頭上を駆け抜けたオスプレイ
後部のカーゴドアと乗降ドアでは、偵察員が地上警戒しているのがわかるだろうか
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数百メートル先の LZ(着陸ゾーン) へ着陸する3機の機体
エンジン排気が一直線に下方へ勢いよく伸びているのが見えるなんてね
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外気温は高く雪解けが進んだこの地、新雪もないので
ホワイトアウトには程遠い雪煙を巻き上げながら、そっと着陸
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ヘリの時代なら、ヘリボーンだが
今日のオスプレイによる兵員輸送はなんて言うのだろ
この日は報道関係者を招待してのデモみたいなもの
LZ(着陸ゾーン)の周辺には、報道 その他の関係者も多数いる
撮影している自分の周辺にもマイク片手の報道がウロウロ
顔出しはマズイ、カメラよ来るな!
ローターを止めない機体から、日米隊員が装備を抱えて降りてきた
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さすがにスキー等の冬季装備も目につく
陸自の冬季迷彩機の事を忘れてしまいそうだが、早く来てくれ!
実は、撮影ポイントへ戻った時にサングラスを車に置き忘れたことに気付いた
しかし、車は緩い上り坂をのぼった1.5キロも先で戻るなんて無理
ほんの少しだけ間が空いた瞬間、忘れていた雪原の眩しさが蘇る
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隊員を降ろせばばすぐに撤収となるのは軍隊さん
余計な行動は一切ナシ
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高速飛行への移行はオスプレイならではのもの
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雪山をバックに消え去るのも早い、黒塗りなら忍者やね
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飛行モードになれば一気に小さくなっていく
アッと言う間の出来事、上空偵察の機体を含め4機のオスプレイは、音も姿も消え失せた
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ギャラリーは次の飛来を期待して空を見上げるが
報道関係のヘリも知らぬ間に消えていた
オスプレイの飛び去った LZ には、日米の隊員が周辺警戒にあたっているが
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なんとなくこれで終わり!? という雰囲気が漂ってくる
陸自機の飛来を期待し、心残りの同業者は雪原に集まり
モウモウ乳牛機の話題で盛り上がっていた
合言葉は「オスプレイ より 乳牛 が撮りたい!(笑 」
パトカーの巡廻もなくなり、これ以上の飛来はナシのよう
翌日は天気が大きく崩れる予報なので諦めきれない・・・
後ろ髪ひかれるように撤収してはきたが
息子の部屋に荷物を届け、落ち着いたところで鏡を覗くと~ ゲッ! ゲッ!
なんだコリャ、顔 真っ赤 カッ! 眼も白目が真っ赤!
最近はスキーとも何十年も縁がない自分、雪原での晴れ時 対策を完全に忘れていた
雪焼けするなんて微塵も考えてなかった
この顔はマズイ! 報道のカメラに映り込むより~ マズイぞ!