Hei!(「ヘイ」って読んで「やあ」って意味)~義務教育世界一の秘密

義務教育世界一の国の教師養成の実態を探る旅。フィンランドの魅力もリポート!その他,教育のこと気にとめた風景など徒然に。

PISA2006結果

2007年12月01日 | Finland フィンランド
PISA2006の暫定結果が公表された。経済協力開発機構(OECD)によって2006年に実施された国際学習到達度調査(PISA)の結果だ。今回は「科学的リテラシー(科学的応用力)」の調査に重点化しており,我が国のひとまずの成績順位はというと・・・6位,前回は2位だったので後退し第3グループとなった。フィンランドは前回に引き続き第1位。

[時事通信]
http://book.jiji.com/kyouin/cgi-bin/edu.cgi?20071130-1

[asahi.com]
http://www.asahi.com/edu/news/TKY200711290407.html

順位後退の事実にあわてふためき,これからまた学力論争が高まることだろう。しかしこれまで行われた「ゆとり教育見直し論議」のなか,我が国がどのような対応を行ってきたか,まずはそれを振り返るべきではないか。学習時間を増やしたことに安心するのは早計で,むしろ逆効果になることの方が心配だ。我が国の学力向上の鍵は,授業の質を改善すること,そしてそれを実現する教員の資質の向上にこそある。見誤ってはならない。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする