ロゼッタ改

仕事を終えて部屋に入るとコナが目だけで僕を追い、
ソファの肘掛を枕に寝そべったままパタパタと
しっぽを振ってくれました。
僕がまだ小学生の頃は今よりも沢山のプロペラの戦闘機が
模型屋さんでは売られていたような気がします。
その中に「紫電改」という名のプラモデルもあったと思います。
「改」が付くからには「紫電」を改良したに違いないと想像しますが、
僕の場合は改良できたのか失敗かは明日を待たないと
判明しません。酵母の働きをする元種の特性は更にゆっくりと
自分の考える方向に熟成してくれるといいのですが、
手間のかかる作業は反面独自性も出てくると考えています。
頻繁に拝見するネットでのパン作りではただ単にパン屋で
働いているだけの人には及びもつかない熱心さを感じます。
商品としてだけでなく、そんなパン作りも試しておかないと
趣味のパン作りの人達に気持の上でも負けてしまいそうです。
だから家庭には無い装備や材料と学んだ製法の全てを
出さないと作れないモノ、知らなかったモノに面することは
大切なことだと思っています。僕はそうしていないと
不安になることがあるのです。自分の全力でも思い通りに
作れるとは限りませんので、成就困難な恋愛と似てますね。
最近の試作では昔は不可能と考えられていた
粉の吸水率限界超えや塩以外に何も加えない熟成した
軽い酸味をともなう味。俗に言うスローブレッドが多くなりました。
そんなパンが下町で売れるのか？と心配してくれる
友人もいるのですが、試さずにいられません。
バジルや大蒜、オリーブが入るとミキシング中でも
その香りに僕は南欧のパンをイメージしてしまいます。
予想通りの味に焼けたら次回はセミドライ・トマトも加えて・・・
な～んて次から次に「改」を続けてると回数だけは
シャネルのＮｏ．１９を越えても完成なんてしませんね。

最中

その最中を始めて食べたのは
たぶん３０年くらい前だったと思います。
一口食べて美味しいと思った記憶があります。

まず受験期に家事や看病に追われていたからと言い訳にも
ならぬ事を書いてから・・・
浪人生活に入る春に当時の足利に行ってみました。
進学する事や学問は何か等を考えようと足利学校目指して
自転車に乗り家を後にした事、思い出しました。
微かな記憶を辿ってみると、風に向かってペダルをこいでいたので
進学どころか何も考える余裕なんて無かったような気がします。
数年前、ドコドコとバイクで行ってみて当時と比べて
足利の学校は見事にレストア？されていたので驚きました。
結局、僕の捜していた足利の最中は見つからず、
文化財のある街の変化や郊外の新たな集客拠点だけを
見学してきました。
バイクといえば１１月に入ると通行禁止になる
峠道もあります。紅葉のシーズンもバイクは渋滞を
抜けるのが比較的に楽です。
今度は最中捜しではなく紅葉を見に栃木に行ってみようかと
僕のどこかに住み着いている虫が騒いでいます。

　いただいた足利の最中。

このブログはアフェリエイトしていませんから最中が売れても
売れなくても僕に金銭的な影響は全くありません。念のため。

ヤンキー

世間ではヤンキー車と言われてるらしい乗り物で
かなり年上の彼女に会いに行ってきました。

朝一番に品川までの首都高ではスットクカーの走行テスト？？
車の特性や挙動対応のレクチャーを受けて、帰路の下道
単独走行に入りました。何度も路肩や駐車スペースの線を
利用して車の大きさを自分なりに確認しながら走りました。
途中寄った浅草の祖父の寺でバック駐車も上手に決めて
気分上々。次はいつもと違う彼女の所へ行く道を考えました。
みどりチャンよりお腹をスリ易いので凸凹は要注意。
小さな踏切も対向車とのすれ違いがイヤだから敬遠。
フラットで広い道・・・なかなか無いもんです。
こんな車を運転してる人達は予想に反して？？
想像力を使いながら走っているのだと理解しました。
自分の走る道以外に世間にも同じように気を使うようになったら
きっと良いドライバーになるんじゃないかと思う秋のドライブ。
ドライブ中に何度か同類の方達から覗き込まれましたが、
仲間として？ライバルとして？
ナンバーも迫力ある数字だったので怖い思いもせずに
帰宅できました。色々な仕入れもしましたが後席とトランクの
積載能力はみどりチャンの数倍はありました。
今日一日で僕はコミュニティ・バスも運転できるんじゃないかと
思うほど運転に自信を持ってしまいました。
それはヤンキー車の外見以上に怖い話ですね。

白いカレーパン

一過性の商品かもしれませんが、
最近、白いカレーパンを焼き始めました。
ＣＭのおかげもあって少ないながらも売れてます。
見た目はホワイト・シチューなんですが、
食べてみるとだんだんと辛さが広がります。

昨日のロゼッタは　Ｎｏ００１に比べて
殆んど全ての点で作ろうとしたパンに近づいています。
中でも歯切れのよさと弾力、何よりクチ解けが気に入ってます。
柔かいパンは噛むとクチの中でダマになりお団子の食感に
近づくことがありますがロゼッタは噛むと団子状でなく
何処までもパンの粒子が細かくなる感じがします。
食感はグニャグニャでなくもっちりサラサラになっていく感じです。
ナノテクノロジーではありませんが、僕はロゼッタのクチ解けが
好きです。黒オリーブとバジル、ライ麦の粒とガーリック、
そしてオリーブの香りがするパンなんです。
Ｎｏ００１は酸味が強く若干もそつく感じがありましたが、
それらを直してイイ感じです。
ただ残念な点は塩味が足りない気がしました。
来週は塩味を修整して完成度を高めたいと思います。
ロゼッタをちぎって皿のオリーブオイルを付けただけでも、
ベビーリーフやセミドライトマト、チキンをサンドして食べても
美味しく食べられるパンだと思います。

ロゼッタ・ストーン

ロゼッタ・ストーンでも、ましてや「十戒」が書かれている訳もなく・・・

　正体は特大のホカッチャです。

001の問題点を修整して仕込みました。

　握って放すと

　しっかり戻りました。

Ｎｏ．001

Ｎｏ．５は父の時代、Ｎｏ．１９は僕の世代ってぇのは
シャネルの話なんですが、今日ワンパク酵母を焼きました。

配合を作って仕込みましたが、量を計算間違いして失敗？
少なくとも当店のお客様には受け入れてもらえそうもない
酸味の強さ。酸味と引き換えにボリューム感を失いました。
う～ん、これじゃＰさんの味以上にＰさんみたいな味。
原因はワンパクを甘く見た事です。
凄まじい醗酵力は僕の想像を越えていて夜中の間に
醗酵のピークを過ぎたのです。
再度、酵母の量を減らしてスローブレッドの試作です。
当分の間、試作が続きますが、パンの名前も配合が
決まるまでは記号にしようと思っています。

そんな訳で今日のパンの名前は黒オリーブのＮｏ．００１。

ポイント・カード

あだち買い物天国のカードは基本的に
お買物金額１０５円につき１ポイント印字されます。
（いやらしい話ですがパレットは毎週火曜日３倍です。）
４００ポイントでファンファーレと共に満点となり
加盟各店で５００円分のお買物券へと変身いたします。

また地域や個店では５００円以上のお買物券に成る
場合があります。将棋でいえば「歩⇒金」の感じです。

１０月１４日の土曜日・１５日の日曜日
千住エキゾチックフェアが北千住駅の西側で開催されます。
会場となる各商店街にあるポイント加盟店では満点５００円が
最低でも２倍、最高２０倍の価値になるチャンスを提供。

http://www.adachi.ne.jp/users/kitaroad/html/event_details11.html

西口の各商店街入魂のイベントなんです。
一流のパフォーマーの演技もゼヒお楽しみください。
ペンシルバルーンも販売しているジャグラーの店ナランハ

http://www.naranja.co.jp/balloon/index.html

に出入りする方達もお楽しみいただける事うけあいです。
ただし、バルーンおやじさんの名前はありませんでした。
僕が主催者側にいたら絶対呼んだのにね。

http://balloon-rio.or.tv/baofan/

昨日は合羽橋道具街でのイベントがありました。
車を止めての歩行者天国で道具街全店総出の営業でした。
失礼ながら素人には魅力ある道具も販売されていたかもしれません。

今日は黒オリーブを練り込んだパンを自家製酵母で仕込みました。
次の工程は明日まで待たねばなりませんが、試食してみて
結果によっては販売しようと思います。

メンテナンス

夜行バスに揺られ今頃鈴鹿で焼けたオイルやタイアの匂いを嗅ぎ、
世界最高水準のエンジンの奏でるエキゾーストノートを聴き
ながら３０年後も記憶に残るライブに参加しているＹ君を
思っています。ライブでしか感じられない熱気をたっぷりと
味わってくださいね。

長らく手付かずにしていたママチャリの後輪。
パンクの修理はチューブと一緒にタイアも交換しました。
レースやツーリング用自転車のタイア交換はＦ－１よりも
簡単なんです。
ママチャリでは沢山のネジやステーを外さなければなりません。

　手前ＭＴＢ奥ママチャリ。

手前のヤイアを外すには中心下のレバーを外側に引き、
レバーをクルリと回し緩め落せば簡単に外せます。
工具も使わず３秒以内の作業です。
ブレーキのゴムはリムに当る強さや角度までも調節可能で、効きは
走るコースに合わせてガツンでもジワ～でも乗り手の考えた
好みの感覚にできるんです。

タイア交換に使う道具は金属から樹脂に変わってきました。
初めて見た樹脂のレバーは黄色い小さな板状でミシュランの
ものでした。なんでも売ってる１００円ショップに置かれているかは
判りませんが、日曜大工系のお店で手にいれられます。

　一度に３本全てを使ったことはありません。

タイアレバー３本セットの色は青、黄、赤。
Ｆ－１も来年からはミシュランが撤退して各車同じタイアを使用する
ワンメークになり、マシンやドライバーの差がハッキリしますね。
レース表彰台の上では車もバイクもスポンサーである
タイアメーカーのキャップをかぶってます。
青いキャップはミシュラン。黄色はダンロップ。赤はブリジストン。
カーボン色の黒いドーナツには見えない技術がテンコ盛り。

荒川土手の足立まつりは強めの風にもかかわらず雲ある晴天？下で
大盛況。コナと朝の散歩では風のオカゲで雲が飛び、遠くに
富士山が見えました。小学校の頃は視界を遮る高い建物が無く、
今よりも富士山を見る機会が多かったこと思い出しました。

沖縄

僕をご指名でお店に電話が入りました。
懐かしい話し方は沖縄ショップの店長さんでした。

都内ある区の小学生に地域の児童館で
エーサーを教えたいと相談されたそうです。
それで僕にエーサーを教える先生を紹介してもらえないかと・・・

　仕事を終えてアノ大将の所へ行き相談。

店長にも話したのですが呼び屋は大将なんです。
音楽祭の話も出て来年の音楽祭演奏希望をするような
オケのメンバーが食事をしにきては大将に言うそうです。
「新世界好きなんですよね！」「やりましょうか？」って・・・
僕も彼の影響で数年前にＣＤを買いました。

ベルギー産のビールを勧められましたが自転車なので断ると、
美味しそうなピオーネとビール、それにメロンとカンパリの瓶を
持たせてくれました。カンパリとメロンは飲み飽きたら返却して
くれればいいとのことでした。
預かる僕が瓶の中身をカラッポにしやしないと読んだ大将が
僕の足元をみすかしたようなボトルキープなんです。
ピオーネの実を食べ終わると明るい緑色のジク、
茶色でないのが新鮮さの証。大将ごっつあんでした。
美味かった～

カンパリやメロンはいっそのことパンやクリーム、
フルーツの漬け込み用隠し味にしてみるのも悪くない？

お客様に誉められました。
パンもいろいろあって美味しいのに有名じゃないし混んでない。
いつ来ても並ばずに買えて穴場だわ～～
・・・僕の顔は美味しいチョコレートを頬張ったような笑顔。
　　ただしチョコの糖分はゼロでした。　ニ　ガ　ワ　ラ　イ

パンプキン

やはりセオリー通りの工程でもパンプキン・ケーキを焼きました。

　右はアヒルの子的パンプキン・ケーキ。

右のアヒルは独創的な工程？またはセオリー無視で焼き上げた
パンプキン・ケーキです。食感は芋羊羹を５倍くらいしっとりと
柔かくした感じです。
左の食感はトリフュの６倍くらい柔かくまったり・・・と適当なことを
書いているようですがアクマデモ僕の私感なのでご了承くださいね。

数人の方のご意見ではアヒルの味の方が良い・・・との結果。
白鳥になってくれればよいのですが・・・

ライ麦の酵母はかなり元気です。

　ベリーの酵母のおとなしさに比べて
ライ麦の酵母はかなり「わんぱく」です。