三丁目の飛行機屋

飛行機マニアのオヤジが
撮影遠征記やマル秘コレクションの公開などをしていきます。

念願のお店へ向かう!

2019年10月29日 | Weblog
午後3時過ぎに我が家を出て、いつもとは違うコースで東京を目指します

八王子で乗り換え南下、途中下車したのは京急川崎駅

ここから目指す場所へは Google Map であたりはつけてましたが
煌びやかな夜の灯りに、辺りの景色は一辺倒

仕方なくスマホを取り出し、ナビを頼りに~ なんとかたどり着けた



ココは以前から一度訪ねてみたかったお店

 自分のブログを通じ、知り合うことができた方は多いが
 大抵は「飛行機」という名文の同好の志

 今回訪問するお店のオーナーさんとも、2年ほど前から
 メールの交換してますが、本人は決して飛行機マニアではありません


初めてお会いする時は、お顔も知らないので緊張しますが
今回はお顔をネット上に公開されている方なので~




さぁ、ドアを開け未知の世界へ乗り込みです




開店からほどない時間でしたが、すでに上品なご夫婦がカウンターに

自分は翌日からの遠征を控え、大きな荷物を抱えての入店
ただ、遠征帰りではないので汗と埃にはまみれていないですが・・・

ここは「Soul Brothers Bar Sugar Shack」
オーナーさんは「 FM横浜 Soul Bar 847」という番組も持っている DJ です
そのおかげもあり、お顔はオープン

自己紹介を終え、忙しそうなDJブースに近いカウンター席へ


飲み物は無難な、ジャックダニエルのロック
 マスターはビールで乾杯!



流れている楽曲のアルバムはモニターに

シュガーシャックには、来日有名海外アーティストや
スポーツ関係の海外プレーヤーも頻繁に訪れるお店

この日は、そういった有名人の来店予定はなさそうですが
私が案内されたカウンターの横には、嬉しいオブジェ が沢山置かれてます


このお店には、国内外のパイロットをはじめ、航空関係者の訪問も多いという
このオブジェは、その方達の置き土産がほとんど

近くにエアライン御用達なホテルがあるわけではない

私が来店するのを待っていたように、拝見させていただいた貴重品の数々
  

これは関係者以外では、持ち合わせていないハズの品々
これが 私との接点

ここ、シュガーシャックのオーナー、石川さん の お父様 は
ある航空会社の機長だった方

画像にある記念誌の「B727 THE GLORIOUS HERITAGE」
このB727 のラストフライトに私が搭乗した時の機長が、オーナーさんのお父様



オッ! アルバムは「ニコラコンテ」に変わってる


オーナーの石川さんと知り合った頃に、お気に入りのアルバムと聞いたもの


来店客に合わせて切れ目なくの曲目アレンジ、流石はプロのDJさん


DJ用のモニター裏には、こんなステッカーが沢山
マニア的にはコレクションしたい羨ましいものばかりだが
これも来店した航空関係者の置き土産


前週のFM横浜「ソールバー 847」で流れていた、日本人の楽曲が気になっていた私
そんな気持ちを見透かされたように流れはじめた
デビットフォスターとのコラボ曲にグラスが増えてしまう

石川さん曰く「お互い何を歌ってるかもわからずのレコーディングだったろうね」(笑

その日本人とは「河合奈保子」さん、楽曲は「Live Insaide Your LOVE!」
中途半端な英語でのレーコーディングよりも、日本語で歌わせた編曲者の賜物?かな

 そういえば、河合奈保子さん
 大昔にショッピングセンターに勤め始めた頃、イベントで呼んだことがあった

 イベントからイベントへの通過地点での仕事のようで
 数曲歌って、そのままワゴン車に乗り込み次なるイベント先へ

 これで販促費のうち、1本が消えた(1本は当時、100万円の時代)

 言い方は悪いが、アイドルは商品と感じさせていただいた販促担当者でした



結局、この曲が入った彼女のアルバムを手に入れてしまったが
耳に残る楽曲は、ソウルな合間にも馴染むお気に入りに

石川さん の放送で流されなかったら、知らずに終わっただろう1曲
「Soul Bar 847」で流れた曲のアルバムは全て購入するというツワモノも存在するとか
それは選曲が素晴らしいってことだよね



 モニター画像は「AIR PLAY」に変わっている 、ジャケト共々曲もいいよね
   これも自分好みを見透かされたような~
いやいや、先の河合奈保子さんとデュエットしていた
デビットフォスターとジェイグレイドのユニットが
AIR PLAY なんだとか


翌日の早朝には遠征先に向かわねばの私
も少し飲んでいたい気持ちをふり切り、3杯で打ち止めに
再び大きな荷物を背負い、立ち去りがたい空間をあとにする

最後に、石川さんが一掴み手渡してくれたものは~


マニア泣かせの品々も沢山、 お店のステッカーも嬉しいな!

年内に、もう一度くらいは訪れたい時空間を持ったお店
 「シュガーシャック」だ
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だいぶ出遅れですが~

2019年10月25日 | 航空祭 11~19年
9月の開催からだいぶ経ってしまいましたが
やっと横田基地フェスの報告を

とは言っても、簡単に気になったモノだけを

先ずは前日のアライバルから
予報では晴れ間があるはずでしたが、一日中ドン曇り

光量不足の中でも、やはり一番の収穫は~

この海兵隊ヘリコプター編隊
グレーの背景ではグレーの機体が映えないが仕方ない

単機で飛び回っていた CH-53 も存在感が強かったが、こちらは初見なので



最後に撮れた、ナショナルエアのカーゴ機
天気が良ければ夕日を浴びた綺麗な姿を撮れたのだが~ 残念!


つづいて~ 翌日の横田フェス本番日を

入場ゲートから、それほど進まないうちに展示されていた

基地を警備する空軍警備隊 SF( Security Forces)の装備類

軍の警備はMPと思ってしまうが、今はシッカリすみ分け

実際に銃器を触ることができなくて残念だったが
右画像にある訓練用の銃器が見られたのはラッキー
軍や警では、訓練時はコレを使い間違って実弾が使われることを防いでいる


展示機は米軍機の中から~

那覇基地から飛来した米空軍 F-15C

キャノピー下には、なんとMig-23の撃墜マークが2個描かれている
とはいっても最近のキルマークではなく湾岸戦争時代かな

 F-15は米空軍の中も退役が進み、現在は
 在日米軍の那覇と、欧州に部隊が残るのみになっているという



見慣れた感がある、グローバルホーク 大型無人機
今年は整備明けなのか、パネルに汚れが目立つ機体を持ってきた



海兵隊のCH-53が2機も展示されているとは
向こうの機体が前日にグルグルと頭上を飛び回っていた機体

手前の機体、乗降ドアには小さな赤いハイヒール画が
その下には「High Maintenace」の飾り文字が
スラング的には、手間隙かかる、面倒な(赤いヒールだから)女(機体)だ かな?
 なんだ じゃじゃ馬 ってことか(笑


 昼飯は、毎年同じテントへ向かうのだが
 今までの横田フェスでは見かけなかったヤツを選択

 Yuengling(イングリング)Lagerでスタート
 米国では最も歴史が長いブルワリーだそうで
 東海岸を中心に販売され、西海岸では見かけないビールだとか
 横田基地の住所はカリフォルニアなんだが・・・

 Black & Tanと呼ばれる濃厚な黒ビールもあるそうだが
 もちろんフェス会場では無かった

今年はチリドックの販売がなく腹に入れるモノはビールのみ
このテントの販売者(軍属)が代わってしまったのかな

 昼飯代わりの2杯目は、缶の Belgium の文字に ベルギービール?
 と思って飲んでいたが、検索したら立派なアメリカン
 FAT TIRE は歴史深い醸造所とは真逆の1991年創業の新参さん~ だって


次の展示機紹介は自衛隊から気になったものを


前日のアライバルでも目玉となっていた、築城基地から飛来の
空自 F-2 スペシャルマーキング機、機付長 は女性 名でした

射出座席のヘッドレストが、キャノピー破壊用の角のおかげで兜みたい



今年度で退役が決まっているファントム偵察機 RF-4は
洋上迷彩にラスト年のスペシャルマーキングを纏った機体



上空では、米空軍の C-130J から降下する陸上自衛隊 第一空挺団の面々
共同訓練の成果を展示で、広報の方達もビデオと一眼で忙しそう


飛行機ではないが、米軍の車両から

特殊部隊外にも配備が始まったという ATV のMRZR4、いわゆるバギー
タイヤはチューブレスで、ハニカム構造のスチールが代わりに入っているとか

災害現場への偵察にも使えそうということで、自衛隊や官公庁からも注目されているという
日本国内へも民間車両として輸入がはじまったとも聞く


荷台の装備展示では、やはり時代だね~ 
暗視ゴーグル装備のヘルメットや高級?ドローンが



そして午後のサプライズは、先にも紹介したが A-10の離着陸 訓練


オーバーヘッドからのブレイクなら背中が撮れるかも~ と願ってのショット


オペレーションへと戻る担当 Pさんと整備兵さん
横田でこんなにも拍手喝采浴びたパイロットさん達は久しぶりでは


自分はコレに満足、F-16やオスプレイの飛行があるかも~
をも捨てて撤収です、なんたって各駅列車を使い帰宅ですから(笑

でもコレだけは忘れなかった
前日の前夜祭? で「PAISUKE」さんから教えていただいた

拝島駅へ向かう途中の「中華 太平」さんで チャーハンを!

後日、PAISUKEさんのブログにも同じ画像が(笑 、確かに美味い
一つ気になったのは、壁のメニューに見つけること出来なかったが
ここにビールは無いのかな・・・


以上駆け足で紹介してきた「横田基地フェス」ですが
毎年、来場者数はうなぎのぼりなのでは

セキュリティーチェックで朝の入場に時間がかかるのは以前からだが
退場にもゲートに行列ができて時間が読めないや
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統合任務部隊 の一躍か

2019年10月20日 | 信州まつもと空港
前回の「大災害 発生中とは知らずに空港へ」のつづきです

今回の台風19号による災害は、各地での同時多発災害の様相

全国の自衛隊や被災地 外の自治体からは
早くから災害対応の応援に駆けつけてくれた

詳細は後日、公表されるだろうが
13日の午後には自衛隊による統合任務部隊が組織されたとの報道も
(陸上自衛隊を中心に、海空の自衛隊も組み込まれる緊急組織)


そんな午後、仲間からこの機体が「小牧を飛び立って向かっている」
と聞いた時には、俄かには信じられなかった




まつもと空港 へは初以来となる航空自衛隊の C130 輸送機

 信じられなかった理由は~
 C-130 = 大型機 と信じていたので、誘導路をもたない「まつもと空港」の
 滑走路エンドに設けてあるターニングパッドで機体の向きを変えられるのだろうか?
 ~ということ

 
プロペラピッチを変えて後退(バック)もできるハークだが

気がつくと、無事に機体の向きを変えタキシ・バックするところだった


エプロンに頭からスポットインするハーク
大きいと思っていた C-130 は、こうやってみると普通の大きさだった

 まつもと空港に就航している FDA の ERJ-175機と比べても
 全長はあまり変わらず、翼長が少し長いだけ
 ホイールベースも短めなら、ターニングパッドでは余裕の転回だ
 
 エンジンはターボプロップだからジェット燃料で対応できる
 非常時には頼りになる機材の飛来だ



運ばれてきたのは、約20名の隊員と物資

 後日 知ったのだが、彼らは小牧基地の航空救難団整備群(RMG)の隊員達
 昼夜の別なく救難機の運行体制維持や整備に対応できる部隊

 空自 救難団のレスキューヘリは、暗視装置を装備し夜間の救難活動も可能だ

わずか20分弱のステイで、離陸に向かうハーク




皆さんの目線が左を向いてますが、松本空港は滑走路が1本だけ
誘導路がないので、滑走路内で定期便として降りたばかりのFDA機との ご対面状態中

FDA機がエプロンに入り、滑走路が空いた後に空自機は離陸



積載物もなく燃料も少なめだろうから、軽々とテイクオフ

この日の夕方までには、空自 救難団のUH-60J ヘリも到着し即応体制に
空港北側の小型機用エプロンは深夜もライトアップされ
RMG の隊員達はターミナル内で寝泊りし、緊急対応に備えたようだ


 それから3日後の16日の午前に、人命救助の任務を解かれ
 救難隊の機体とRMG 隊員はすべて撤収したという

 陸上自衛隊 松本駐屯地周辺でも、災害派遣から帰隊する
 舟艇を積載したトラックが見られたそうだ


その翌日、空港へ立ち寄れる機会ができたので

まつもと空港 周辺は、この時期特有の霧が盆地に溜まる状況で
早朝は飛行不能だったようだ

霧が晴れだすのを待っていたように、当初から応援に駆けつけてくれていた
香川県警機 と 大阪府警機 が任務を解かれ



見送りを受けながら帰隊するところ

こちらもファインダーを覗きながら
「遠くから ご苦労様、ありがとう!」とつぶやいてしまう 
 今度は、観光で信州に来てください



南下する筈の機体は、上空で霧の晴れ間を探しているようだ



同じく霧が晴れるのを待っていたように
京都府からの応援機 「みやこ」 JA6004 が北へ向かう


三重県警機 「すずか」 JA10ME もエプロンで待機につく

これで応援県警機は2機体制になったが、翌日からは悪天候予報
災害応援体制は引き続きとられるようで頼りになる


所用に向かう為に機材をかたつけていると

新潟空港ベースの国土交通省 北陸地方整備局の
 「ほくりく」 JA6819 が着陸

エプロンには四国地方整備局機の「愛らんど」も駐機中で
こちらも災害情報収集に隙間なく対応のよう


 追記 三重と京都の機体は20日に帰隊
    交代で兵庫県警の「ひよどり」 JA110H が同日に着任しています

 

 


裏方さんの動向が報道されることはないが
今回の事案でも、多くの機材や隊員達が全国から駆けつけ
即応体制を維持し続けてくれたことを忘れてはなるまい

 「必ず助けに来る!(行く!)」は心の奥の支え

これからが被災地では復興の本番
多くの自衛隊 他の官公庁職員、ボランティアが現地で今も活動中

 被災地の一日でも早い復興を心よりお祈りいたします
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大災害 発生中とは知らずに空港へ

2019年10月18日 | 信州まつもと空港
台風19号は長野県に夕方最接近とのことで、時間と共に風雨が激しくなっていた
この12日に限って家人はお泊まり外出中で、台風対策できる者は自分ひとり

夕方5時前、強く吹き荒れる風にアチコチ見回っていると
家の北側に並ぶ古い窓ガラスが、風に煽られ内側にゆがむのが目に入った

ガラスが歪むということは、少し隙間が開くのか雨水が漏れ入ってきた
これは今まで経験したことない、ガラスの粉砕もありえそう

しばらく雑巾で対応したが、間に合わずバスタオルも出動
廊下はタオル等の飛沫が跳ぶので新聞紙を敷き詰め、サッシの空間にも

そんなことが夜8時過ぎまでつづいたが
その後は風雨が小康状態になり一息、夜は落ち着いてくれて ホツ


翌朝は晴れ! 青空が急速に広がっている
先ずは屋内の点検だが窓は問題なし、屋根に立つエアバンドのアンテナも無事

次は昨晩までのタオル類の洗濯と、新聞のベランダ干し
なんやかんだで3時間もかかり、なんとか干し物とかたつけがひと段落

まつもと空港に、地元では見慣れない機体が向かっているのをレーダーで確認
家人は留守となれば、文句も言われないので空港に行ってみるか


空港に到着すると、すぐに降りてきたヘリ
いつもの長野県警のヘリかと思ったら、大阪府警の機体「はやかぜ」 JA6523 だった
 
 実は、テレビを普段から見ることはない私
 屋内のかた付けと干し物が忙しく、北信方面の河川が増水していることは
 河川ライブカメラで見ていたが、堤防決壊等の被害はまったく知らなかった
 家人が居ればテレビを見てるから、台風被害がわかっただろうが・・・



大阪府警が降りると、入れ替わりに名古屋消防局のヘリ JA119P が北へ向かう


空港周辺の風景も普段の景色にもどってきた
台風明けでいつもより遅いが、ランニングを始める方も多い



見慣れた長野県警のヘリ JA110E が、早朝からの出動から戻ってきた
 (この出動時のレスキュー状況が、19日付け信濃毎日新聞に載りました)


さらには、東京消防庁 JA01FD 、 国土交通省 JA6820 機も飛来


 
国土交通省のヘリは、なんと四国地方整備局の機体「愛らんど」
災害救助・復旧活動を支援するヘリだが、高松空港がベース

もちろん名古屋空港ベースでは、中部整備局の同型機「まんなか」が在籍するが・・・


同じ四国からは、香川県警の「さぬき」 JA110U も飛来



 続々と飛来する県警、防災、報道機に、増水程度でこの飛来はない筈

 この時点で空いた時間を使い、長野市在住の仲間のTwitterをチェックすると
 信じられない画像が目に入る、見慣れた北陸新幹線車両が水に・・・  沈んでいる

 新潟への行き帰りに必ず通る「上信越道」はこの近くを走っており
 車両基地の北にある新幹線変電所は良い目標物だ
 

名古屋消防局は「のぶなが」 JA758A


静岡県警機は「ふじ3号」 JA13PC


新潟県警機は「はるかぜ」 JA02NP



これだけ県警機の応援がそろえば
長野県警ヘリは県内の別事案(遭難や刑事事案等)発生に備え、待機専用になるだろう
長野県に2機在籍する県警機の内1機と、防災ヘリが長期整備中で可動機は先の県警1機のみとは・・・


新潟海上保安部のヘリ「みさご」 JA916A も飛来



以上は、自分が確認できた回転翼の緊急消防援助隊や官公庁機ですが
夕方までには鹿児島県警機、福井防災機も飛来し、被災地での救助支援にあたることに

これだけの機体が集中する長野県北部には、空域の航空機をコントロールする
空自機も上空に来ているハズだ


これで、空港は運用時間外も緊急事態に対応する前線基地に変貌するが
その為の固定翼による支援の事案は、スペースの関係で次回に

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寄生虫の恐るべき生態を知る

2019年10月14日 | Weblog
9月ある日の夕方、地元FMラジオ番組「ラジモ」
ゲスト出演していた信州大学の 井坂友一 氏

内容はなんと”寄生虫”にフォーカス!

知られざる”寄生虫の世界”を少しだけ話されていましたが

その内容は(ラジモのブログより)~
 ”ハリガネムシ”という寄生虫に寄生された“カマドウマ”は、
   川に身投げをしてしまうんですって・・・恐るべし・・・!!!

  

寄生虫って戦略家! もっと詳しく知りたい方は、
   信州大学理学部講義棟で開催される公開シンポジウム
   「寄生虫をとおしてみる知られざる世界」に参加してくださいね

ということで、私は一瞬にして興味津々
聞いただけで、映画のエイリアンよりも凄い世界がありそうだ

※ 私から補足~
  「ハリガネムシ」は「カマドウマ(便所コウロギ)」に寄生しながら
  行動をコントロール、元々水生生物であるハリガネムシは
  水の中で繁殖するために宿主のカマドウマを水中へ身投げさせ
  そこで体内から出て交尾し子孫を残す、死んだカマドウマは魚等の餌となるという


公開シンポの日程は 三沢基地航空祭 のその日、航空祭 当日の天気予報は晴れ! 
例年この時期は秋雨前線の影響で晴れが少なく、三沢では超稀なチャンスなのに

私はまるで寄生虫にコントロールされるように、大好きな飛行機イベントをキャンセル
気がつくと、JRとバスを乗り継ぎ信州大学の講義棟を目指していた


私たちの年代では、寄生虫と聞くと頭に浮かぶのは「回虫」
小学校の頃は、検便や貼り付けシートでの「ぎょう虫検査」があった(笑


ところが、この日のシンポは そんな生易しい寄生虫の話しではなかった

宿主を殺したうえで寄生したり、生かしながら寄生しても、やがて最終的に抹殺する
ホントウに映画になりそうな、恐ろしくも興味深い講話の数々

 信州自然科学館のページです
  当日の講演者の紹介と、寄生虫についても書かれています


当日はICレコーダーを持参し、講演内容を録音したのですが
講演者の著作権等の関係もあり、ブログにはアップできないので

演者のHP等のリンクを貼っておきますので、興味のある方は覗いてみてください


 講演1.「寄生昆虫の世界 肉体を、社会を、労力を搾取する」
      小松 貴 氏(国立科学博物館)
       リンク先は小松氏のTwitterです

      NHKラジオ(陶子のごごラジ)や、民法FM(中川翔子のリミックスZ)等の番組に出演した時も
      大盛り上がりの内容で、自分も興味深く聴いたのだが
      お名前を失念してしまい、当日のパンフに書かれた「好蟻性生物の~」で
      エッ! もしや?  ~と思い出した次第

      そういえば、番組内で 中川ショコタン に自己紹介する時
      ド田舎の大学で~ と出身の信大を紹介していたのを聞き逃さなかった私(爆


      小松氏で検索すれば、研究内容が沢山表示されますが
      ニュースになってもおかしくない、貴重な生物発見もされている方です
      講演も慣れているのか、聴衆を引きつけ放さない
      ある意味、エンターテイナーです

      岡山県方面で生息が噂される貴重生物
      「フサヒゲサシガメ」を捕獲された方はご一報とのことでした



 講演2.「絵描き虫の摂食パターンからみる植食者と寄生者の攻防」
      青山 悠 氏(京都府立大学・院・生命環境科学)
       リンク先は研究成果の一部です
       

      当日、私の前方に座っており、綺麗でカワイイ感じの信大生女子がいるものだ~
      と講演が始まるまで思っていたので、まさかの講師でビックリ

      講演のスタートは、名前は「ゆう」ではなく「はるか」と読みますから

      小柄で可憐なお姿とは裏腹に、少々グロイ画像も有りの飽きの来ない内容は
      やはり講演を多数こなしている様で、場慣れしているのかな

      翌日からは木曽の山へ入って虫探しとか
      木曽の山中でヘリ探しなら得意? な私ですが(笑 ~いつかご一緒にいかがでしょう(爆      




 講演3.「ネジレバネに操作された宿主ハナバチの訪花行動と送粉共生系への影響」
      中瀬 悠太 氏(信州大学・理)
       リンク先は中瀬氏の「こむしの居処 ネジレバネ」HP
      地元 信大の現役研究員の講演でしたが、経歴は京大博士から国立科学博物館を経て
      信大へは山へ行きやすくなる為に移ってきたとか


 講演4.「寄生虫ハリガネムシがつなぐ森と川の生態系」
      佐藤 拓哉 氏(神戸大学・院・理)
       リンク先は佐藤氏を紹介する Youtube です

      関西弁での講演は、硬さを感じさせないソフトな雰囲気つくり
      それと親近感をいだかせる魔法の話術ですね


今回の一般公開シンポは、「信州昆虫学会大会」の一部として行われたが

一般公開されなかった講演の演目には
  「コオイ虫における父性検証、やり逃げオスはいるか?」なんていう
  私のような下世話な人間は、興味をそそられるものもあったようだ

信大病院以外は縁がなく、なんとなく敷居の高いイメージの大学だが
来年もこういった大会が行われるなら、ぜひ覗いてみたいものだ

講演中は撮影が憚られ、自前の画像がなく文字ばかりになってしまったが
最後に、当日の報告が信大自然科学館」からの お知らせ として載っていました
 HP中の画像は拡大できますが、私も写ってます(笑

 ※ 自然科学館 は普段も無料で一般に開放されており、貴重な化石等も展示されているそうです
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