本日と次回の30点はは明治初年から明治34,35年ほどまでの風俗であるが、細かい数字で年を示してあってもその年に限定されるものとは思えないし、三十数年の間の変化も特に見られない。ただ女性の衣服は明治の半ば過ぎまで和服が主で、洋装洋服は稀であったとは言えそうである。
明治五六年頃 農家の婦人 ・ 明治十五六年頃 京阪の婦人 ・ 明治年間 農家の娘
明治年間の女官 ・ 明治十五六年頃 妾の風俗 ・ 明治年間の女官
明治十六七年頃 新町の ? 花魁 ・ 明治十七八年頃の商家の婦人 ・ 明治廿年頃 紳商の娘
明治廿年頃 吉原の娼妓 ・ 明治廿四五年頃 東京の娘 ・ 明治廿四五年頃 商家の娘
明治三十年頃 商家の娘 ・ 明治年間 看護婦 ( 洋装 ) ・ 明治三十年頃 商家の娘 ( 潮干狩 )