豆本三昧我褸芥(がるぁくた)ノート & 美人画あれこれ

日本の名作文芸と東西の名画の自作豆本の内容紹介のほか、その資料として集めている東西の美人画をいろいろ紹介しています。 

歌麿 追補

2013年06月13日 | 今日の美女
 下は三美人のうちお久・おきたを東西両大関にして腕相撲させている絵で、歌麿としては両者はほぼ互角、豊雛は関脇というふうに考えているようだ。行司は豊雛なら明記すると思うし髪型からして違うだろう。
 (蛇足 江戸の相撲では横綱は地位ではなく大関の名誉称号で大関が最高位)



 
 歌麿には「高名美人六家撰」という、お久・おきた・豊雛の上段三美人にさらに下段三名加えた作品がある。(おきた再出)
 これで大関・関脇・小結の東西三役揃い踏みとなるわけだろう。

 それぞれ上隅に判じ絵で名前が出ているが小さくて判りにくいので説明しておく。
 「鷹・島・火・鷺の上半身 = 高島久」、   「難波屋おきた」、 既述        「富くじ・藻・戸・戸・行燈(夜)・雛人形 = 富本豊雛」
     

 「龍・蛇・舟の櫓・線香 = 辰巳路考」    「扇・矢・花・扇 = 扇屋花扇」      「朝日・碁・毛髪 = 日之出(朝日)屋後家」
    


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