないで彼の言葉を繰り返し言うだけなので相手にされない。傷心のエコーは姿が消えて谷間や洞窟などをさまよい誰かの呼びかけにこだまするだけになってしまう。一方のナルキッソスも愛の神アフロディテにより、水に映った自分の顔に恋をして水辺から離れられなくなりついには水仙(ナルシス)にされてしまう。だから水仙の花言葉は「うぬぼれ」であり、ナルシズムという語もこの話による。

 ウォーターハウスの画はこの話を見事表現して水仙まで描かれており、プッサンにはアフロディテの子供であるクビドが描かれている。
 最後のマグリットの画は「エコー」というタイトルで、なるほどという感じがしませんか。

 Alexandre Cabanel          Guy Head                Placido Costanzi           Hermann Koch
      

 Waterhouse                                             Nicolas Poussin
  

 Rene Magritte
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