Hei!(「ヘイ」って読んで「やあ」って意味)~義務教育世界一の秘密

義務教育世界一の国の教師養成の実態を探る旅。フィンランドの魅力もリポート!その他,教育のこと気にとめた風景など徒然に。

丸屋根の下

2007年07月08日 | Weblog
この丸屋根の下には,ねむの木子ども美術館内の展示室のうち,最も奥の展示室が位置する。

展示室は,大きく分けると二つ(細かく分けると三つか四つ)ある。一つは,一番広い面積を当てられた長方形の展示室。子どもたちの作品が最も多く展示されている。床は木製だったろうか,暖かな雰囲気。そして壁面は真っ白。外壁が真っ白であるのと同様だ。ねむの木の子どもたちの心を色で表したものだと思う。

もう一つの展示室,つまりこの丸屋根の下にある最奥の部屋には,長方形の展示室の右奥から入る。ここには驚きの仕掛けがあった。

(仕掛けを知りたくない人,直接掛川で体験したい人は以下読まないで下さいねー)

広い展示室から,少し細めで短く暗い通路を通ると,突然広大で光り輝く空間に放り出された。作品はもちろん展示してあるが,その作品と「ワタシ」を取り巻く空間,つまり床も,天井も,壁面も,あらゆる面が真っ白だ。そして丸屋根まで届く高い吹き抜けの天井には有機的と感じさせる天窓が心地よい曲線を奏でており,そこから陽光が暖かく差し込んでいる。

この空間に入った瞬間,奇妙な感覚・・・初めて体験する不思議な感覚に襲われた。空中に浮遊しているかのように感じられたのだ。取り巻く空間がすべて真っ白であったために,空間の知覚に揺らぎを起こしてしまったのだろう。特に,開館後間もなくで床にも靴跡など無かったことがいっそう白の空間を強調し,余計にそう感じさせたのだと思う。

そして次に感じたことは・・・長くなったので次回に。

※館内は撮影ができなかったため,外観から。
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