アートエンターテインメント 迷宮美術館 第3集

ＮＨＫ『迷宮美術館』制作チーム著『アートエンターテインメント　迷宮美術館』第３集，河出書房新社，2007年。ISBN 9784309269368。

言わずと知れたＮＨＫテレビ「総合，ＢＳｈｉ，ＢＳ２」で放送中の人気番組『アートエンターテインメント　迷宮美術館』の単行本第3弾。内容は次の通り。

第１の迷宮　きらめく世界へようこそ！暖かな光と自然に包まれる
第２の迷宮　渋いだけかと思いきや…大胆かつ繊細なワザに魅せられる
第３の迷宮　描きたいように描くべし！画家の熱いパッションを感じる
第４の迷宮　美はここに極まれり　洗練された粋にひたる
第５の迷宮　これぞ、マイ・ワールド！奇妙な世界に真実を見る
第６の迷宮　わが国が誇る芸術家たち　近代の画家と親しむ

作家，テーマなどを一部示すと，ルノワール，モネ，「写実の画家・応挙が描いた，怖くて美しい幽霊画」「現存数5205体。円空が，大量の仏を彫ったわけとは？」「日本には，もう一枚のゴッホのひまわりがあったって？！」「歌川広重の傑作には，ある決定的なミスがあった！」・・・これまた面白そうでしょ。

アートの世界は広大で，その世界を作り上げた人類の営みは偉大と言ってよいでしょう。しかし，だからといってアートに対して構え一歩引いてしまうのはもったいない限り。迷宮美術館の問いに答えようとあれこれ予想したり思いをめぐらせたりするのはとても楽しいワクワクしたひとときですし，アートは意外と身近な存在なのですよ。

※先生方へ：クイズ形式で出される問いは授業でも結構使えます。質問ではなく発問として使って子どもたちの気づきを拡げてみませんか。ぜひお試しあれ！