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豆本三昧我褸芥(がるぁくた)ノート & 美人画あれこれ

日本の名作文芸と東西の名画の自作豆本の内容紹介のほか、その資料として集めている東西の美人画をいろいろ紹介しています。 

縮緬本「日本昔話集」(英語版)という豆本

2011年06月09日 | 豆本








 「縮緬本」というのは、ちりめん布のように加工した和紙に印刷された本で、柔らかい手触りと、絹の縮緬布に似た風合いから「縮緬本」と呼ばれている。「縮緬本」は、初め語学教材として作られたが、明治期に来日した外国人が帰国する際のお土産用として重宝がられたもので、外国に日本の文化を紹介するのに役立った。
 長谷川武次郎という人が、明治十八年から日本の昔話を外国語に翻訳して刊行したもので、それらの翻訳者には、チェムバレンや、ヘボン式ローマ字の創始者ヘボン、ラフカディオ・ハーンなどがいた。このシリーズは英語以外にドイツ語・フランス語・スペイン語・オランダ語・ポルトガル語などの言語に翻訳されている。

 この縮緬本昔話シリーズから、表紙裏表紙とも復刻された「桃太郎・舌切雀・猿蟹合戦・花咲爺・鼠の嫁入り」の五冊を一冊に豆本としたものである。
 豆本にした場合、絵の中の会話は文字が小さいので読みづらいが、本文はかなりはっきりしている。

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1 コメント

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Ponkotu fresh殿へ (Pahsuke)
2011-06-16 10:51:51
 いつもコメントすみません。
 かつて「古稀」と言われて貴重な存在だった70歳も、現今は「今ざら」というそうな。
「敬老の日」が一日出来たのも、それ以外は「軽老の日々」だからにすぎません。
 それにしても年寄りが多いですよね。どこへ行っても「縮緬人」ばぁーっかり。

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