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PAP-JAPAN代表、川井眞理のお仕事(以外もてんこ盛り)日誌

60代前半は注意

2008-03-04 | シニア情報
一昨日、一日も終わろうという頃に知人から届いたメールは衝撃でした。

この私のファンでいてくれた貴重なオジサン友だちの訃報…。
3月1日の夕方、急逝されたとのこと。
たまたま空き日だったので本日執り行われた告別式に出席してきました。

メガネを見立ててと頼まれ、心斎橋をブラブラしたのが一昨年末のこと。
それ以来会っていませんでしたが、昨年7月に届いた(最後になった)メールには初めて一緒に(見立てて)買ったメガネを修理に出し、代わりに新しいフレームを買ったこと、「川井さんも欲しくなるようなデザインのが店にありましたよ」と誘惑の文章が綴られていました。

音信不通はしばしばあることなのでずっと元気だとばかり思っていたのに、実際は昨年の夏頃末期の肺ガンが見つかったらしい。

3カ月余りの入院で抗癌剤による治療を受け、いったん帰宅したものの、年明けから体調を崩して再入院、その中での急死だったようです。
(最もきつい抗癌剤の副作用で相当まいっていたらしいことを共通の知人から聞きました。)

大学教授である肩書きを偉そうぶることなく、学究肌でいつもはにかみながら控えめに話をし、私が何か言うとゲラゲラ笑いながら聞いてくれたムードメーカーの、本当に気持ちの優しい温厚な紳士でした。

享年61歳。

痩せて生前とはひとまわりもふたまわりも小さくなった死顔を見て涙が止まりませんでした。
奥様と息子さんが号泣されていて、家庭では良き夫、良き父であったことが偲ばれました。

これまで見聞きした限定つきの私の経験から言うと、本格的に老いに向かって準備を始める体と、まだまだ現役バリバリのつもりの心のギャップが一番大きくなるのが60歳頃。
しかも退職など公私共に変化の大きい時期でもあります。

男女とも「定年したら」「○○になったら××しよう」と楽しく未来を語っていた人が急死するケースが非常に多い年齢のように思います。
特に60歳前後から60代半ばぐらいまでが危ない。

式に出席した57歳の女友だちは「まだまだ志半ばだっただろうに…。頭脳がもったいないねぇ…」とつぶやいた後、「私、頑張るわ!」と涙を拭きながら帰って行きました。

「いつ死を迎えても悔いが残らないように生きたい!」と私も思うものの、大変難しい課題でもあります。

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2 コメント

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突然の死 (Hiland)
2008-03-04 21:54:45
まだお若いのに残念ですね。しかし、あまり長患いせずに周りにそれほど迷惑をかけずに亡くなられたのは良かったのかもしれません。周りに嘆いてくれる方が多いというのは幸せなことです。残された方は寂しいでしょうが、ご本人は納得されているのではないでしょうか。
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今は何も言えません… (大阪まりりん)
2008-03-05 01:20:32
いつもなら私もHilandさんと同じことを言ってると思いますが、今は記憶がリアルすぎて客観的になれない自分がいます。本人は研究や仕事でまだまだやりたいことが一杯だったんじゃないかと思うと余計に…。
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