当ブログ定連の作品。ただどこが「今風」というのか、サブタイトルもないので見当がつかない。
※ 上のシリーズ外の作品でタイトルも違うが「当世風美女」ということなのでで取り上げた。
いろいろな階層、年齢の美女を集めているが、右下の女性が正体不明。
当ブログ定連の作品。ただどこが「今風」というのか、サブタイトルもないので見当がつかない。
※ 上のシリーズ外の作品でタイトルも違うが「当世風美女」ということなのでで取り上げた。
いろいろな階層、年齢の美女を集めているが、右下の女性が正体不明。
この画家も昨日までのWilliam (Bill) Medcalfもすでにこれまで登場しているのだが、その際は作品が僅かだったので再登場となった。
今後もそういった再登場、再々登場など幾度もあるはずである。
午後五時から午後十二時まで
六時 「弥陀の光りは六時のめうごふ(みょうごう)」 「六字の名号」とは「南無阿弥陀仏」のことで、多分花魁の突き出た髪飾りを阿弥陀如来の後光と見立てたのだろう。因みに午前七時は「7字題目=南無妙法蓮華経」なのだが全体は分らなかった。
八時 「八の字をよせて肩もむ針仕事」 これは説明の要無し。
以下はギブアップ
V
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午前九時から午後四時まで
十時には「十時架」とか「キリスト」の言葉が見えるが絵の女性との関連が分らない。
十二時 「十二時おたべと児にすすめ」とあって「十二時」に「どんと」とルビが振ってある。このころ空砲を「ドン」と撃って正午であることを知らせた事で「十二時」を「ドン」と言っていた、ということを知らなければどうにもならない。さらに「どんとお食べ」が「たくさん」とか「たんと」を意味していることでやっと話が収まるのだから厄介である。
二時 夕立と雲の上で「虹」ですかね。絵は雷鳴で耳をふさぐ貴婦人だろうか。
四時 「四時をわすれる田舎のくらし」 と読めても意味が分らない。オットーが時を忘れて飯も食わずに働いてるのでオッカーが飯を届けにきたのだろうか。それにしても農家のオバチャンにしては色白で二時の貴婦人といい勝負。
今年の七月に月岡芳年の「新柳二十四時」(1880,年)なる作品を取り上げたが、これは1890年の作品。
これも一枚だけが見付からずにあったのが最近やっと揃ったばかりである。で、ケチくさく8点ずつ分割掲載。
「新柳」は芸者の24時間の行為を描いたのに対しこれは様々な女性の様子を描いており、それも駒絵の中のことぱに対応した 姿がメインのようで時刻との関連は薄いようである。見立てとあるように、時刻が駄洒落になっていたりするので、駒絵の文が読めないと内容が分らないのだが、残念ながら私には崩した変体仮名などはとても読めない。
例えば三点目「「午前三時」では、小間絵に風車と一つ目小僧の玩具の絵と「泣くとお化けが三時升(参じます)」とあり、つまり「泣いてるとお化けが来ますよ」という訳である。夜中の三時に赤ん坊にオシッコさせないと思うけと゜。
五時「しんじんのしるしやかどに五時ん燈(御神燈)」。 六時「牛乳を六時(ろくに)のまねどたっしゃにそだつ」。というところですかね。
大体がこんな調子らしいので、むしろ絵だけ眺めてた方がいいかもしれませんね。