下町のパンを食べてみませんか?

千住、緑町ゆうやけ通り下町のパン屋パレット

粉との出会い

2006-09-21 23:42:31 | パンのパレット

ベリーの醗酵液と粉を合わせて練りました。

 

これから連日、粉と水を加えながら練り続けます。
パンの酵母として使えるのは数日後になります。
予想通り若干醗酵力は弱いようでうが、これから
どこまで元気な酵母になるのか不安と楽しみが
交差する時間が始りました。

今日はコナとデートしました。
コナを乗せた緑の行き先はいつもの病院ではなく、
彼女のご飯を買いに行きました。
魚沼産こしひかりよりも我家では貴重な食物なんです。
コナは大きな店内をキョロキョロうろうろ・・・
「好きなのを買いなさい」と人間には言えませんが
コナになら言える男の喜び!?(セコッ・・・)
お店の近くの初めての道を散歩散策。
以前は1時間以上もぐんぐん歩いたのですが今は静かに
ゆっくりと味わうように歩いているような気がします。
犬を飼った経験の無い○さんに「立ち話してちゃ散歩にならないよ」
「くしゃみ出なかった?」「今、みんなで噂してたんだよ」
と冷やかされましたが、コナの気分任せで歩いています。
それに朝の散歩の時間は○さんぐっすりの頃ですよ。
夜の散歩はメッタに立ち話などしませんし、充分な運動は
していますのでご心配なく!
犬の事でさえこれだけ事実無根の話が一人歩きしている
のですから人間についての噂話はサゾ凄いのだろうと
想像します。被害者の方がいらしたら同情致します。
もっとも賢い貴方はそのような輩は相手にしませんね。
今は行き先も距離も彼女任せなんです。
もちろんリードを外すようなルール違反はしません。
人の為にも彼女の為にもよい事と思えませんから。
犬に散歩の手抜きなんてできません。
小型犬にはそれほど散歩の必要の無い犬種もいるようですが、
犬の年齢や体調、障害の有無によって食事の種類や散歩の
距離も違うのですとヒヤカシにきた○さんに言っても
理解されないでしょうね。
パンも同じで手抜きや誤魔化しがききません。
噂だけを信じて作業すると徒労に終わると思います。
初めての配合は確認しながら作業を進めます。
自分のした作業工程がそのままパンになってしまいますから。
自分が満足できるか、できないかは結局自分次第なんです。


ポン!

2006-09-20 18:32:16 | パンのパレット

konaベリーを仕込んでから
気温の上昇もあって、干さずに冷凍しておいたベリーは
当初醗酵力が弱いと考えていましたが無事醗酵しました。
干すことによってその土地の気候風土に適して
生息している酵母菌がより多く付着すると思っているからです。

昨日はマダだった音。
「ポン!」という音が今日聞こえました。
新しいテニスボールの缶を開ける時のような音です。
無事、醗酵してくれたので、
いよいよ元種の仕込み工程に入れます。

 醗酵したベリーたち。

ワインレッド・・・バイオリンの名器の塗装に使った赤とは
違う深紅です。パンになっても微かな紅が残るのでしょうか?


下町のコッペってどんな味?

2006-09-19 22:55:57 | パンのパレット

テレビや雑誌で紹介されている下町の味のパンの代表は
コッペパンなのかと思います。(僕個人の考えなんですが)

紹介されたコッペをかたっぱしから食べてみました。
最初に食べたコロッケが二つ挟まったコッペは
熱いコロッケを挟み、すぐにビニール袋に入れるから
昔、家庭でしていたように冷めた饅頭を電気釜のご飯の上に
置くのと同じでビニール袋は熱で曇り中のパンはフカフカに
なります。多くのブログでもこのコロッケパンを「これぞ下町」と
賞賛する記述も多い。
でも、下町で営業する僕が敢えて恐れずに言わしてもらえば、
パンが甘い!甘過ぎると思うのです。
そのコッペパンはジャムやピーナツ、餡子等を塗って食べることを
想定して考えられたコッペパンだと思うのです。
コロッケのジャガイモも白くコシのないベタ~っとした感じで
肉や玉葱等の野菜は感じられずソースがコロッケの片面に付いて
キャベツは挟まれません・・・
それでも賞賛なさる人達は何を基準に下町の味と断言なさるのか
僕は理解ができないでいます。
ジャム、ピーナツなどを塗り一日数百本売れているコッペパンが
あります。値段は100円を切ってお買い得感充分です。
けれどパサツキとともに簡略化された配合だと感じます。
餡子も有機栽培の低糖の餡子とは思えませんが、
値段を考えると当然なのかも知れません。

たぶんコッペの代表的な両店はお客様のイメージした下町の
コッペパンをお客様に提供しているのだと思います。
下町に生まれ育った自分が一般的な下町のイメージに
媚びまいとしているのは歯がゆい話です。


部活

2006-09-18 12:42:46 | 夢見るお年頃

総務省推計によると65歳以上の方々の日本の人口は
過去最高で人口の20%を越えたそうです。
オカゲで僕達の世代はイベントではまだ若手でいられるます。
世間的にはタップリおじさん世代なんですがね・・・
世界のファッションショーでは痩せ過ぎモデルの締め出しの
動きがあるそうで、そりゃあそうかも知れないとうなずいた。
モデルさんと同じような体型のお客さんがそうはいると思えませんから
お客様が着てモデルさんと同じ印象ってぇのは無理かもデスネ。
試しにBM計算ツールで肥満度を確認すると納得のオーバー。
ドイツではビール祭も始ったそうですが、ビール腹の友人達も
絶対にオーバーしてると確信して安心?

さて部活?です。
動かなくなったフュージョンの原因はセルモーターなんですが、
サービスマニュアルでは至極簡単に外せそうでした。
実際にはホントカ ヨ~~の世界です。
スクーターの場合はまず外装を外す作業から始ります。

 

セルモーター内のカーボン・ブラシの一方が磨り減っての接触困難が
原因でした。悪戦苦闘の末、外したモーターですがモーターには
7ミリのネジが使われていたので先生も工具を持っていない状況。
試しに模型用の極小スパナセットをオッカナビックリ使ってみましたが、
「なんで7ミリなんか使うの?」の僕に師曰く「モーター作ってるのは
電気屋だから」でした。
作業を終える頃、雨が降りだしました。
部屋に戻って生クリームを作りシホンケーキを食べてみました。

 

先生とお茶の途中に筑波サーキットを走っているユーノス登場。
「乗ってみる?」当然僕達は雨の街を試乗させてもらいました。
小気味良いアクセルの反応、その気にさせる音、ステアリングの
動きと車体も連動して楽しさ満載に仕上がってる!!
スピンした時の為に前後バンパーの下から黄色い牽引用フックが
装着されているのは5点式シートベルトやロールバー以上に
ムード満点。ただラジオもオーディオもエアコン、ナビなんぞは
もっての外に日常使用がメインの僕には寂しく厳しい環境です。
試乗後同じ車の共通体験をもとに同年代の3人の若手は
数時間、部室で車談義に花を咲かせるのでありました。
男の世界?女子供の入れる話ではありません・・・
ではなくて正確には相手にされないでしょうね。

今日は人影も少ないであろう海にコナを連れて行こうかと
思っていたのですが、朝の激しい雨に断念。
座りながら彼女と手を繋いでPCのキーを片手打ち。

 

ごめんな~コナ、でも海の約束は忘れてないからね。


ベリー酵母

2006-09-16 19:26:55 | パンのパレット

夏に収穫した屋上のベリー類を酵母にすべく仕込みを
始めました。今日のような気温が続くか上がるかで
多少熟成時間が左右されますが来週中には
次の段階に進めると思います。

 煮沸後の容器にkonaベリーと天然水。

収穫時のベリーは酸味だけでなく甘味もしっかりあったので
アイスクリームやチーズケーキにのせて食べようかとも
思ったのですが、そのベリーを使って酵母を造れば
理論的には無限大の倍数で食べ続けられる・・・なんて
考えてしまいました。

ガリラヤ湖を渡ったベトサイダの近くで
五つのパンと二匹の魚で五千人の空腹を充たした方の
真似はできませんが・・・・

またまた、天を恐れぬ無恥無知な比較で恐縮なんですが、
あの方はきっと許してくれると思います。
私のような者こそいつか針の穴も抜けられるのかも知れません。


グランブルー?Pボトル

2006-09-16 18:51:19 | 夢見るお年頃

以前、何かで深海での出来事を見ました。

それはカップ麺の容器が水圧で小さくなった画像です。

 左が窯出し後。中は前。

昔、皇居の近くの一流ホテルにまだ専属の菓子職人がいなかった頃の話なんですが、銀座の老舗ケーキ屋さんの職人がホテルに頼まれてパンを焼いた後のオーブンの余熱を使ってケーキを焼きに行っていたそうです。あまりの次元の違いに黙っていようかと考えたのですが、僕も窯の余熱をリサイクルに使ってみました。
洗ったペット・ボトルを窯の中に数分間入れてみました。
結果は画像のような状態になりました。さらに冷えて硬化する前に
体重をかけて踏めばぺっチャンコになります。
グランブルーも窯の余熱利用方にしても小さくセコイ話で恐縮です。


最近完売してる商品

2006-09-15 19:59:39 | パンのパレット

最近の完売率第一位は紅茶のシフォンケーキとレアチーズのタルト。

 

基本的なレシピで焼き上げて試食。
基本のヒントは以前ケーキのお話を聞かせていただいた
コンサルの先生のケーキに対するイメージです。
テーマは家庭で子供のためケーキを作り家族で囲む幸せ。
僕もそれが一番だと思います・・・が、ママさんのお時間が
なかなか取れなければパレットにお任せくださいませんか?
そんな気持でトライ&エラーを繰り返しました。
違うな~と感じた処を修整する為にデキと対策を
書き込んだ1ページ。

しっとりフワフワを求めて試行錯誤が続きました。
今まで僕が食べてきたシホンケーキって何だったんだろう?と
思うほど違う当店の紅茶のシフォンケーキの食感と味でした。
美味しいシフォンケーキを知らないことが強みになりました。
勿論、今の味と食感が到達点とは考えておりません。
いつか先生にもご試食いただいてアドバイスをもらい
今以上に完成度を高めたいと思います。
(ただし、目指すのは洗練でなくアットホームな味です)
これから当分の間、僕は他店のシフォンを食べ続けると思います。

みつ豆が嫌いでした。味気なくて硬い食感が苦手でした。
ある時、浅草寺の裏手(北側)にある目立たぬ名店の
みつ豆をいただきました。(断れない状況でしかたなく)
僕のみつ豆の世界が変わりました。
ふっくらとして豆の旨味もしっかり。美味しいと思いました。
以来そのお店のみつ豆だけは好きになりました。


ありがとう

2006-09-11 01:11:37 | 夢見るお年頃

最初に見たのはグリーンのジョーダン、ベルギーだった。
多くの人がピレリタイアのパフォーマンスの低さを指摘し、
Nさんのタイムの伸び悩みもタイアに大きな一因があると
解説者は言っていたのに、チーム、マシン、ドライバーの
全てが新しいノニ・・・彼は始めてのF-1でピレリ組の
トップタイムを出してみせた。
僕の記憶が確かならば予選7位だったかな・・・
ドイツF-3チャンプから数年後、セナのいた
F-1でもチャンプになった。
多くのコンストラクターやエンジン、個性的なドライバーが
走っていた時代に彼は最初から何かが違って見えた。