下町のパンを食べてみませんか?

千住、緑町ゆうやけ通り下町のパン屋パレット

世界を変えるより・・・

2006-10-06 23:26:13 | 夢見るお年頃

良く聞く話かもしれませんが、
僕も以前教えていただいたことがあります。
「世界を変えるのは大変だから自分を変えなさい。」って。

自分の尺度や価値観では到底納得できないでこと、
不平や不満がつのることがあります。
そこで自分を変えてみよう。そうすれば不平や不満を
感じないですむ?・・・でも無理でした。

自分を消してしまうことなんてできませんでした。
他人も、自分さえも許せない気持が消えないことが
ありませんでしたか?
ず~っと忘れかけていた時にパンプキンのアヒルの子に
出会いました。僕の判断では納得のいかぬモノでした。
でも食べてみて一変しました。
パンプキンを食べたトナさんのお友達からトナさんに
食べた感想のメールがありました。
その方は料理やお菓子作りの名人でしたので
僕まで嬉しくなりました。(もう一度同じモノを作れるかは???)
そして例の言葉を思い出しました。「世界より自分を変える・・・」
僕なりの解釈が浮かびました。その意味は自分を消して
世界に合わせる日和見的な考えではなく、
ただありのままに認めるだけでよいのだと思いました。
過去にそうだったから今度もソウに違いないだなんて考えずに、
過去は過去、ソレはソレ、そんなこともアルんだな~なんて
認識すればよいのだと思いました。
自分を変えるとは、自分を消して他人の尺度や価値観で
モノや人を見るのではなく、素直にソレを認識して
自分の価値観や尺度を使ってもよいから
「どう対応したらよいのか」を考えること・・・
一つの解釈として僕はそう理解しました。(実行は至難の技ですが


パンプキン

2006-10-06 22:26:01 | パンのパレット

パンプキンのケーキを焼きました。
初めての配合で焼いてみました。

 焼き上がりは醜いアヒルの子状態でした。

プロセス・チーズを使って焼いたケーキほど膨らまず、
それだけに沈むこともなく、窯の中にいた間に
何のドラマも無かったのだろうか?と思わせる焼き上がり・・・

同じ配合でも工程の違いでデキは異なります。
これまでの良いと思われる経験を寄せ集めて作業。
甘さは勘で決め、窯入れ。

思わぬ焼き上がり姿に失望感がどっと出ました。
ところが食べてみると失望は希望に変わりました。

柔かい食感で口解けはまったり、いやみの無い甘さで
味の未練など残さぬ消え方をしてみせます。

このカボチャのケーキに思い込みや先入観が愚かなことと
再認識させてもらいました。

なのに・・・今度は同じ配合でセオリー通りの作り方を
したくなって実行してみました。
予想通りの脹らみと色に焼けました。
後は冷めてからの試食ですがアヒルの子以上の味を
出せるのでしょうか?自分で言うのもヘンですね。
心のどかかでアヒルの子に勝って欲しいと思っているからでしょうね。

たぶん我家の今年最後のスイカを食べました。
先週の北海道産のスイカよりも甘さは少ない感じがしましたが、
10月のスイカだからオオメにみましょう。
お月見の○は見られませんでしたが、スイカの○を見ました。



ユーミンの曲に「14番目の月」がありましたね。
15夜の満月は次の夜から欠けていきますから満月の前の
14番目の月と恋・・・僕が解説するのはヤボですね。
歌詞の通りに
 ♪ 言わぬがはな~~ その先は~言わないで~~
                               ですね。

何でも思考錯誤の時期がある意味で一番楽しい・・・
寸止め・・・達人のなせる技ですね。