１２月７日（月） 台東区 谷中界隈 １

　今年の春頃だったろうか、山手線の線路に沿って巣鴨から上野まで撮り歩いた。
その時日暮里駅からこの場所まで来て引き返した。
　歴史と生活感ある街の雰囲気にひかれるものがあったので、写真の気分転換に来てみた。
　道の真ん中に杭が打たれて、この先は階段である。
「夕やけだんだん」と看板があったが、前来たときはラジオの番組で取り上げられた宣伝かと思っていた。
だんだんは「段々」で、そういえば子供の頃、階段をだんだんと言った覚えがある。
　夕方の西日をいっぱいに受ける階段なんだろう。良い名前をつけたものだ。今頃になって気がついた。
　

台東区 谷中界隈 ２

　その「夕やけだんだん」を下りて谷中銀座商店街に入った。

台東区 谷中界隈 ３

　ここ１０年くらいは日本の商店街は受難の時代で、シャッター通りなどといわれるさびれた
商店街をあちこちで見ることがあった。
　でもここには、惣菜屋、佃煮屋、漬物屋、豆腐屋、・・・屋が健在である。
じっとしていてもくつろげるのです。

台東区 谷中界隈 ４

　屋根のねこは、芸大生の作品だそうです。

台東区 谷中界隈 ５

台東区 谷中界隈 ６

台東区 谷中界隈 ７

　　　　”昼食に入ったインド料理店”
　昼は絶対この地域で食べようと思っていた。
商店街の１５０円の焼そばパックは野菜もたっぷり入って良心的。昼近くになると仕事の人たちが昼飯用に買っていく。
座る場所があったら買ってその辺で食べようかと思った。
　ところが１個１０円の饅頭、塩大福、塩豆大福ののぼりを立てた店があった。
大福はコンビニのレジ前でも買えるが、ちゃんと菓子屋の店を構えてのぼりを立てているのは筋の通った店だ。
塩豆大福２個１０５円には感動するではないか。食べてしまった。
昼は夕やけだんだんの近くのメニュー写真が出ていた中華にしようと入ったら夜から営業という。
しかたない筋向いのこの店はインド料理だ。歴史ある谷中に来て、昼を中華だインドだと、私の胃袋は無国籍だ。