詩人PIKKIのひとこと日記&詩

すっかりブログを放任中だった。
詩と辛らつ日記を・・

怒りて言う!このままでは亡国,国営放送での嘘八百

2011年03月30日 | その他
このままでは亡国になってしまう・・
東北大震災では農水産業・工業でこの国の四分の一の被害だったが、このままずるずると菅政権が何もしようとしないならば・・日本無視どころか日本回避になり、日本の半分以上の産業が被害を受け、日本は二度と立ち直れなくなる。
できるだけ早い衆議院での内閣不信任案の可決しかない!

またまたNHKで、「この津波は千年に一度」という嘘放送・・
約百年前にも三十数メートルという津波があったの忘れているのか、勉強不足の「専門家」なのか?
NHKは嘘ばかりを放送しててはいけない!

冒頭の補足はー
6月以降の電力不足期に備えて、西日本や北海道等の電力余裕のある地方へ、移転可能企業は移すべきと思う。
そして、東北は非原発地域として世界的モデルの復興を!

詩 海へ

2011年03月30日 | 
夏休みになるといつも
一家揃って海に行っていたあの頃
母が愛用の麦藁帽子の下を覗くと
群れ遊んでいるメバルたち

世界一淋しい男のぼくには
蒼い 蒼い海と
砕ける散るばかりの波と 
夜と入り混じってゆく水平線しかないというのに

漆黒の車窓を
驟雨が往来するばかりだが
それでも人生は 
まだまだ捨てたもんじゃない

日曜日には海へ行こう
世界一貧しくなってしまったぼくらには
広い広い海と
蒼い蒼い風と
影を引き連れた澪とくらいしか
もう残されてはいないけど

山之口獏

2011年03月30日 | 
数年前に、故郷沖縄へと数十年振りに帰ったこの詩人の映像を見たことがある。
山之口獏は高田渡の作曲でたぶんフォーク好きには有名な詩人。
宮沢賢治・金子光晴同様に関東大震災が詩作の出発点の詩人で、方言の訛がきつかったので、何度か死ぬ目に会ったのではないかと思う。
女性史研究家高群逸枝の自伝の中にも、暴行されたあげく刑務所へ入れられた沖縄の友人を心配して、助けにゆくシーンがとても衝撃的だった。
(関東大震災後に約一万人の朝鮮半島の人々、中国人、ドモリや訛のきつい人々が、「君が代」が上手く歌えず自警団に撲殺されたという・・)


  「紙の上」  山之口獏

戦争が起きあがると が
飛び立つ鳥のように 
日の丸の羽をおしひろげ
そこからみんなで飛び立った
一匹の詩人が紙の上にいて 
群れ飛ぶ日の丸を見あげては 
だだ だだ と叫んでいる
発育不全の短い足 
へこんだ腹 
持ちあがらないでっかい頭
さえずる兵器の群をながめては 
だだ だだ と叫んでいる
だだ だだ と叫んでいるが 
いつになったら「戦争」がいえるのか 
不便な肉体 どもる思想 まるで砂漠にいるようだ
インクに渇いたのどをかきむしり熱砂の上にすねかえる
その一匹の大きな舌足らず 
だだ だだ と叫んでは
飛び立つ兵器の群をうちながめ 
群れ飛ぶ日の丸を見あげては 
だだ だだ と叫んでいる


 『ミミコの独立』

 とうちゃんの下駄なんか
 はくんじゃないぞ
 僕はその場を見て言ったが
 とうちゃんのなんか
 はかないよ
 とうちゃんのかんこをかりてって
 ミミコのかんこ
 はくんだ と言うのだ
 こんな理屈をこねてみせながら
 ミミコは小さなそのあんよで
 まな板みたいな下駄をひきずって行った  
 土間では片隅の
 かますの上に
 赤い鼻緒の
 赤いかんこが
 かぼちゃと並んで待っていた


  『座蒲団』 山之口 獏

土の上には床がある
床の上には畳がある
畳の上にあるのが座蒲団でその上にあるのが楽といふ
楽の上にはなんにもないのであろうか
どうぞおしきなさいとすすめられて
楽に坐ったさびしさよ
土の世界をはるかにみおろしてゐるやうに
住み馴れぬ世界がさびしいよ

  
   「世はさまざま」

人は米を食っている
僕の名と同じ名の
獏という獣は
夢を食うという
羊は紙も食い
南京虫は血を吸いにくる
人にはまた
人を食いに来る人や人を食いに出掛ける人もある
そうかと思うと琉球には
うむまあという木がある
木としての器量はよくないが詩人みたいな木なんだ
いつも墓場に立っていて
そこに来ては泣きくずれる
かなしい声や涙で育つという
うむまあ木という風変わりな木もある


   「がじまるの木」

ぼくの生まれは琉球なのだが
そこには亜熱帯や熱帯の
いろんな植物が住んでいるのだ
がじまるの木もそのひとつで
年をとるほどながながと
気根(ひげ)を垂れている木なのだ
暴風なんぞには強い木なのだが
気立てのやさしさはまた格別で
木のぼりあそびにくるこどもらの
するがままに
身をまかせたりしていて
孫の守りでもしているような
隠居みたいな風情の木だ


  「底を歩いて」

なんのために
生きているのか
裸の跣で命をかかえ
いつまで経っても
社会の底にばかりいて
まるで犬か猫みたいじゃないかと
ぼくは時に自分を罵るのだが
人間ぶったぼくのおもいあがりなのか
猫や犬に即して
自分のことを比べてみると
いかにも人間みたいに見えるじゃないか
犬や猫ほどの裸でもあるまいし
一応なにかでくるんでいて
なにかを一応はいていて
用でもあるみたいな
眼をしているのだ

冷血動物・売国奴の系譜、増税など必要ない!

2011年03月30日 | 政治
”日本破壊の最終兵器”菅直人がまたまた増税を提唱中とか。
増税もTPPも・・こいつが言うことはすべて日本人を破滅させる試みであり、これほど日本を破壊した・・中曽根・小泉以上のアメリカの番犬と言うしかない。

その蔭にいるのが”小泉の師匠”中曽根康弘の紹介で日本原子力発電に入社後米国のため原発推進の与謝野馨・・というアメリカの利益第一の売国奴政治屋。
詳しくはー
http://www.asyura2.com/11/genpatu8/msg/146.html

米国・中国のように政府が紙幣を発行すればいいのだけど・・
政府は硬貨発行だけというのが諸悪の根源(そのため人為的なデフレによる需供アンバランスが数十兆円)
米国言いなりの日銀に国債を買い取らせて、その分円を増刷すればいいし、円が市場を循環する回数が多いほど景気がよくなり税収も増えるのは、小学生が考えてもわかる道理だ。