西欧の梅の絵画は見つけられなかったが、原産地は中国説と日本説があるほどだから中国でも梅と女性の絵画は当然古くから描かれており、その一つに「雪を踏んで梅を尋ねる」という雪の中で梅を観る美女の画題がある。「雪中」や「探梅」「観梅」「賞梅」などという語と組み合わされても同じことで、当ブログでも三年前に取り上げている。今回は新たな画像である。
◎ 下三点は華三川という画家の画で、似たような恰好の女性が描かれているが、左は「宝琴踏雪」、中央は「観梅」枠外に「踏雪探梅」となっている。左は小説「紅楼夢」の一場面で人物「宝琴」として描いたもの、中はそれを一般的な画題として描いたもののようである。それに対して右の琵琶を抱えた女性は四大美女の「王昭君」で、今回の「踏雪尋梅」とは関係なく「昭君出塞」の図である。右下の美女のカットにこの絵の反転したものが使われており、昭君は美女の代表として中国の人には人気が高いようである。
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◎ 下三点は華三川という画家の画で、似たような恰好の女性が描かれているが、左は「宝琴踏雪」、中央は「観梅」枠外に「踏雪探梅」となっている。左は小説「紅楼夢」の一場面で人物「宝琴」として描いたもの、中はそれを一般的な画題として描いたもののようである。それに対して右の琵琶を抱えた女性は四大美女の「王昭君」で、今回の「踏雪尋梅」とは関係なく「昭君出塞」の図である。右下の美女のカットにこの絵の反転したものが使われており、昭君は美女の代表として中国の人には人気が高いようである。
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