世界遺産登録から十年ということもあって作った作品。
膨大な数の富士絵画作品から、百とか千とか選ぶことは最初から無理な話で、従ってこの作品は富士の名画を選りすぐった作品ではなく、とにかく富士山が画面の中央にあろうが、はるか遠くに霞んでいようが、老生の目に引っかかった物をランダムに並べた豆本である。ただ「八八」という数字には複数の理由があって、その第一は漢数字の「八」は富士の形に似ているし、ましてタイトルの勘亭流だと富士そっくりなのである。二つ目は私の豆本では、56p. 72p. 88p, あたりが基本ページでこの数字以外だと作りにくかったり白紙ページが出たりと厄介なのである。そしてもう一つの理由が・・・・・ということである。
開いたページ 左・山下清、 右・ゴッホ
◎ 収録作品の一部
雪舟
尾形光琳
葛飾北斎 伊勢物語 東下り
喜多川歌麿 初夢 一富士二鷹三茄子び
昭和13年~23年までの紙幣
東京五輪記念硬貨