ザルツブルグに誕生した天才アマデウスは
今年が生誕250周年になるそうですが、
僕の今年は父の没後27年。
先日の三の酉の折に確認せずにいた日本堤の
さくら鍋屋さんの前を昨日通りました。
同業の鍋屋さんが三軒ある中で、真ん中の店。
父が僕たち家族を連れて毎年お酉様帰りに寄った店。
その店だけに行列がありました。
その他にも父が好んで家族を連れて行った店は今でも
健在で繁盛してました。僕たち兄弟(たぶん弟も)が
行きたがった店の多くは今は跡形も無く消えていたのに・・・
今頃になって父の選択眼に感心させられました。
そんな店に連れていかれたのは半世紀も前からで
最近になって懐かしく思うようになりました。
昔は浅草が好きな街ではありませんでしたし、
今でも懐かしいけども大好きと同じ意味ではありません。
僕の場合は中学校の学区域だったこともあって
帰宅途中に毎日通過していたので今でも住んでいる
同級生もいます。
父の場合は生まれ育って子供の頃から行動範囲の中に
浅草があったから僕のような越境入学の通行人とは違う
選択眼ができたのだと思います。
帰宅途中、素盞雄神社角の信号で6番手スタート。
足のアップは十分だったけど、あと一人になかなか
届かず芭蕉旅立ちの千住大橋目前。
先頭ペースダウンでツールだったら山岳賞の水玉と
ボーナスポイントは僕が獲得。
インデュラインやアームストロングもマイヨジョーヌを着る
前の時代に活躍したイノーやレモンが僕の頭の中では
まだ走っています。20年前に彼らはピレネーだったか
アルプスだったかで2段ロケットのようなスパートをかけて
総合優勝を勝ち取った。あの時のフレンチ・ポップスのBGMが
今も僕には聴こえてきます。夕飯後即爆睡。
今度は「だから私が夜の散歩をするハメに・・・」などと
言われぬように余力を残すか、前回のように
帰宅したら靴を脱ぐ前に散歩に出よう!
同年齢の頃の父に比べて自分のガキさ加減には驚くばかり・・・