こんにちはー
三浦半島南部も、さすがに寒くなりまして、冬の到来です 海が近いので、力強い日差しが反射して、辺りは明るいのですよ
でも、日の出が遅くなり、日の入りも早いので、すっかり時間の感覚がおかしくなっているお良しです。
で、今年は「黒潮の大蛇行」という、東海・関東南岸を流れる黒潮がずいぶんと南下してしまっているということで、関東地方もドカッと雪が降るかも・・・ と予想している人もいます。めったに積雪しない三浦半島南部は、いかがな結果になるでしょうか?
そんな中
前日夕方から、ときおりモーレツな雨降りとなった休日を利用して、お良しはまたまた大好きな大型船を見に、いそいそと出かけてまいりました←家を出るときはまだ雨が降っていた。
午後から晴れるという予報だったので、主催者の『横須賀エコツアー』さんは、決行してくださいました でも、参加を申し込んでいた方々で、荒天キャンセルした方もいらしたそうで、この日の参加者は、お良しと、同年輩の女性 二人だけでした
でも、そのぶん6人ぐらいいらしたガイドさんたちから、くわーしくお話を伺うことができました
横須賀エコツアー HPをご覧ください
船を見たところは、9月にも一人ででかけた 観音崎 です。
浦賀水道という、東京湾の一番狭い所に位置し、この観音崎が海に張り出しているので、東京湾の狭い部分ができているわけです。観音崎の少し北寄りの向かい側にも、富津岬 という千葉県側から張り出している地形があります。このことで、東京湾の航路はS字型にカーブしているのです。さらに、地形の張り出しがあるということは、そのすぐ下の海底は 浅い ということになります。
つまり、この狭いところを、船は制限速度を守って航行しているということなので、お良したちは間近にゆっくりと見学できるという恩恵を得られるのです
ここで、上の図で、水色のところが船が通る所で、右側通行であるということを覚えておいていただいて、お良しなさい日記のこの記事を読み進めてくださいますようお願いいたします。
では、いつものように、時系列で、観音崎 船観察行きのお話を進めます。
この交差点。京急線の浦賀駅から、鴨居(かもい)経由の観音崎行きのバスに乗り、腰越(こしごえ)バス停で下車。
このカーブした道に徒歩で入ってきて・・・
この道は、「観音崎大橋」といいます。
雨が止んだばかりで水浸しの路面。
ここから、沖を行く船が見えています。奥に写っているのは、横須賀市の博物館の分館である「観音崎自然博物館」です。
地元の海の幸をふんだんに使ったレストラン「マテリア」が隣にあります。
そして同じ建物の中に「ボランティアステーション」があり、この横須賀エコツアー 「浦賀水道を航行する船を見てみよう」 を、案内してくださるツアーガイドさんの拠点でした。
昔から、この橋の内側には立派なお屋敷があります。大きな漁師さん宅ではないでしょうか。
裏側に道があり、観音崎大橋ができる前はそこが観音崎へ通じる道だったのでしょう。・・・でも、明治2年に観音埼灯台ができる以前は、岬をぐるっと回る陸路はあったのでしょうかね?
大橋から見た海。 鵜がいますね。
久里浜の火力発電所のエントツも、まだ低い雲の中
ここは、たたら浜という所です。
観音崎ボランティアステーションには、12:50集合。
ちょっとだけ座学を受けて、東京湾航路地図や、船の種類の写真、エントツのマーク(フアンネルマーク ということが今回わかった)一覧表などをいただいて、手にはその資料と、双眼鏡(お良しは自分のを持っていったけれど、貸し出しもしてくれた)を持って、いざ!外へGO
階段を上って、海が見える丘に登っていくと~・・・
あっれー あれに見えるはー
すれ違いをやっている あのお姿は~
おがさわら丸ではありませんかー
木曜日は出航日ではないはずなのですが、この日が祝日だからなのか、本来の水曜出航でなく一日遅くなっているみたいでした。
おもわず、「おがさわら丸が出ていくぅ~」と声を上げちゃいました。そうしたら、公園備え付けの双眼鏡をおがさわら丸にロックオンしてくれたガイドさんが、もう一人の参加者の女性に見せてくれていました
つくづく縁があるおがさわら丸です (今年5月に、小笠原諸島へ行った折に乗ったお良し)
東京湾を航行する船は、近隣の小型の漁船を除いて、みな、センターラインを挟んで右側通行で進みます。
片側700m、ブイとブイの間を行くのですが・・・
上と同じ写真をわかりやすくしました。
三浦半島側から見ているので、写真の左が東京湾の奥方向です。
左のブイは緑色。中央が赤白(センターラインを示す)。右が赤色。奥まで幅は1400m。片側700mに見えないほど狭く感じました。
こーんな狭いところを進むのー ここを右側通行ですよー! 追い越しはOKだそうです。お天気が悪くて視界が悪くても、レーダーなどで探知して航行するのでしょう。それと、車と同じように、どんな船舶にも決まった場所に決まった色の灯をつけているので、基本は目視!で見張りをしているのだそうです。観音崎の丘の上にある「東京湾海上交通センター」とも交信しているし、暗い昼間は観音埼灯台にも灯りが入っていると思います。
このあと一行は、観音崎公園の森の中へ入り、灯台を目指します。
観音崎一帯は、太古の昔から、海流に乗ってやってくる遠来の人々を迎えた場所であり、また、ペリー提督率いるアメリカ船が来港して以来、防衛のための要塞となりました。
上の写真は、砲台跡です。御影石でできたものは珍しいそうです。「天皇陛下が見に来るというのでカッコつけてきれいにしたのかな?」と、ガイドさんの一人。
あ、天皇陛下って、明治天皇ですよ。
ここは弾薬を入れた所だそうです。柱に穴が2つ開いていますが、これは蝶番(ちょうつがい)があった跡で、ここに扉があった証拠だということです。その中に弾薬を入れておいたということです。なーるほど。
レンガの積み方は、「フランス式」。観音埼灯台を設計・建築したのはフランス人技師のヴェルニーさんなので、フランス方式になっているとの事。
このあとの時代は、すべからくイギリス式になっていくので、貴重なものだそうです。
観音崎公園の遺構などの説明を聴きながら しばらく歩いて、灯台に到着!
天気予報通り、午前中の雨がすっかりあがって、海上が晴れてきました Wellcome Sun
ひゃあー いい眺めーーー
赤い丸に、「七」の文字のエントツマークは・・・
栗林商船株式会社さんか、栗林物流システム株式会社さんの船だそうです。
「神北丸」(かみきたまる)の船名が見えました。自動車運搬船だということです。この大きさから、自動車12000台ぐらいを積んでいるだろう・・、とガイドさんは言っていました
このあと、灯台の上から見ることにして、狭いらせん階段をくるくる上って目を回し、ふらふらしながら強風の最上階の屋外へ
そこからの眺めは~・・・
次回へつづく( ^ω^)・・・