ラムサール条約に登録された東海丘陵湧水湿地群のひとつである矢並湿地が8日(水)~12日(日)まで一般公開されるということで、義姉とともに車で出掛けて行きました。
現地には駐車場はないため鞍ケ池公園内の虹のかけ橋駐車場に停めれば無料シャトルバスがあります。
それでもよかったのですが、今回は父のお墓に少し寄ってきたので鞍ケ池公園南側(御嶽神社もあります)にある駐車場に車を停めて下っていきました。
この時期にしか開放されない出入口
ここから急な坂を下り、湿地の入口に向かいまずは受付を済ませます。
ガイドボランティアの方がみえて、数名集まるとひとグループになって湿地をグルッと1周説明をしてもらいながらまわるのですが、今回まだ中学生だった頃の担任、恩師がそこにいてびっくり!!!つい「○○先生っ!」と呼んでしまいました。
先生もわたしのことをちゃんと覚えていてくれ、ほかの生徒のこともちゃんと覚えていると言っていました。(私と違って脳内の記憶力恐るべし)
理科担当の先生だったので地質にも植物にも詳しいというか研究者といった方がいいのでしょうけど、先生の活躍はなんとなく知っていたので、まさかここで会おうとは…。
懐かしいN先生。年相応とはいえあまり変わらないなぁと思いながらお元気な様子で、今度10日からまたヒマラヤに行ってくると嬉しそうに話してくれたのが印象的でした。
ついでに先生が編集されたという貴重なヒマラヤ植物編の冊子もいただいてしまいました!ラッキーというか、感謝・感謝ですね
さて、そんな恩師との再会を喜びつつ、早速湿地散策です。小さな湿地ですが、昨年訪れたときよりなんだか花の勢いがいいような気が…。
ここは三脚禁止なんですが、たくさんのカメラマンがいて一生懸命花を撮ってみえました。
ワレモコウシオデ
スズカアザミ イヌコウジュ
コウヤボウキサワギキョウ
ヌマダイコン
サワヒヨドリ
シラヤマギク
ヘビノボラズ
そして、絶滅危惧Ⅱ類(VU)となっているミカワシオガマとシラタマホシクサ
他にもツリバナ、ミゾソバ、ウメバチソウ、ツリガネニンジン等々が咲いていました。
もちろん虫たちも…。
ヒョウモンチョウ
赤とんぼ
他に植物ではありませんが…こんなものを作ってしまう達人がいました。なんかすごすぎる!!!
車で来ているということもあり、せっかくなのでシラヒゲソウが咲く御船湿地にも足を伸ばしてみました。車で20分くらいかな。
昨年には開花状況が書かれたものなんてなかったんですが、今年は違ってました。
フェンス越しに見えるシラヒゲソウは少しピークを過ぎた感じでしたが、それでもたくさんまだ咲いていました。愛知県内ではたぶんここでしか見られないでしょう。
シラヒゲソウ
ヒヨドリバナとシロヨメナなのかなぁ?