三丁目の飛行機屋

飛行機マニアのオヤジが
撮影遠征記やマル秘コレクションの公開などをしていきます。

少し古い話になりますが~

2015年11月26日 | そら モノ 色々 
小松航空祭の予行が午前中に終り、帰りの新幹線まで時間があったので
空港に隣接されてる「航空プラザ」に初めて立ち寄ってみた

県営の施設で、屋内の航空機展示は機体の保存状態も良好

磨き込まれた マルヨン や T-2 がお触り自由(部分的だが)で間近に見られるのは有り難い



    
マルヨンのお尻丸出し! 奥まで丸見え! 
     それにしても綺麗に磨き込まれてる感じだ
   
T-2ブルーインパルスのコックピットもキャノピ・オープン


ところで、ここにはYS-11のシュミレーターがあり
インストラクター付きで週末には楽しめるとは聞いていた

この日は平日なので、休みと思っていたら館内放送で
「早めに準備ができたので予約の方は~」 と流れだし  エッ! 今日も飛べるの?
受け付けで聞くと2組予約があり、あと30分位で飛べるという

というわけで即 予約を入れてしまった


シュミレーターの内容は、小松空港の 滑走路24 を離陸
1000ftまで上昇しトラフィックパターンに乗って再び 滑走路24 に着陸する というもの


前の組がシュミレーターに入ったが 密閉ではないので、インストラクターの話が聞こえてくる
恐る恐る シュミレーターへ登り、後方から覗くと


操縦装置や計器の説明が聞こえるが、なかなか飛行は始まらない


1回約10分間の飛行とあるが、 実際には10分経つとゲームオーバーになるわけもなく
事前の説明や練習?があるので15分程度にはなるようだ

待っている間、暇なのでシュミレーター下部を覗くと
PCが2台、盛んに動いているのが確認できた


いよいよ自分の順番が回ってきた
お一人様の私は機長席に座り、インストラクターが副操縦士席へ

座席の移動はシート横のレバーを上げ、左手でキャノピー枠にある 把手 を掴んで前後に動かす
まずは操縦装置の説明、操縦桿を左右にまわすとその「重さ 固さ」に驚いた

更に引いてみると その重さ 硬さに、私の体の方が前方へ滑っていく始末
思わず「実機もこんなに重いのですか? ショルダーハーネスが欲しいくらい」と隣席に訴えると
「実機は風圧がかかるから もう少し重いよ 」ゲッ!

厚木で海自のYSの離着陸訓練を何度も見ているが
その中には女性操縦士もいた… 、腕が太くなっただろうな・・・(笑


(画像は現役当時の ANA YS-11 コックピットです  撮影 Oさん)

次はラダーを踏む、ラダーペダルの上部を踏むと車輪のブレーキがかかるが
このトーブーキの感触を確認させられる

地上滑走は50ノットまでラダーペダルでステアリングを、それ以降はラダーで
50ノット過ぎたら踵は床に下ろし、 間違えてブレーキがかからないようにする と

「エッ そうなの?」、「着陸直前にラダーペダルの上部を踏んでしまい
 ブレーキがかかった状態で接地、即パンクという事例もあるからね」

「 昔は私も教官に足! と怒鳴られたよ」 とインストラクターさん

(ステアリングハンドルも両側にあったが、このシュミレーターではライブになってなく
  トリムはエレベーターのみ作動、ラダートリムは動かないとの説明だった)
スロットルは普通だが、離陸中に間違えて戻らないよう左端のロックレバーを手前に入れる
フラップはジグザグに上下させるタイプで、作動時には目視しないと位置がわからないなぁ

     
ギアレバーは「シュミレーターの3点スイッチの関係で、半分しか動かせない」という
「YSはレバーを押し込んでから上げ下げするタイプ、引っ張ってから上下させるのが多いけどね」と

ここで「ギアアップ!」と「ギアダウン!」のコールも大きな声を出して練習させられた

初めて知る事も多く、時間があったらもっと細かく教えてほしい事柄もあった

でもね、飛ぶまでがなかなか大変だよ(笑)
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