詩人PIKKIのひとこと日記&詩

すっかりブログを放任中だった。
詩と辛らつ日記を・・

『土曜日は灰色の馬』恩田陸(晶文社)読了

2010年09月26日 | 日記
彼女の本は初めてだったけど・・鋭い時代批評は素晴らしい!特に社会へ出る前の若い人たちに読んで欲しいなと思う本だった。

『土曜日は灰色の馬』から少しだけー
《現代は「娘の時代」であると思う。
少なくとも、日本はそうだ。正確に言えば、息子には多くを期待しなくなり、誰もが娘を頼る。結果として、娘が息子を兼ねなければならなくなっている。》

《かつての1970年代の青春はヒリヒリするものだった。『十九歳の地図』も、認められず、何者にもなれず、社会の底辺で欝屈とした毎日を過ごしヒリヒリした青春を過ごす青年の「青春映画」だったはずだった。
 そぁそ。現在の若者たちはそうではない。柳町監督はそのことを看破し、見事に活写している。
「恵まれて」はいるが、無菌室の中でつるつるしたガラスの表面に爪を立てるような青春。彼らには、その日がくるまで、すべての現実を隠蔽されている。
その日とはつまり、社会に出るその日までだ。彼らはいきなり梯子を外されて、現実を突きつけられる。
その恐るべき「現実」がすぐそこまで迫っていることを察知しているものの、とりあえず日常は穏やかであり、飢えることもなく、若さを満喫している。「ひりひり」はしていないが、「じわじわと」真綿で首を絞められていくような、緩慢な閉塞感、窒息感に外堀を埋められているのである。》



世の中なんといっても金と力だべさ

2010年09月26日 | Weblog
なんだかんだといっても、王権を形成するのは武力と財力とおもう。
古代の「天皇制」と明治以降の「天皇制」はほとんど別な物で、古代についてはよくわからないので今回は明治以降の「天皇制」についてだけ。

依然僕が「天皇制」には関心がないが、戦前世界でもトップクラスだった大金持ちの天皇の有価証券等の財産はどうなったのか・・と書いたら、そんな陰謀論は等と書いた書き込みがあったので一言だけ。

「新たなる金融危機に向かう世界」(副島隆彦)の182ページには次のように書かれています。
《イギリス、ロスチャイルド財閥系の金の販売促進機関であるWGCは、地球上にある金の地上在庫を、常に16万トンと公表している。しかし、真実ではない。騙しの宣伝である・・・・
これ以外に、イギリスに10万トン、そしてスイスにも10万トンが隠れて保有されているだろう。
この他にはバチカン市国に10万トンくらいが隠されている・・・・
バチカンの金の中には、日本の天皇家の金塊も含まれている。(約4万トン)
だから金は50万トンぐらいあるのだ。歴代ローマ法王のバチカンや、かっての大英帝国がそれぐらいの財宝を隠し持っていないはずがないではないか。スイスだって負けてはいない》
どのページだったかちとわからなくなったが、戦前、金本位制の廃止をアメリカに強制されてそれを実行した首相・財相当が口封じのために殺されたとも・・

そのサイトはー「ここ」