豆本三昧我褸芥(がるぁくた)ノート & 美人画あれこれ

日本の名作文芸と東西の名画の自作豆本の内容紹介のほか、その資料として集めている東西の美人画をいろいろ紹介しています。 

Minerva & Arachne

2019年07月13日 | 今日の美女
 Arachneは機織りの巧みな女性で、多くの人々から賞賛されていたが次第に慢心して、機織り機を発明してその名手であるミネルヴァに腕比べを申し入れた。ミネルヴァは老婆に変身して無謀な挑戦をやめるように説得したがアラクネは耳を貸さない。怒った女神は姿を現し受けて立ちコンテストが行われた。
 ミネルヴァは神々の姿と傲慢な人間に対する神の怒りの姿を織り出してアラクネにそれとなく警告をしたのだが、アラクネは神々のさまざまなゴシップネタを見事に織りあげていったのでとうとう本当に女神を怒らせてしまい、叱責され、ついに恥じて首を吊って自殺する。その姿を憐れんだ女神は、アラクネを蜘蛛に姿を変えて永遠に糸を紡いで織りあげる存在にしたのであった。
 この話、女神が競技に勝ち、アラクネは絶望して自殺するというバージョンも有るが、絵の方は女神の怒りをかった話を描いているのが多い。
                                                     Francesco del Cossa
  

                                  Herman Posthumus
  

                                Diego_Velazquez
  

     Tintoretto (Jacopo Robusti)


   Peter Rubens                                   Rene Antoine Houasse
  

   Jean Lepautre                                   Antonio Tempesta
   
  
   Paolo Veronese
  


  


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