「災害救助船」構想とはー
日々の災害救助犬訓練と災害救助訓練と、アジア・太平洋をぐるぐると巡航する「災害救助船」が数隻で、国際貢献と日本への友好度を格段にアップする未来的な方法ではと思う。
この船に、工場エリアと緊急医療エリアと公害防止エリアを設けて、前者はアジア・太平洋各国へのアンテナショップと市場調査に使い、後者は日本での救急医療や日本医療での各国への貢献と友好に役立てるべきだし、公害については、アジアで唯一の国際機関でありながら宝の持ち腐れの「国連大学」に要請すべきと思う。
中近東から太平洋沿岸を巡航するこの船に、仕事のない若者達を乗せて、有能な若者はこの船が立ち寄る「災害救助船港ネットワーク」でどしどし働いてもらうようにすべきだ。
海外協力隊経験者にも指導等で協力を求めるべきと思う。
ニュージーランド地震でも痛感したが・・
生存者救出期待できない三日後に、各省庁から寄せ集めた緊急援助隊派遣では遅すぎる!人命救助に最も必要な救助犬や災害救助に必要な重機・道具もほとんど無し。
地震後すぐその日にニュージーランドへと行った医師の報道を見たが、外務省にも現地でも相手にされず、「もっとしっかりとした災救体制が必要だ」と悔しそうに言っていた。
阪神大震災での教訓が生かされる、あの時高揚した日本人のボランティア意識は、省庁の縄張り争いのために抹殺されてしまった。
日本人は自分さえ安全なら他は関係ない傾向が強いのかもしれないというよりは、それとは違う日本人の助け合いの伝統を政治や官僚組織が殺してきたのではと思う。
日本人は「安全保障」や共生的システムについてもっと真剣に考えるべき時代なのではと思う。
一国の「安全保障」とはー
イラクやイスラム圏の革命をみてもわかるが、決して軍事力や外交だけではない。それは国際的な尊敬を受けるに値する文化やシステムなのかや・・
安全な食料や、災害被害を減らすような自然環境や、国民の支持が決定的なのではと思う
軍事力などは、張子の虎のような保険的なものであるべきだし、米軍の傭兵や支所みたいな自衛隊や外務省にはほとんど何も期待はできはしない。
むしろ、国境警備活動で日常的に欠かせない海保庁や、輸入に頼らない食料・エネルギーの自給自足化や、寄せ集めでない「災救隊」のような指揮系統の一貫した防災体制が必要と思う。
必要なのは、本職の片手間の烏合の衆ではなく、災害救助のプロの集団だと思う。