通勤で毎日通る中筋のバスセンターに,内閣官房・拉致問題特命チームによるこのポスターが貼られている。見る度に思うのだが,実に多くを語り,我々に拉致を忘れてはならないと訴える。ポスターをつくるにあたってデザイナーが行った一つ一つの選択は,表現意図を伝える象徴として我々に「ことば」を発する。
●手前に一足残されたのが靴であること
●靴がズック製であること
●靴先が左を向いていること
●靴底がこちらでなく,あちらを向いていること
●道路の先が左方向に消失すること
●山の稜線と道路の遠近が成す構図が,見る者の視線を画面上部左側に誘導すること
●風景がセピアに印刷されていること
●その中で【拉致】という文字だけが赤字であること
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これら一つ一つが,象徴として読み解きできるはずだ。
拉致被害者の一人横田めぐみさんは,拉致現場となった新潟県に引っ越しするまで,父滋さんの仕事で広島市に住んでいた。通ったのは広島市立牛田新町小学校。この小学校には何度も行ったことがあるし,めぐみさんとは比較的年齢も近いので人ごととは思えない。
国益との関連でだろうか,拉致問題に最近進展がないように思われる。水面下のことまでは分からないので,単なる勘違いだとよいのだが。何より我々に求められるのは,拉致問題がいつの間にか記憶から消え去ってしまうことのないようにすることだ。無関心が一番怖い。「日本は見すてない」を肝に銘じなければ。
●手前に一足残されたのが靴であること
●靴がズック製であること
●靴先が左を向いていること
●靴底がこちらでなく,あちらを向いていること
●道路の先が左方向に消失すること
●山の稜線と道路の遠近が成す構図が,見る者の視線を画面上部左側に誘導すること
●風景がセピアに印刷されていること
●その中で【拉致】という文字だけが赤字であること
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これら一つ一つが,象徴として読み解きできるはずだ。
拉致被害者の一人横田めぐみさんは,拉致現場となった新潟県に引っ越しするまで,父滋さんの仕事で広島市に住んでいた。通ったのは広島市立牛田新町小学校。この小学校には何度も行ったことがあるし,めぐみさんとは比較的年齢も近いので人ごととは思えない。
国益との関連でだろうか,拉致問題に最近進展がないように思われる。水面下のことまでは分からないので,単なる勘違いだとよいのだが。何より我々に求められるのは,拉致問題がいつの間にか記憶から消え去ってしまうことのないようにすることだ。無関心が一番怖い。「日本は見すてない」を肝に銘じなければ。