午前九時から午後四時まで
十時には「十時架」とか「キリスト」の言葉が見えるが絵の女性との関連が分らない。
十二時 「十二時おたべと児にすすめ」とあって「十二時」に「どんと」とルビが振ってある。このころ空砲を「ドン」と撃って正午であることを知らせた事で「十二時」を「ドン」と言っていた、ということを知らなければどうにもならない。さらに「どんとお食べ」が「たくさん」とか「たんと」を意味していることでやっと話が収まるのだから厄介である。
二時 夕立と雲の上で「虹」ですかね。絵は雷鳴で耳をふさぐ貴婦人だろうか。
四時 「四時をわすれる田舎のくらし」 と読めても意味が分らない。オットーが時を忘れて飯も食わずに働いてるのでオッカーが飯を届けにきたのだろうか。それにしても農家のオバチャンにしては色白で二時の貴婦人といい勝負。