詩人PIKKIのひとこと日記&詩

すっかりブログを放任中だった。
詩と辛らつ日記を・・

雨だれの詩

2008年08月19日 | 日記
母の介護中に
一番往生したのは雨だれだった

ちょっとの雨で
窓一面が滝状態となる
それも新築三年目ぐらいから

あっちこっちから
雨だれが落ちるので
洗面器やらバケツやら
タオルの総動員

それを
寝たきりの母には悟られまいとして
ラジオをつけっ放しだったり
母の好きな美空ひばりの歌を口ずさんだり

とんでもない国の
とんでもない介護の記憶だ


奴隷

2008年08月19日 | 日記
ぼくにも 君にも
いよいよ
なにひとつの自由も
未来も残されいない
奴隷と変わらない境遇

ずうっとアメリカの奴隷だあ
世襲政治家どもや
国家官僚や大企業官僚の奴隷だあ
さらに悪いことには
えばりくさった
マスコミや宗教団体の奴隷だあ

もうこんな国は真っ平ごめん
ふるさと北海道へと帰って
もう金輪際
税金なんか納めるもんか
こんな腐りきった国は
どうなろうと知ったもんじゃない

自分だけの畑を作ろう
海や川で魚を釣ろう
山菜をたくさん保存して
薪をたくさん割ろう

それでも
生きてゆけないというのなら
尊敬する人ー関寛斎みたいに
首をくくるばかり


戦前の労働者奴隷化と女性の性奴隷化について

2008年08月19日 | 歴史
戦争前には、凶作の度に女性の人身売買が日常茶飯事だったという。それ以前には国家戦略のもと、財閥や天皇家の懐を肥やすために東南アジア等に売られて行った”ジャバゆきさん”たちの存在がある。

それが東北人を主体とする軍人たちの2・26事件のひとつの原因だったというし、宮沢賢治の「ペンペンペンネネム・・」という童話にもちょこっと顔を出す。

現在は、核廃棄物のゴミ捨て場とされてしまった・・その頃の青森県六ヶ所村長が、身売りされ性の奴隷とされていた村の娘たちを、膨大な村の予算で買い戻したと記録に残されている。

陸軍の「従軍慰安婦」(ニクイチ・・と掛け声のもとに29人に一人の従軍慰安婦を)と言う軍隊への女性の性奴隷化は、その起源は日露戦争にあるのではと思う。日本軍があまりに強姦をやりすぎたせいで、性病が蔓延・・という事態に陸軍がその対策として考えたらしい。

僕の祖母や母が言っていたけど、強制連行された朝鮮半島や中国の人々が、敗戦後に炭鉱・鉱山から逃げ出して、祖父母の家にもやってきて食べ物を求めたので、あげたそうだ。
その後ことごとく捕まった彼らが、素っ裸にされ、数珠繋ぎにされて、棍棒で殴られては町中を引きずりまわされたんだとか。母は「とてもひどかったよ」と言っていた。

日本の未来が、またそんな風になってしまわないといいんだけど・・