詩人PIKKIのひとこと日記&詩

すっかりブログを放任中だった。
詩と辛らつ日記を・・

ブログ開始の頃の詩 (2)てぃんさぐぬ花(鳳仙花)

2011年03月09日 | 
雨をずっと歩いてきた夜勤帰り
沖縄の女性歌手の歌を
聴きながら
てぃんさぐぬ花(鳳仙花)は聞いたことのない歌だった

ぼくが知ってる沖縄の歌は
沖縄への憧れを
ただただ掻き立ててくれた「ゆうなの花」

沖縄米軍の犯罪は
性犯罪であり交通事故であれ
ほとんどが
沖縄人の泣き寝入りだという沖縄出身の友人


沖縄には
世界一美しい珊瑚の海や浜があって
それらのほとんどは
内地の観光資本のために破壊され放題ともいう

爪を染める花を歌ったという
「てんさぐの花」(鳳仙花)は
爪を染める花のように
親の教えも
心に染め付けなさいという内容とか

大城ランさんという歌手は
その後ぼくも知ってる
「アカシアの雨が止むとき」を歌う
雨の雫なのか
涙なのかと見上げるビルまたビル群

雨音は心臓の音に似てるなと思いながら
ついつい
先日読んだばかりの本を
ふっと思い出してしまう

沖縄で新聞記者になったばかりの著者が
じきに定年退職という刑事に呼びだされて警察署裏へと
その老刑事が警察署の裏庭で
山となった証拠写真等を燃やしていたという
沖縄の性犯罪被害者たちの
目にするのも悲惨な被害写真や証拠書類

「どうして燃やしてしまうんですか?」と聴く著者に
大粒の涙をこぼしながらの
その老刑事の言葉は
「この無念さを、君にも覚えておいて欲しかったから」

韓国人が
アメリカ人を憎むのは
たぶんそのせいなんだろう
日本人は 
その役割をずっと
沖縄人に任せっぱなしだ


 注:「てんさぐの花」
(てぃんさぐぬ花)
沖縄民謡 江戸時代(1603-1867)明治以前
ー「てんさぐ」は鳳仙花のことで、その花は「うりずん」とも呼ばれ,沖縄で最も過しやすい4~5月に咲くのだとか。
この花びらを女の子は,石ころでつぶして木の葉にくるんで指先に巻いて一晩寝ると天然のマニュキュアができ,遊んでいたとか。

歌詞の内容は,鳳仙花の花は爪に染め,親の教えは心に深く染めなさい,という祖先崇拝の習慣の根強い沖縄社会を歌。
8・8・8・6の30文字による伝統的な琉球形式などから旧王朝(1429-1609)があった那覇市首里あたりが発祥の地といわれている。

◆この花の写真と花言葉や色んな神話はーhttp://hanabatake.moo.jp/monogatari/natu/housennka.htm

詩 ナイフ」

2011年03月09日 | 
雨上がりの空に虹が昇る朝
朝露を踏みしめながら
ナイフだけを握りしめて遠い旅にでよう

ナイフだけを握りしめて
廃線の果てのふるさとから
この世界にやってきた朝みたいに

きみから贈られた
赤い小さな万能ナイフ
スイス国旗が刻まれた
しんやりとしたナイフ

このナイフで
何度ビールの栓を抜き
山小屋のストーブの前できみを想いながら 
缶詰を開けたことだろう
降りしきる流星の夜空を見上げながら

きみを見舞った夕暮れには
真っ赤な林檎を片手に
「最後まで切らずに皮をむけるんだよ」とおどけながら

きみの死からもう十年も経つというのに
いよいよ色褪せることのないナイフ

きらり きらきら
まるで水の中のナイフのように
きみの思いで一杯のナイフ

そのナイフだけを片手に帰ろうか
廃線の果てのふるさとへと
ふるさとにはもう
誰も待つ人などいないけど

「たかりの名人は沖縄」じゃなくてアメリカだろ!

2011年03月09日 | 歴史
沖縄はずっと被害者だった。
沖縄の友人の話しでは、米軍の治外法権のために、強姦から交通事故まで・・ほとんどが沖縄人の泣き寝入りだったという。

ネットで読んだ記事でもー
今日退職するという刑事が、新米に新聞記者を裏庭に呼び出して・・山と詰まれた性的被害者たちの写真や調書を、泣きながら燃やして・・「悔しい!」と。

この記事や、その後に作った僕の詩がみつかったら、後でアップしたい。

広島・長崎への原爆投下・・という人類史上最低最悪の無差別大量虐殺兵器についても、アメリカは謙虚に謝罪すべきだと思う。

日本人はみんなネズミ、ネズミに変えてしまえ!と言った寺山修司に同感

2011年03月09日 | その他
子供の頃からー
昔から、偉そうな態度の官僚・公務員や坊主や教師が大嫌いだ。碌な奴はいない。
ただ日本の文化や文明は世界一だとも思う。
それなののに、何故アメリカの属国以下へと変貌中なのか・・

世襲や受験テクニックを身につけてきた官僚(国家・企業)どものせいか?
唯一国民から選ばれた政治家もますますそうなりつつある・・

マトリクス(仮想現実社会)までも支配しようとするのが、末期資本主義社会だと思う。そこから逃れるためには・・
最近一番人気があるというフィリップ・K・ディックのSFを薦めたい。特にハリソン・フォード主演の『ブレードランナー』はぼくのSF映画のベストワン!
ディックSFはどれも素晴らしい!