下町のパンを食べてみませんか?

千住、緑町ゆうやけ通り下町のパン屋パレット

知らぬが仏

2006-12-10 20:42:36 | 夢見るお年頃

先ほど夕食を食べながら話を聞いて
背中に汗をかきました。

知らないということは
先入観なんて持たずに自分の思った事を相手に話すことができます。
昨日の演奏でも「スペードの女王」(スッペ・喜歌劇)の
指揮ををなさっている時の指揮者の背中(後ろ姿)を
見ていたら僕まで指揮者の背中に吸い込まれてしまいそうな
何とも言えぬ気持になったので、懇親会で生徒さん達が
先生を囲んで記念写真を撮り終わるのを待って先生に
僕は話しかけました。
まあ内容としては感動するほどお上手でした・・・みたいな事を
伝えたように記憶しています。
何年かしたら先生達がまた演奏ができるよう
僕も微力ながら応援させてもらうつもりでいたんです。
今日クマさんから指揮をしていた先生がどんな方なのかを
聞かされて・・・汗が出てきたのです。
単に大学の指揮科の先生かと思っていました。
(「単に」と書きましたが、もちろん失礼な意味や気持など
微塵も持っていません。念のため)
僕にまで凄い指揮だな~と伝わってきたのは二人目なんです。
クマは「パレット!失礼なことを言ったんじゃないだろうな!?」
僕が激励して、柳原で再演できるようチカラを貸そうと
考えた指揮の先生は「下野竜也」という方でした。

http://www.kajimotomusic.com/artist_jap/tatsuya_shimono.html
http://www.seikyo-kim.com/t-schedule2006/inf7.cgi

でもクマさんは僕が凄いと思ったもう一人の指揮者に当初
「焼きソバ少年」と言ったそうです。それは幼稚園のバザーで
焼きソバ担当をしていた高関氏を見たからだそうです。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AB%98%E9%96%A2%E5%81%A5
http://www.naxos.co.jp/takaseki.htm
http://www.tmso.or.jp/schedule/profile/takaseki.html

僕に注意をしたクマ公だって同じようなモンだと思う。
それが誰で、どんな経歴かなんて知らなくても
オーラを出している人達って指揮者に限らずいるもんですね。
もちろん僕も、たぶんクマさんも「Y」も入る穴なんて捜しません。
これからも自分達の感性を修正なんてしないと思います。
悪しからず。


二日酔い

2006-12-10 07:27:42 | 夢見るお年頃

コンサート当日の天候は最近一番の低温と雨。
午前中、「Y」ちゃんは会場から何度もトナさんの携帯に
僕への伝言を入れてくれました。
結局、僕はペールギュントの組曲2番、「ソルヴェイグの歌」から
演奏を聴くことができました。
会場中央後列の空いていた席に座って楽しみました。

低温、そして雨、しかも土曜日は営業している商店会員も多く、
聴衆もスタッフにも会場に来るには低くないハードルを
いくつか越える必要がありました。
けれども自主的に聴きに来た中学生やボランティアで音楽祭の
手伝いをする中学生達が想像以上に沢山会場にいたんです。
「Y」ちゃんは中学生ボランテア達のリーダーをしていて
似合ってるな~と思うと同時に彼の「やんちゃだった十代」の
経験がイカンなく生かされていると感心しました。
先生も含めた大人?達の接し方によって中学生は世間的評価でいう「良い子」にも「悪ガキ」にもなるのだと思います。

今年は帰るきっかけを失い、懇親会にも参加しました。
昔、街づくりの仕掛けをしていたSちゃんも「硬い」とヤジを
浴びながら演奏者達にインタビュー。
Sちゃんや新聞社の女性編集長と三人で同窓会気分にしたり
ましたが、編集長は町や人の応援をコラムに書いて
地域に見えないパワーを送り続けている方なんです。
パン屋さんの話も出ましたが、人夫々に評価基準は
違うもんですね。乱暴に言えば、繁盛してる店か
店主が満足してる店かの二種類しか店は現存してませんね。
足立区在住の複数の奏者が柳原音楽祭を知らなかった
現実がありました。音楽祭に限らず自分達の常識と
世間のそれとのギャップは小さくないのですね。
初めて生の街の人達を真直に感じながら演奏した学生達も多く、
何人かの方は感激で声を詰まらせてしまいました。
4年生はこれが最後の演奏で引退するそうで涙に拍車を
かけていたような気がします。
演奏者達の中に「インペク」と呼ばれる人がいました。
「コンマス」とは違う初めてオケで聞いた単語でした。
それは「インスペクター」で、オケはインペクの働きによって
大きく影響を受けるそうです。コンサートはオーケストラだけで
創られるものでなく、その日の聴衆のノリによってもデキは
左右され、多くの見えないチカラの作用が演奏にあらわれる。
スタッフはオケにベストな環境を作り、オケは聴衆にベストな演奏で
音に託した心を伝える。結局、どのパートが欠けても
音楽祭は成り立たないし、コンサート会場が一体となった時には
全ての壁を皆で乗越えて、そこにいた誰もが
満ち足りた気持になれるような気がします。
僕や憎たらしいけど憎めない「H」さんはチョットしたトラブルの
ために懇親会直前まで本気でヘトヘトでした。
僕の予想だにしない「H」さんの予言通りに問題解決。
生きてる限り語り続けたくなるような間抜けなデキゴト・・・
それもこの柳原の町のキャラと思えば笑える話で、今度クマが僕に
攻撃をしてきたら反撃するアイテムの一つに取っておこう。

クマは12月はダメだ。土曜日もダメだ。と言ったけど
雨も寒さも土曜日も自然の篩いだと思います。
それでも会場に集まってくれた人達がいます。
削りに削った米で仕込んだ「大吟醸酒」!
なんと贅沢な醸造。
フルーティな酸味を伴った爽やかで優しい味。
濃厚さとは異なる味わいで僕は心地よく酔えました。
ご存知の方も多いと思いますが、僕は強いアルコールと
ステキな女性にメッポウ弱いのに語っていることをお許しくださいね。
そんな訳で僕が二日酔いぎみで書いてることもご了承下さい。

PS:「Y」ちゃんに電話でボランティアを申し出た方の様子を
   聞いてみたら、彼曰く「真面目そうなチャントした方」でした。
   ☆ やったね!そうこなくっちゃ!!
      信頼なんてしちゃえばイイだけのことだ。(真似しないでね)
      心の小さなコップから最初に溢れこぼれるモノは何だろう?
      コップをバケツやバスタブに替えられればね~