糸鋸木工の材料は木の板だが、置物などとして飾るにはベニヤ板より木目のある普通の板、それも桐とか檜のような柔らかい木より硬い重いほうがいい。しかし糸鋸に不慣れなうちは、MDFという、ボール紙を固くして厚くしたような板が扱いやすかったが、仕上がりは何とも殺風景である。
写真でははっきりしないが木目があるだけで何となく落ち着く。
兎は白木のまま、犬は透明ニスでつやをつけてある。猫はもともとの木の色だが木目が強すぎる。
同じものの大小作品。左端の猫の高さは8センチ、小は2センチ
左はいわゆる切断時にできるバリという縁のざらつきを強く落として丸みをつけた作品で、右はバリだけを落とした作品で平面的。