詩人PIKKIのひとこと日記&詩

すっかりブログを放任中だった。
詩と辛らつ日記を・・

夢のつづき

2008年08月28日 | 日記
幾つもの偉大な夢が
襤褸の旗のようにボロボロになっては
人知れず
暗闇の中へと燃え尽きていったことだろう

ささやかな多くの夢が
燃え尽きてしまう一瞬
風の中へと
吹き飛ばされていってしまったことだろう

夢が
火のようだというのは
あまりにもミクロ的すぎるのかもしれない
進化論のなかの突然変異と
似たような意味にすぎないのだから

夢もまた
進化の過程で
人類が獲得してきたもの
そして
人類の進化とは
夢の総量やその多彩さで
判断されるべきかもしれない

まず最初に必要だったのは
遺伝子のコピーや
コピーの際の微妙な差異の継承というシステムだったのは間違いない
そのために両性の遺伝子のシャッフルが
生み出されたのに違いない

その過程を
わずかに窺い知ることができるのは
地球上のあちこちに残されてる神話だ
神話こそ
ぼくらの夢の揺り籠