詩人PIKKIのひとこと日記&詩

すっかりブログを放任中だった。
詩と辛らつ日記を・・

経済学者森永卓郎氏の意見に大賛成

2009年08月25日 | 政治
日本はすでに深刻なデフレスパイラルで、その泥沼から脱出するための政府発行紙幣50兆円発行論等・・
詳しくは「経済アナリスト森永卓郎の日本経済探索ーもはや政府紙幣の発行しかない」はー
http://www.nsjournal.jp/column/detail.php?id=135367&ct=1

その一部だけアップするとー
《政府紙幣というのは、中央銀行ではなく、政府が発行する紙幣で現行法上も発行は可能だ。
政府紙幣の発行自体は、目新しい提言ではない。ノーベル経済学賞を受賞したスティグリッツは昔から提言していたし、日本でも10年以上前から経済学者の丹羽春喜氏が提言し続けている。また、実際アメリカではニューディール政策の中で政府紙幣が発行されたし、日本でも明治維新の直後に太政官札の発行で膨大な財政需要が賄われた。

 本来、通貨供給増による景気対策は、中央銀行の仕事だ。しかし、今の白川日銀総裁は金融緩和に極めて後ろ向きだ。これだけの経済危機に直面しても、量的金融緩和どころか、ゼロ金利にもしていないのだ。
日銀の金融緩和の遅れが急激な円高をもたらし、景気失速の原因をつくったことに対して何の反省もしていない。(注:日銀も財務省も自公与党も景気回復をしたくないのではと思う。アメリカのためと、消費税を上げるために・・地デジ需要で見かけ上景気が二年後に上昇するのは明らかなので)

日銀が金融緩和をしなければ、政府がするしかないのだ。政府紙幣の発行には日銀の量的金融緩和よりメリットがある。日銀の通貨供給では、例えば、国債を購入する代金として日銀券を発行する。購入した国債の金利は、日銀の経費を差し引いた後、最終的に政府に納付金として納められる。通貨発行益だ。しかし、政府紙幣の場合は、発行額を政府の負債とする必要がないから、発行コストを差し引いた全額が政府の造幣益となる。それを景気対策に活用できるのだ。

 もちろん、政府紙幣をあまりに膨大に発行すれば、通貨への信任が低下して、ハイパーインフレを起こしてしまう。しかし、デフレスパイラルに直面している日本経済にインフレの心配はない。発行限度は明確でないが、GDP(国内総生産)の10%程度であれば、何の問題もないだろう。(注:途上国や食料以外に売る物のない米国と違って政界一の製造業・技術力を持つので)

 丹羽春喜氏は、政府がわざわざ政府紙幣を発行しなくても、日銀に発行権を売れば、印刷の必要がないと主張している。理論的には正しいが、いまの日銀は受諾しないだろう。白川総裁が理事時代にスティグリッツの政府紙幣発行論を批判しているからだ。

 だから、政府が日銀券と同じデザインの紙幣を国立印刷局に発注すればよい。もちろん非常手段だから、政府紙幣はいずれ回収・償還した方がよい。(注:童話作家エンデの遺言で述べられていたような「老化する貨幣」=約10年間で貨幣価値がゼロにすればいい)

だからGDPの10%、50兆円のうち、半分を景気対策に使い、残りの半分で市場を通じて国内株を買えばよいのだ。昨年末の東証のPBR(株価純資産倍率)は0・7倍だ。投資家心理が正常化すれば、すぐに2倍にはなる。つまり、莫大(ばくだい)な景気対策がコストゼロで実現できるのだ。(注:その他に20兆円くらいを「地域通貨」として通帳記入してばら撒くのも必要だと思う。地域限定で、10年後に貨幣価値がゼロになる通貨なので、猛烈なスピードで市場を循環してあっという間に地方の景気・雇用を回復する)》

デフレについてはー
http://www.nikkeibp.co.jp/sj/2/column/o/180/index3.html
《政府の景気対策はまだ不十分、日銀はやる気があるのか
 今後、多少の上下はあっても、このままでいけば、消費者物価はマイナス幅を大きくしていくだろう。税収もどんどんと落ちてしまう。

 何度も繰り返すようだが、今こそ本格的なデフレ対策を講じるべきときだ。まだ、ぎりぎり消費者物価がほぼゼロで推移している、これがストンと落ちる前に動かないでどうするのかと言いたい。そもそも、前回のデフレの最大の教訓というのは、対応が遅れたことによって長期化したことではないのか。

 ところが、政府も日銀も、あれほど痛い目を見たデフレの恐怖を忘れたのか、たいした手を打とうとしないのは解せない。ここで、思い切った財政出動や金融緩和をすれば、きれいな着地ができるかもしれないのに、どうもそれが分かっていないようだ。

 マクロ経済嫌いのメディアやエコノミストは、財政出動や金融緩和を、あたかも時代遅れの政策であるように批判する。確かに、財政出動と金融緩和さえ実施すれば、それで十分というわけではない。だが、何をするにしても、まずは不況脱出の手がかりとして、財政出動と金融緩和という最低限の政策は絶対に必要なのである。応急の手当てもしないうちに、ああだこうだといっても、体力をどんどんと消耗していくだけだ。

 前々回も触れたが、中国はGDP比で15%の財政出動によって景気失速を防いでいる。それに対して日本のこれまでの財政出動はGDP比2%に過ぎない。

 麻生内閣が今月10日に正式決定した追加経済対策は、真水の部分が15兆円あまりとなり、これまでの景気対策と比べると、ある程度は評価できる。(注:ほとんどが各省庁・法人や政府系金融機関・大企業・銀行支援だったので評価できない!)

しかし、不況の深刻化によって、潜在的な供給力と現実の需要との差である「需給ギャップ」が40兆円程度に膨らんでいることを考えると(注:この記事は少し古いので現在では優に100兆円を超えているはず)、まだまだ規模が小さいといえる。また、エコ減税などの景気刺激策はよいとしても、消費拡大の起爆剤となりうる減税政策が盛り込まれていないのは不満である。

 一方、日銀は相変わらず金融緩和を拒んでいる。中央銀行が民間の金融機関に供給するマネーの総量である「マネタリーベース」を比較すると、1月の伸び率は米国が107%とほぼ倍増させているのに対して、デフレ圧力の高い日本はたったの3.9%と桁違いに少ない。2、3月の伸びも、それぞれ6.4%、6.9%増と、まともに金融緩和をする気があるとはとうてい思えない。

 一部には、量的金融緩和には意味がないという意見もあるが、小泉内閣時代の経済成長は量的金融緩和がもたらしたものである。(注:これもあまり評価できない。単に輸出が好調だったからではと思う)今こそ日銀も思い切るべきときではないのか。》

■他に参考になるサイト記事は■
◆「”無”から創造されるお金」ー
http://www.anti-rothschild.net/truth/part1/03/part1_35.html
◆「国際金融資本に支配される世界」はー
http://www.anti-rothschild.net/truth/part1/03/part1_30.html

秘密シリーズ(2)ー鉄の秘密、宇宙の秘密、生命の秘密

2009年08月25日 | 歴史
地球の三分の一は鉄だという。(地表では4番目に多い)
また、地球という星が作られた理由も、地球上に生命が誕生した理由も鉄の存在が大きかったという。地球内部の鉄の流動によって生じた磁力が有害宇宙線をブロックしたり、約20億年前のバクテリアが生み出した酸素と水中に溶けていた鉄が水酸化鉄として・・これが現在の鉄文明のほとんどの鉄を供給。
詳しくはーhttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%89%84

人類文明の始まりが、鉄による農具による農耕文明であったように、産業革命を可能にしたのが鉄という伝導体を芯にしたモーターによる電気の発電・蓄電による電気文明とも表現可能だけど・・つい最近の鉄での超伝導が日本人グループで成功したというノーベル賞級の快挙も。

人間の血液中の鉄分が酸素を運搬したり、また植物でも、地上のすべての生命活動の源の葉緑素での光合成が鉄分なしでは不可能であったりする。

ブラックホールという見えない星についても鉄の関与が今後発見されるのではと思う。
X線放射観測からの最初のブラックホール発見はー
《このように、ブラックホールの存在は古い時代から予言されてきたが、当初はあくまで理論的な存在に過ぎず、サイエンス・フィクション、とくにハードSFの世界で小道具や大道具として用いられるのみであった。しかし1970年代に入るとX線天文学の発展によって、X線源が普通の恒星と連星を作っているX線連星が多数発見されるようになった。連星の公転周期を観測するとその星の質量を見積もることができ、またX線の明るさの変動のタイムスケールからX線源の大きさを推定できる。これによって、X線連星の一つであるはくちょう座X-1がブラックホールの有力な候補として初めて確定し、その後も同様の天体が発見されている。》(「ウィキペディア」より)
より詳しくはー
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%AB

僕の仮説の「四要素論」ー物質・生命界の極大・極小世界は相似的・連関的であり四要素的(宇宙構成要素は重力・引力等の四つ、恒在する素粒子も四つ、遺伝子の文字も四つ・・たぶん突然変異・多様化・過去継承の進化論もまた)で成り立つ・・を証明する鍵も鉄なのかもしれない。

日本列島の秘密、日本文明・文化の秘密とは?

2009年08月25日 | 歴史
日本も米国も、ク地(孫子の兵法に出てくるが漢字が思いだせない・・)だったのではと思う。ヨーロッパ文明とアジア文明の安全な辺境島という地理的条件ゆえの。

四国の池田町を連想してもらいたい。
三方を山で囲まれていながら、四方八方へと道が通じた地で、それゆえに土佐の長ソカベがそこに常時多兵を置いて四国統一を。孫子の兵法では、そのようなク地を決して正攻法で攻めては勝てないと・・ク地こそは周辺の情報収集や平和外交で成り立つものなのだと。

「菊と刀」等で、徹底的に日本文明・文化を研究した米国は、日本人が二度と米国に逆らわないような様々なシステムを作ったのだと思う。とりわけ支配層から徐徐に愚民化することだったのではと思う。
日本の歴史や文化・文明をまともに外国人に説明できない日本のエリート層は軽蔑の対象でしかありえないだろと思う。

だからこそ僕は、先住インディアン○○族のリザベーション(強制収容場)を訪れて、待遇改善を約束したり米国社会の癌の「国民皆保険」を追求するオバマ大統領が米国最高の大統領、現在の政治家で最高の政治家だと思う。
「思いやり予算」「海兵隊移転費数兆円支援」等の軍事費支援以外の・・毎年数千件の米軍家族犯罪の捜査権もない植民地以下の「日米地位協定」改善や在日米軍削減をオバマ大統領と真剣に話すべき時は今しかないと思う。

それでは、日本列島や日本文明・文化とはどんな特徴を持つのか?それは以下ではと思う。(疲れたので箇条書きを)
①縄文時代以来のアニミズム・シャーマニズム。古代日本と同じアイヌ民族の宗教観が参考になる。
その最大の特徴は手塚治虫漫画「火の鳥」を読んで欲しい。全ての生命は循環する。(最先端の遺伝子の考えで)この子はお爺さんの生まれ変わり・・

②次には倭人という海洋交易的ネットワークの存在。大陸で敗者となったありとあらゆる民族・文化・文明の坩堝的、博物館的な日本列島。米国もだけど・・
最終的にこの列島支配層となった皇族・公家以外による先住民の武力侵略前は平和的だったと思う。
そのような中華思想以後、東北以北や琉球は侵略・差別の対象へと。差別も同様に。
ヨーロッパの皇帝を真似した明治までの天皇・公家の存在はその折衷的な存在だったと思う。

③関東の土地開拓パイオニアだった武士の倫理ー「名こそ惜しまん」という・・日本で唯一の倫理
④江戸時代という・・人類の理想とすべきゴミを一切出さないエコロジー社会