日本人にとって「マスク」とは口鼻の顔の下半分を覆う予防用の白マスクを意味しかなり以前から身近なものであった。冬から春先にかけて多くの一般人がマスク姿になることが海外の人にはかなり奇異に見えたらしい。
現在の状況はさておき、欧米の人達のいう「MASK」は眼から上半分、あるいは顔全体を覆い隠すもので日本人からすれば「お面、仮面」の類を意味するのが本来であるようだ。
そしてこの「MASK」を顔につけたり、手にしている女性の絵画が何故か好まれるようで、手元に350点余が集まっている。
なお、この「MASK」の絵画は2015年4月15日前後に100点余を紹介しているのでそちらも参照されたい。
※ 日本では眼から上を覆う「マスク」は「目鬘・めかつら」と称し、祭や花見などの仮装などに用いた。
中央のように厚紙に刷られたものに耳紐をつけて、いろいろな目つきの揃いで繰り出したり、一人で手早く付け替えて一人芝居を演じたりなどしたようである。