高校野球を観ながらの夢 (2)
夢がすべての始原なのではと思う。正確に言うと宮沢賢治のようなシャーマンの夢が、すべての人類の文化の源なんだろと思う。(僕も十代の頃、空を飛んでは墜落する夢ばかりみてたんで鳥のシャーマンなのかもしれない)
夢は脳のメンテナンス作業中の配線が錯綜した時の出来事なんだろうけど・・色つき、音つきだし、触覚・味覚・臭覚もある。
今日の昼間の夢はー何処かの戦場だった。人々の大半は嘆き哀しみ、残りの人々は怒りのために眼が燃えている。見渡す限りの廃墟は、広島・長崎の原爆被災の後みたいだったし、イラクやアフガンみたいでもあった。
一軒だけ食べ物屋が残っていた。僕は『あと財布には5万円くらいしかのこってないんだけどな・・』と思いながら・・「十人分くらいの食べ物と飲み物はあるかな?」
僕も焼肉を少しだけ食べた。傍らの老人に残った肉と野菜の包みを指差して、「それは食べないのか?」聞いたら、「明日の食料だ」。
風に吹かれながら、見渡す限りの廃墟を見渡しながら・・いったいここは何処なんだと思っていると目が覚めた。